BHW4FBIRVです。材質は前々から言っていますがバーチ(カバザクラ、または単にカバとも)です。ビーチ(ブナ)ではありません。長さは84cm、重さは880gのモデルで、これにもbfjマークが付いているので大学野球、社会人野球の公式戦で使用することができます。そういえば高校野球の木製バットの使用項ってどうなっているんでしょうか?おそらく全日本野球バット工業会のあのシールが貼ってあれば使用できるんでしょうか?今年の甲子園でバントのために竹バットを使用している高校があったような。
話を戻しましょう。バーチって素材は木製バットではなかなか聞かない素材だと思われます。自分も最初「え?ビーチじゃないの?」と勘違いしてました。特徴としては軽くかつ耐久力があり安価という半ば使い捨て用途なバットに丁度いい木材です。主に建築材としての用途が多く、フローリング等に使用されるらしいですね。「バーチ 木材」で検索するとそれらしい結果がたくさん出てきます。一方「バーチ バット」と検索するとバイパーの値段が高いバット等が出てきたり、そしてこのローリングスもそうですがメジャーリーグ御用達のメーカーしかヒットしません。日本での投入はbfjマーク付きという意味合いもかねてこのバットが最初なんじゃないかな?ここらへんもっと情報が欲しいですね。
なんでバーチが今頃になって?と考える人も多いかと思います。僕個人の勝手な考えだとハードメイプルやロックメイプル等の素材が希少になり価格が高騰したため、代替品としてバーチに白羽の矢が立ったんじゃないかと推測しています。近年はアオダモやホワイトアッシュといったバットの撓りで飛ばすより、硬いメイプルで弾き返すという打法が主流になってきているので、日本でもメイプル使用者が多くなってきました。
来るべきメイプル高騰時代に備えて新素材を実戦投入した。日本での先駆者的なバットですね。
バット本体の特徴の話をしましょう。グリップエンドはやや小さめで手が小さくてもしっかり握れます。小指を引っかけるスペースは少ないので掌全体でグリップを握ることができそうです。打撃部は並行で、ハードメイプルモデルのBHW4MVを連想する形です。BHW4MV G1とそっくりで素材が変わっただけ?という印象も受けそうです。先端は最近流行のくり抜型で振りぬきを重視したモデルになっています。ここらへん前回のBHW4MVSと似た感じがしますが、バットの長さとバランスを見ると最大直径の部分がBHW4MVSのほうが長い感じがします。BHW4FBIRVのほうが先に詰まっている感じ。
が、ここで一つ問題があります。カラーの問題ではありません。ナチュラルも赤褐色も売っています。1モデルでカラーが揃ってるっていうところも他のバットと一戦を画していますが、それが問題ではありません。
オオミヤスポーツで売られているモノ、先端がくり抜かれていません(!)。それどころかちょっともっこりしています。そして打撃部、平行ではありません。SSKのスカイビートよろしく最大径になったところから先端までやや細くなってるように見えました。あくまで目測なので木目と照明の関係で錯視しているかもしれません。でも確かに先端に向かって細くなっているように見えました。
一度だけでなく二度三度とこのモデルについて調べましたが、どこのサイトでも先端はくり抜きされてるのを見るばかり。調べてからお店で型番の確認をしてみましたが間違っていません。型番はしっかりローリングスのマークが付いたシールで表記されているので間違いないでしょうし・・・。何らかの限定版なんだろうかと推測してしまうほどです。ディマリニの木製バットも限定カラーだけおいてあるような店だから、これも限定版なんじゃないかなというのです。
型番とは違った何か特殊なモデル、それがオオミヤスポーツで売っているBHW4FBIRVです。「そんなわけないだろ!」と思った方、ぜひオオミヤスポーツに足を運んで確認してください。
来週は謎の型番LBK-HM1479の出番ですよ!
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