厨火力

わたしのお花畑~

あの賑やかな市場は今どこに

2021-06-24 20:04:32 | 日々徒然
休日だったのでドライブを兼ねて新潟市のメロンブックスに行ってきました。新潟市内中心部に車で行くのは久しぶりでしたが、ところどころ工事していたり工事が終わって景色が変わっていました。特にJR在来線の高架化で踏切をまったく通らなかったのが軽くショックでした。
平日なのにメロンブックス下の駐車場は満車で、出てきた車と入れ違いで何とか駐車することができました。そしてメロンブックス入店。平日もあってか人が少ない。そしてなんとなく元気が無い、活気がない。コロナウィルスの影響は同人界隈にももちろん出ていて、コミックマーケット及び同人誌即売会のほとんどは中止になっています。例大祭が開催できたのは奇跡みたいなもの。お目当ての東方虹龍洞のCDも見つからずに何も買わずに退店する始末。世間は鬼滅だ呪術廻戦だなのに。凄く寂しい思いをしました。
いつの日かまたあの賑やかな市場に戻れる日を願って、今は通販で買うことにします。僕らオタクにはコミケが必要なんです。汗びっしょりになってお目当ての本を買うために人混みをかき分けるのが、寒風吹き荒ぶ有明ビッグサイトの前に何時間もじっと並ぶのが仕事なんですから。

新潟市に来たので北野屋野球工房へ。ここでは嬉しい出会いがありました。JapanBallparkの硬式木製バットです。実物の見るのはおそらく初めてでした。黒いつや消し塗装の竹バットが何本か置かれていて、ノブに数字が彫られている。もしやと思い004番のバットを持ってみる、細い。そう、数字の刻印はJBバットの基本モデルを現していたのです。004番は基本モデル20種類の中で最も細いバットで、バレル径が61.1mmしかありません。「こんなの当たる気がしない。だがそれがいい(ニヤリ」って握ってました。僕のお目当ては008番。逆に最も太いバットです。あのですね、まんまLOUISVILLEの16Tでした。ノブからハンドル、テーパーからヘッドまでほぼ16Tのそれ。LOUISVILLEの16T大好きな僕はJBのHPを見て「008番ならそれに近いんじゃないか」と推測してましたが、形がほぼそれとわかり心の中で小躍りしました。そう、いつか008番でオーダーバット作るんだ…。長さ82cm、重さ920g、色はオレンジ一色でつや消し塗装、くり抜き無しのインパクト重視仕様でショートヘビーハンマーバット。材質はもちろんバーチ。ああでも004番でメイプルで作るのも良いな。

ヤフーショッピングで木製レボルタイガーが売り切れたけど、008番の実物握れただけで僕の心は凄く充実しました。いつかT141買います。
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リメンバーアイスエイジその2

2021-06-21 21:03:24 | 日々徒然
前回の続きです。今回は身分不相応、高嶺の花なスキー板試乗レビューです。乗れない振り回される遅れる曲がれないのオンパレードです。大抵かまぼこ板みたいなプレートが乗っていて「パワー伝達力あります!」みたいな謳い文句ですが、伝達するパワーの無い人間が乗るとどんなにサイドカーブがきつくてもカッチカチのGS板になります。板だけが走っていく滑稽な滑走になります。

DEMO ALPHA Ti 161cm/ROSSIGNOL
ロシニョールデモシリーズの2番目、かまぼこ板が乗っていない方です。かまぼこ板のほうはLTDといってR22プレートというかまぼこ板がかーまぼーこー!(ベヨネッタ)しています。これは凄く使いやすい。使いやすいというかちゃんと乗せてくれる。短いのもあったから振り回せる軽量感としっとり感。踏み込むと上位モデルらしい反応の良さ。試乗した板の中で思った通りのラインを描けたのはこれと後述するRC ONE 72くらいでした。167cm乗ってみたかったなぁ。

RACETIGER SL DEMO 165cm/VOLKL
VOLKLはマニュアル板なんだわというのを実感した板でした。SCの前にSLを乗ったのですが、下位モデルのSCなら乗れるだろと高をくくってもアレだったのでVOLKLは天敵です。ただこれは板全体の剛性がひしひしと感じられました。UVOのおかげなのかできる限り飛ばしても板がバタつくことなかったですし、妙な挙動が無い。ただしマニュアル感バリバリでひたすら気を使ってないと体が置いていかれる板でした。

