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1 『ESP』(内閣府編集協力)2007 年 10 月号 「パネルデータ分析」* 北村行伸 一橋大学経済研究所 1. パネルデータとは何か パネルデータとは同一の対象を継続的に観察し記録したデータのことを指す1 。こ れは例えば、複数の個人に家計簿を継続して記録してもらい、それを集計したデータ であるとか、上場企業が企業業務内容を有価証券報告書として毎年、財務省に提出 するデータを同一企業毎にまとめたデータであるとか、あるいは、多数の同一の労働 者の勤務情報や賃金情報を毎月記録したデータなどのことをいう2 。 パネルデータを用いることの利点は第 1 に、これまでのクロスセクション・データや 時系列データと比べた場合、観察点が格段に増加するので推定精度が上がることに ある。もちろん、経済主体の多様性も増加するので、一概に推定精度が上がるとは言 えない。むしろ、多様性を反映した分散不均一性を考
『季刊個人金融』2011 年春号 ゆうちょ財団 「我が国の国債管理政策の現状と課題」 北村行伸 一橋大学経済研究所 要旨 本稿は我が国の国債管理政策の現状を概観し、国債発行の多様化と国債市場の発展が国 債管理政策にどのような課題を与えるようになるのかを、海外の実情および研究成果をも とに展望したものである。2008 年のリーマン・ショック以来、先進国が大幅な財政拡大政 策をとった結果、それまで、発展途上国で起こっていた政府債務破綻のリスクがヨーロッ パやアジアの先進国にも広がり、さらには世界経済の本丸である G8 諸国にもその影が忍び 込み始めている。残念ながら、日本政府も債務破綻はあり得ないと言い切れる状況ではな くなってきている。このような認識の下に、国債管理政策もこれまでの伝統的な手法を、 国際的な市場重視の視点から見直し、日本銀行や金融庁との連携の確認や国債に関連した 法的枠組みを
『相続税・贈与税・資本所得税等に関する実証研究(1)』 本講義ではミクロ計量経済学のアプローチを様々な角度から捉えて、解説することを目的としている。1)データに関する調査方法や利用方法、2)統計学的な推定手法、3)ミクロ経済理論に基づく分析仮説の設定、4)統計学的な検定手法、などが中心的なテーマになるが、年度によって焦点を変えている。 本年度はトマ・ピケティが資産分配格差の一つの解消方法として論じた、相続税・贈与税・資本課税等に関して、実際に利用可能な統計データを用いて、どのように実証研究が出来るかを検討する。
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