紫外線を見える化してみる
肌に当たればシミやシワなどの原因となり、目に入れば角膜炎(雪目)や白内障の原因にもなると言われます。
大げさに怖がる必要はありませんが、その危険性は知っておいても損はありません。
とは言え、相手は目に見えない紫外線。どうにかして「見える化」する必要があります。そんな時に便利なのが紫外線計。写真のモノは、タニタの「UV-mira(EC-970)」という製品。残念ながら現在は製造中止となっております。
使い方は簡単で、フタを開けてMODEボタンを1回押すとUV-A、もう1回押すとUV-Bの量を測定します。さらにもう1回MODEボタンを押すか、しばらく時間が経過すると現在時刻の表示となります。
UV-AやUV-Bというのは紫外線(UV)の分類です。一般に紫外線は、UV-A、UV-B、UV-C と3つに分類されます。特徴は以下の通り。
UV-A
長波長(400~320nm)
UV-Bほどの悪影響はないが、長時間浴びない方がよろしいかも。
シワ・たるみの原因になると言われております。
UV-B
中波長(320~280nm)
日焼けの原因となる紫外線。
シミやそばかす、皮膚がんの原因になることも。
波長が短く、大気中で吸収されやすい性質を持ちます。
UV-C
短波長(280nm以下)
波長が短すぎて、ほとんど大気中で吸収されてしまいます。
したがって地表には届きません。
で、「UV-mira」では、地表に届かないUV-C以外の2つが計測できる訳です。けれども、紫外線の量が分かったところでどうにかなるものでもありません。
できることは、帽子、サングラス、日焼け止めを装備する、といった程度。要するに普通のUVケアそのまま。あえて計測するほどのこともなく「日差しが強かったら対策する」で十分です。
では、この測定器に存在意義はないのか? ですが、少なくともわたしにとっては大有りです。それは、計測器フェチなところがあるため。そう、目的は紫外線による害を防ぐことではなく、「見える化すること」そのものなのです。一般的には手段となるハズの部分であります。
「今日はUV-Bが強いなぁ」などと思いつつニヤリとする訳ですな。
わたしの例は特殊ですが、普通にニーズはあるようで、紫外線の量を見ることができるツールが販売されております。例えば楽天市場ではこんな感じ。携帯ストラップ型なんてのはお手軽でよろしいかもしれません。
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