THE CURV CURV BOOSTER 164cm/FISCHER
FISCHERのCURVシリーズ最上位。ザ・かまぼこプレートが乗っています。164cmと短いはずなのにやけに長く感じる重厚感。足元のがっちり感がおそろしくする。Tyroliaのビンディングってこんなに固定される感じしたっけ。うん、すごい。走る。走っていく。全く板の真ん中に乗れない。かかと重心しかできない。でもテールが重くて硬くて踏ん張れるしずっと踏ん張ってる。ズラす?何言ってんだ?って板が言ってくる。わかった、おまえ高畑で上から下まで滑る板だろ。

RC4 WC.SC CURV BOOSTER 165cm/FISCHER
レース系デモ板のショートターンモデルです。CURVと違うしなりが上級者を満足させるんだろうなーと思いながら板に振り回されました。エッジがトップからテールまでグワチィと嚙んで雪面から離さない。いつでもどこでも感じられる強烈なエッジグリップ。しかし解ってるのか高木。その強大なエッジグリップが抜けた時どうなるかを。重厚感あるのに強烈にしなって返すので板が妙に短く感じました。1本滑っただけで脚が悲鳴を上げてガクガクになる、そんな刺激的な奴です。

S/MAX 12 165cm/Salomon
BLASTという上位機種があるので2番目の板です。ビンディングもZ12と優しめのが乗っているためかまぼこ板ではありません。ただしチタナルが2枚トップからテールまで最後までチョコぎっしりと入っています。しかし乗ってみるとあら不思議。そんなにずきゅんばびゅん走る板ではなく、しっとりしなってカチっと足元でエッジグリップしてすぅぃーんと抜けていく丁寧な奴です。君もALPHA Tiと一緒で優しいけど高いレベルにあるやつなんだな、そうなんだな。トップを谷側に落とすとしゃもじ型のチップが勝手に雪面をとらえてくれて楽々ターンできます。踏み込むとシュインシュインショートターンまがいのもできる。Salomonしか勝たん。

TC-SS(FM600) 165cm/OGASAKA
やっぱり小賀坂も天敵でした。フレキシブルタイプなFM600なのに硬さしか感じず、踏み込むと跳ね返され、全くズラせませんでした。やっぱりテクニカルモデルに手を出すものじゃあないね。分相応板が一番ヨ。

RC ONE 72 163cm/FISCHER
かまぼこは乗っていませんがRC ONEシリーズの最上位。レジャースキーの一番上みたいな、でもCURVシリーズみたいに常時ギュンギュンしないよという板です。チタナルもそんなに厚くなく(0.8mm)、このシリーズ特有のトップとテールの肉薄構造で軽量感が抜群。なのに板はヤワくなく、テールもしっかり踏ん張ってくれる。人馬一体というか人板一体となって斜面にアプローチできる。こういう板一枚持ってると長く使えるんだろうなっと思いながら3本くらい滑りました。CHARGERと並んですごく欲しくなった板です。163cmだとちょっとショートターンみが出るのでオールラウンドに滑りたい人は170cmにするといいな!




木の棒の話。もっというとエンゼルスの17番の話。
ついにV・ゲレロJr.とホームラン数が並びベーブルース以来の投手で本塁打王が夢ではないという証明をしそうなS・オオタニですが、ちょっと「おお!?」ということを発見しました。
あのひと、BIRCHのバット使ってたんですね。そう、イエローバーチ。キハダカンバ。特性でいうと「アオダモのような打感がしながらも弾く」木材です。日本ハム~MLB初期は青ダモのバットを使っていた大谷選手ですが、MLBのピッチャーの剛球にはちょっと力不足が否めなかったのかもしれません。DeMariniのメイプルのバットを練習で使用する姿も見られました。
おそらく、推測の域を出ませんが、調子を落としていた時はメイプルのバット使ってたんじゃないでしょうか。ガツンとくる強烈な打感と弾きは魅力的ですが、どうしても合わない打者はいます。しかし青ダモではパワー不足。そのギャップを補完するのにバーチはうってつけだったんだろうなぁ。
大谷選手の黒いバットのヘッドのGOLDSTAGEの下に注目してください。「BIRCH」の文字が刻まれているはずです。そしてバーチも散孔材、インクドットもしっかりされています。
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リメンバーアイスエイジ

2021-06-20 20:26:10 | 日々徒然
最近よく夢を見ます。スキーの夢です。一度しか行ったことないのにやけに鮮明にコースを覚えてる白馬乗鞍や、やったことないのに3時間くらいツアリングしてヒィヒィ言う夢をよく見ます。あれだけ怪我の元になって人生を棒に振ってるのに、まだ滑ろうなんて救いのない奴では?と思われるかもしれません。その通りだぜ。木の棒振ってるし。
気が付くと木の棒で埋め尽くされていた楽天市場やヤフーショッピングのお気に入りも木の板があったり、挙句プラスチックの靴もあったりします。プラスチックの靴はそうSalomonの黒とオレンジのアイツですねんふふ見よこの時代に逆行した幅狭甲低扁平舟状骨こんにちわ足を。Salomonしか勝たん。

