厨火力

わたしのお花畑~

ノルン水上で試乗会参加してきたのよ

2024-03-03 21:24:08 | 日々徒然
の巻
ご友人…❤もスノーボードの試乗会も兼ねていたのでご一緒しました。朝一はアイスバーンから午後からガリガリ削れた乾いたザラメ雪の下にアイスバーンという難しいコンディションでしたが、その分板の特性がはっきり感じられたと思います。

ATOMIC REDSTER S8i 165cm

トップバッター、いつもの。年々板のレベルが上がっていっているS8iですが、昨季はS7iという下位モデルが加わったので安心して強くなっていっています。アイスバーンの難しい状況ながらも昨今有ったトップとテールの頼りなさはほぼ感じられなくなり、むしろ足元のしっかりさからしなやかさを感じられるようになりました。ようやく僕の実力が適うようになってきたのも手伝ってクルクル回れるショートターン製造機に。ただ良い板なんだけど、楽しさがない、優等生すぎる。この日最後に試乗した板のような楽しさがあれば購入していただろうに。ご友人からは「赤いソールが綺麗だから赤いワックス塗りたくなります」と評価されました。雪面に映る赤が好きという人も多いですね。

VOLKL RACETIGER SC YELLOW 165cm

SCはカラーが白黒と黄色黒の2パターンがありますが、今回はノーマルタイガーカラーにしました。2年前白黒のほうに乗って期限が良かったため今回もウキウキして乗ったんですが、結果はこの日ワーストな印象を受けてしまいました。カーボン板特有のビヨンビヨン跳ねる感じがせず、板の反応が弱く薄い。ターン後半でもたつく。ショートターン刻もうとしてももっさり感が…。以前まだ黄色黒しかなかった時代(19-20)のSCとは違った悪さを感じました。やっぱりSCは白黒じゃないとダメです。

FISCHER THE CURV Ti 164cm

CURVシリーズ一番下のモデルで、御覧の通りセパレートレールシステムで足元のたわみが出しやすい+0.5mmチタンで扱いやすい板になっています。一番下でもCURVシリーズなのでベースエッジ角度が0.7°になっており、板をちょっと傾けるだけで自動的に板がたわみオートマチックにカービングできます。反発も穏やかなので楽々小回りできる優れモノ。懸念があるとすればエッジ角度が下位モデルなのに浅めなのでズラしはちょっと意識して力を入れないとできませんし、逆エッジも起こりやすい。そしてこのスペックに対して税込み13万円オーバーという価格設定は財布と相談したくなります。良い板なんですが、他を探せばもっと良い板が、もっと安い板がとなってしまいますね。

SALOMON ADDIKT PRO 163cm

去年ウィングヒルズ白鳥でイマイチだった一台。今回リベンジしました。雪質が前回試乗時より硬いためトップから思いっきり踏んづけたらちゃんとたわみホッとしました。たわませたエネルギーを足元で受けてテールで炸裂!………しませんでした。モーションテールはどうやらカービングを最後までしっかり完遂するための物で、たわませた力を加速するようにはできていないようです。この板はアレかな?もっと純粋なカービングを楽しむためのモデルかな?やはりADDIKTは疑問が残るモデルでした。

SALOMON S/RACE SL 10 165cm

お口直し😋
軽いけど結構すごいやつ。ADDKT PROよりレーシーな小回りというか反発力を感じました。これはBLADEテクノロジーがよく働いていて、ターン中綺麗にたわんだ感触が良く感じられます。そしてたわんだ力をしっかりテールが反発して加速力として伝えてくれる。板が前へ前へと行く。しかしコントロールできているから体が遅れずにどんどん攻めたターンができる。僕のような小回りリズムよく出来ません中級者にはこのくらいのレベルの板が丁度良いです。マイショートターン教官板です。ほぼSHOT SLだし。

SALOMON S/MAX 10 170cm

今回からアースカラーとなり、素材も一新されました。足元にアッシュウッドコアを配置しトップとテールにはデンソライトコア(ポリウレタンコア)のコンポジットコアこうぞうになりました。より軽量化されたのは嬉しいんですが、ウレタンコアって限界値低いしウッドコアと違う感触がするんでしょ?と訝しがりながらのりました。が、いい意味で裏切られました。昨季と遜色ない操作性とウッドコアのような粘りがトップテールどちらからも感じられる。SALOMONのスタッフさんが言っていたようにクルージングが楽しめる一台になっていました。おそらくウッドコアと同じような挙動をするように、何回もテストして作り上げたんだなぁと勝手にSALOMONに感服。SALOMON信者なので仕方ないですね。サイドウォールはADDIKT PROと一緒で再生材を使用しているため、カラフルで同じものが一つとして存在しません。あなただけのSMAX 10です。

