アコースティックピアノに迫る演奏体験がさらに進化 カワイハイブリッドピアノ『NOVUS NV12』『NOVUS NV6』という記事を見たのですが、これは、進化した電子ピアノでしょうか？それとも、電子ピアノとはまた違ったピアノなのでしょうか？

寿命を気にしているようですが、高級機の場合は結構長いですよ。 電子ピアノの構造を知らない人が、アコースティックは費用を惜しまなければ100年使えるなどと言っていますが、費用を惜しまないのなら電子ピアノも同様です。 メーカーは余りやりませんが、大きな町の電気修理業を営んでる所なら簡単に修理できます。私でさえ出来るのですから。 電子ピアノの構造は単純で、スピーカーの付いた安いPCに 一本の線で鍵盤を繋げたものです。高価なのは鍵盤の品質と、PCの中に入っている音源（ソフト）です。構造は単純なので、電源部、スピーカー、アンプ、鍵盤、センサー、演算部、この演算部を除き全てが交換、他からの流用、修理が容易です。 演算部だけはどうしようもなく（pcとの置き換えは一応可能）、メーカーが保有していなければお手上げになりますが、ただ、私はこの演算部が故障した電子ピアノは一度も見たことがありません。 故障するのは、センサーの汚れ.劣化、そして電源部の故障、この二つが全てです。一度だけ日光に当たる所に放置され躯体が割れているのを見ただけです。 ハイブリッドピアノで不明なのは、アクション部分をメーカー、または調律師が整備してくれるのか、という点です。ピアノのアクションが部品交換が必要なほど壊れるというのはほぼ聞かないので、ハイブリッドも同様の耐久性はあると考えてよいと思います。予想ですが生産中止になった後も、鍵盤とアクションの部分はピアノと同様に保守が可能と考えています。ピアノと違い音を出すには関係のない部分だから簡単なのです。（ヤマハのハイブリッドU1を分解した経験から） 少しだけ分からなかったのが、センサーが物理センサーか光センサーか というところだけですが、どちらにしろ整備、交換、流用は容易です。 調子が悪いから廃棄する、などという馬鹿な事をしない限り、私の感覚では寿命は最低でも30年です。5年以内にセンサーの不具合が出る可能性があるので、その時は修理ではなく整備すればよいです。

「ハイブリッドピアノ」というものは、分類としては電子ピアノですが、普通の電子ピアノとは違って「アクション」と呼ばれるピアノ内部の可動部分をほぼそのまま忠実に再現してあるので、弾き心地（タッチ等）が本物のピアノにかなり近くなっています。 言わば、電子ピアノの最高級品です。10年ほど前からあります。 ハイブリッドピアノは、カワイだけでなく他社にもあり、ヤマハなら「AvantGrand」（アバングランド）、カシオなら「セルヴィアーノ（Celviano） グランド ハイブリッド」（GPシリーズ）という商品名で展開しています。 カワイは「NVシリーズ」（NOVUS）という商品名で展開しており、その記事はそのシリーズの新商品を紹介しているものです。