突然ですが僕がピーにいたときピーしたスキー板をレビューしていこうと思います。もう3年前の出来事ですからすでに市場に無いモデルが9割のレビューですがお付き合いください。
その前に僕が欲しい板のスペックを箇条書きしましょう。
・長さ162~167cm
・ラディウス15m以下
・センター72mm以上
・カーボン補強or足元だけチタナル補強
こんな感じです。足前はSAJ2.5級くらいです。

KS-GP(PRD 12GW) 165cm/OGASAKA
みんな大好き日本の小賀坂、検定ユースのKEO’Sのフラグシップでした。ビンディングはプレート無しのPRD12でちょっと優しい仕上がり、しかし曲がらない。ちゃんと踏まないと撓らない。きれいに撓るしトーションもしっかりしてるんだけど、下手くそが乗るとやけにパキパキした印象しか来ない。反力が極端。動きがぎこちない。僕にはうにてぃーが合うようです。

DEMO BETA Ti 167cm/ROSSIGNOL
ロシニョールデモシリーズの3番目です。Tiとありますが足元に薄い鉄板が入ってるだけなのでそんなに尖ったモデルではありません。ちょっと長めなのにスイスイ回れます。これは素敵!と思ったのは1本目だけでした。2本目でテールがもっさりさんということに気づいてしまいました。も、もうちょっと切れ上がってもバチ当たらないぞと思いながら返却しました。優等生だけど後片付けが成ってないというか、竜頭蛇尾ってやつ。

S/RACE SHOT SL 165cm/Salomon
我らがSalomon、麗しのSalomon。センター68mmですがショートターンヘ~タ~人種にはむしろすぐエッジ引っかかってくれた方が楽ではあります。実際この板はちょっと傾けるだけでトップがすぐ食いついてくれて、足元はエッジしっかり&剛性しっかり、テールもシュっとしてくれます。理想のショートターン板!値段も当時そんなに高くない板でした。今でもまだ在庫あるそうですよ?

REDSTER S8i 160cm/ATOMIC
ATOMICは魂の僕ですが、これはちょっと合わなかった。クルンクルン回りすぎで忙しすぎ。パワーステアリング効き過ぎの自動車みたい。できれば165cm試乗したかったなぁ。あとATOMICらしからぬ軽量感がちょっと肩透かしですね。軽さを前面に押し出してきた板でした。来季は引っ張り棒じゃなくて湿布が板の表面に張られるらしいですね。試乗?いやいやいや、雪山にはいかないよホントダヨ

RC ONE 73 167cm/FISCHER
名機PROGRESSORの後継RC ONEシリーズのセカンドモデルです。薄い鉄板が入ってますがトップとテールが一段薄くなっていて重量も操作感も軽い軽い。BETAと同じようにスイスイ行けるしもっさり感もない。楽しい、思い通りって楽しい。でも物足りないのはなんでだぜって板でした。ぴったり過ぎるというのも考え物ですね。色もね、緑で好きなんだけど。あ、青いのも好きです。

RACETIGER SC DEMO 165cm/VOLKL
天敵でした。小賀坂と一緒です。傾けるだけじゃあ曲がりませんでした。しっかり踏み込むとスィーンって行けるのですが、次のターンに入ろうとすると板の反力が変なタイミングで来てターン導入がうんちになりました。小賀坂もVOLKLもそう。ちゃんと上手く乗らないと上手くならないっていう突き放した種族なんですね。誤魔化しがきかないけれど、上手い人が乗ると上手い。小泉構文じゃねえんだから〇ね。白くなってカーボンになってどう変わったのかちょっと気になります。だってみんな「ショートターン苦手な人にオススメ!」って言うんだもん。馬鹿にされてる気がする。もうちょっと面白げというか遊びがあっても良いと思う。

CHARGER 168cm/K2
これ、すごい。センター76mmでちょっとのんびりかな?って思ったけれど、しっかりしてるかつしなやか。カーボンが全体的に格子状に編み込まれてるのが良いらしく、そこそこスピード乗せて無理に曲げようとしても付いてくる。スピード落としても変に反発しない。ビンディングがセパレートだから足元のたわみがすごくよく感じられる。遊べる、楽しい。長さ感じない。これ欲しいなぁって思いました。162cmでもぶいぶいいけそう。後継のDISRUPTION SC乗ってみたい。試乗?イアkナイヨ

今日はここまで。次は無謀な上級モデル試乗レビューを書いてみます。スキーにかまぼこ板が乗ってるようなヤツらです。
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