小賀坂 TC-S FM585プレート 160cm

今季からTC-SとS,Lの後にアルファベットがつかなくなりました。そしてTC-MがなくなりSとLになりました。小回りと大回り。潔い。
柔らか目で足元もたわませることができるFMプレートなので、板自体のフレックスを阻害せず扱いやすさ重視のセットになります。それもあってか流石小賀坂といえる綿密でしっとりとしたたわみは下手でも感じられることができます。荒れている雪面を蹴っ飛ばすのではなく、しなやかにかつ跳ねるように往なしていく板は海外メーカー板ではなかなか見つけることができません。柔らか目のプレートも手伝ってかトランポリンを横にして使ってるように横へ横へ次のターンを繋いで行ける。「これが日本の基礎板の動きか」と身をもって知る板でした。去年乗ったCircuit 66SFともS-POTIONとも違う。これは鶏ガラを効かせた醤油ラーメン。66SFは背油醤油、S-POTIONはがっつり煮干し醤油ですね。何言ってるか自分でもさっぱりわからない醤油ラーメンだけに。

HEAD SUPERSHAPE e-MAGNUM 170cm

これ行きつけの塩ラーメン。行きつけだけど隣県にあるから月1で通ってるみたいな。それは行きつけとは言いません。
がっつり日本基礎板に乗ったのでド本格海外カービング板でお口直し😋です。耳にタコができますが、S/MAX 10と同じくもっと早く出会えていたら購入していたであろう板で、最近ではすべての板の中心、ベンチマーク板になっています。切るズラすがこの長さでも自在で、もたつくことも板だけが勝手に先行することもまず起こりません。それなのに少々ハードなカービングをしてもそう簡単にはバタつかず、安心感と安定感が板全体から感じられます。欠点が無いのが欠点。しかし、面白みがないかと言われたら違う。スキーの、カービングの本来あるべき姿を見せてくれる楽しさが、この板にはある。レンタル卒業して板何買えばいい?と言われたらMAGNUM勧めても僕は悪くないと思います。そしてそのまま10年乗ってしまうような板だと思います。おそらく僕は5年後にMAGNUMを買うでしょう。

NORDICA DOBERMANN SLR DC 160cm

ネタ枠として乗ったはずの板でした。小賀坂と違い、過激な匂いがぷんぷんします。心材を上下に配置し間にパルスコアを挟んだDuble Core仕様。そのコアを上下からチタンで挟んでいます。ダブルはさみ揚げ。
ビュンビュン滑って体がついて行けなくて発射されてまともにターンできないで終わると思いました。が、実際は荒れた雪面を吹っ飛ばしながらたわみ、トップを下へ下へと誘いながらターンの加速がとてもエネルギッシュで心地良い。レーシーな感覚がするのにターンが破綻せずに板が引っ張っていく、心地良く煽ってくる。その風貌と名前から敬遠していましたが、今回乗っていて一番楽しくワクワクする板でした。でもこの板に手を出しちゃうとやっぱり脚前が未熟なのが浮き彫りになって、板に履かれてる感じがしちゃうんだろうな。一つレベルが下にSLCという板がありますが、名前の通りカーボン補強のみなので現在のCHARGERよりちょっと上程度の板になってしまいます。チタン1枚補強板があれば即購入していたかもしれません。あとセンターが69mmなのでやっぱり68mm以下の板が欲しいです。ショートターンだけじゃなくミドルターンも混ぜる滑りをするなら良いサイドカットしてます。痛板にするならアビスガード姉妹だね。本当は「こんばんわんわん」で周防パトラちゃん様を思いついて試乗した板だけどね。


TC-SとDOBERMANNを乗って思うに、今のデモ/ピステのフラグシップ板って中級者が乗っても扱いきれないことはなく、過激さや難しさが以前よりも緩和されているんじゃないかとかんじました。もちろん小賀坂もNORDICAもSRプレートだったりWC PLATEという本チャン使用の板がありますが、それらは技術選など競技向けなので一般ゲレンデユースにはオーバースペックだと思います。なので僕が次購入する板もビンディングの穴を空ける板ではなく、レールシステムでビンディングを自由に動かせられるレベルの板にすると思います。もちろんセパレートプレートという選択肢も捨てているわけではありません。S-POTIONもCircuit 66SFも去年試乗して感銘を受けた板でもありますから。
僕の嫁板探しはもうちょっとだけ続きます。次回は3/31のシャルマン火打に出現しましょう。
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