昔、自衛隊が太平洋戦争にタイムスリップする《ジパング》と言う漫画がありました。 その話作品で、草加少佐が辻政信中佐に「ガ島は帰趨を制する天王山、辻中佐、貴方にしかできない事です。」と誑かして、ガダルカナル島に投入される一木支隊と共に上陸、イル川渡河作戦で一木支隊の陣頭指揮を取るも、物量と兵力で勝る米海兵隊に惨敗。その後、自決を試みるも、設営隊の岡村少佐に諌められ、生きて生還し、ガ島からの撤退案を大本営に具申して、半年早くガダルカナル島から撤退した事で、第二次ソロモン海戦は発生せず、2万人の将兵を失わずにソロモン諸島方面の戦いは終わりました。 【質問】 もし現実世界で、一木支隊の陣頭指揮に辻中佐が参加し、イル川渡河作戦で惨敗するも、無事に上陸地点まで後退していたらどうなりましたか? 物語の世界では一木支隊の英霊と共に命を捨てようとしていましたが、岡村少佐に諌められて死を止めました。 これがもし、現実世界で辻中佐が、米軍の過小評価と戦力比、物量比などを細かく推理し、生きて撤退案を大本営に具申していた場合、大本営、軍令部などは撤退案を実行しますかね?それとも事実同様の有様になりますか? ※強いて言うなら、作戦の神様と渾名される辻政信が、撤退案を具申するぐらいですから、インパクトはありそうな説得ですが…。