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necosiri7.hatenablog.com
注文したのは、何と4ヶ月前。 予約販売の代物になりまして、 お値段何と、 送料込みで、 10560円也。 この値段の物を購入するには勇気が必要だね。 南無三。 思い切ってポチっちゃいました。 そして、待ちに待った12月。 遂に届く。 こっ、黄金色の饅頭箱。 ずるずる。 まっ眩しい。 あけましておめでとう。 うあ。 … リアル過ぎ。 手のパーツもいっぱいあるし、色々楽しめそう。 とりあえず立たせて、と 自立しますね。 背景の赤だけだと、なんか寂しい熱帯魚。 そうだ。 とりいだしましたる、 雑賀孫一専用ザクと、この入れ物。 100キンガム宮殿にて、木の棒、色紙、下敷きを組み合わせ作成した入れ物だ。 ちょいとごめんよ。 和。 似合うねえ。 いや、なんかご立腹の様で。 こんな狭い所に閉じ込めるなって? ワシを誰と心得るって? ははあ。 すぐに籠を手配いたしますので。 そうだ。 ここはどうでございま
—あんなに笑ってたのに。ほんまは怖かったんやな。 タワーオブテラーに乗った後、妻からの一言。 怖すぎたら、 笑うしかない。 皮肉にも、私の人生そのものだ。 中学時代、いじめられた経験がある。 笑顔、自信、信頼。失った物を挙げればキリがない。 その代わり、時を同じくして授かった能力があった。 それは、 「過敏性大腸炎」 と言う病。 お医者様に診断してもらった訳では無い。 しかし、症状から類推するにそうに違いないと私は思っている。 緊張やストレスなどで、お腹が痛くなる人が居る。 それと同じ様ではあるが、直接的な 「便意」 として現れるこの病気。 しかも、皆様経験がおありだろうが、厄介な下痢パターンの症状で。 一度目より二度、三度目と回数を重ねるごとに強くなる。 こんな苦痛が、ところ構わず発症するのだ。 いじめられた時より、 「学校に行く」 こんな当たり前の事にすら怖くて緊張する様になっていた。
この間、仕事中に電話がかかってきた。 スマホのディスプレイを見ると、 「カナダ」 と表示。 最近私は歳のせいか、物忘れが激しい。ふと思った事を行動に移している最中に忘れてしまう。調べ物をして、スマホを触っている最中に忘れてしまう。トイレに行きたかったはずなのに冷蔵庫を開けている、等。 コレも自然の摂理と諦めてはいるが。 電話は鳴り続ける。 ああ、 「金田さん」 ね。勿論全く覚えていない。自分の記憶に全く自信がないので、暫く同調しながら糸をたぐって行こう。 そう思い、通話ボタンを押した。 いつもは、私が —もしもし と機先を制するのだが、今回は向こう様の出方を見ようと、黙っていた。 すると、聞こえてきたのは、 自動音声。 —〜ファイナンスです。支払い期限を過ぎて法的措置に移行します。オペレーターと繋ぐ場合は1️⃣を押してください。 …押さない。押すものですか。 くそ、振り込め詐欺電話か。 腹
私はガチャガチャが好きだ。 友達と私、そしてそれぞれの母親の計4人。駅前の玩具屋さんの軒先で、ソレをやった後、家路に付く風景が浮かんだ。 きっとコレが一番古い記憶。 当時ハマっていたのは、キン肉マン消しゴム。 略してキン消し。 私も友達も、本編には出てこない殺虫剤を模した超人を甚く気に入っていた。 一緒にそれを、模写して遊んだなあ。 後、20円ガチャも大好きだった。10円玉を重ねて入れるタイプのヤツだ。 昔のガチャは、今とは違ってディスプレイに描かれた物が出てこない事が当たり前だった。 中には、どう遊んでいいのか全く見当もつかないヤツまでいた。 ほぼほぼハズレの中に、何かは思い出せないが、鉄で出来た物が当たった時の興奮といったら。 ほんと、低投資で楽しませてもらいました。 それからは、あまりやる機会も無くなっていき、またガチャ熱が再燃したのは結婚して子供が産まれた頃。 当時、立派なおもちゃ
旅の目的。 ひつまぶしを食べること。 それが達成でき、お腹も心も満たされた私。 この後の予定は何にもかんがえていなかった。 でもね、やっぱり、見ておかないと。 その名も、名古屋城。 子供達同士で旅行のお土産交換をよくしているので、それも買わないといけないだろうし。 地下の駐車場に車を入れて歩いてすぐ、入り口に到着。 なに?入場料。天守閣に上らないのに?近くまで行くだけの為に? 一人500円也。 四人で2000円。 うーん、頭の中で数式が飛び交う。 旅の予算等は決めてはいないが、とても見たいかと言えば… —うん、辞めておこう。近くにお土産物屋さんあったし。ね。そっちでお金使おう。 説き伏せる前に踵を返す私。 知らない知らない。聞こえない。 ほら。どこか外から見えるでしょうよ。 お堀の側を歩いていると、 ほら、ほらほら、見えた。 あーよかった。 どこよ、どこよ、と言う家族を尻目に歩く。 寧ろ、
—今行かんでいつ行くん? 妻の言葉が、私に突き刺さる。 今まで、 「いつか」 と言って誤魔化していた。 逆に、 知ってしまう事の怖さ。 それも勿論あった。 だが、もういい頃合いじゃないか。 美味しい物が美味しく食べられる内に。 そして9月某日。 我々は一路愛知県へ。 いつもなら、名阪国道で東へ向かうのだが、今回は初めて名神高速を使って見る事にした。 これが大当たり。 やはり、高速自動車国道だけの事はあり、車線も多くとても走りやすかった。 途中、数箇所サービスエリアに寄りながらも、無事愛知県へ。 何が目的なのか。 そう、私は食べたかったのだ。 本場名古屋の 「ひつまぶし」 を。 何回か、お邪魔していたが、今迄一回も、食べてはいなかった。 卑しい身分の私などがこんな高級なメニューを食べて良いものなのか。 憧れは憧れでそっとしておいた方が良いのでは。 こんなネガティブな感情が、私を苛んでいた。
にやけるな まだだ 18年ぶりのアレは手中に収めた 次は 38年ぶりの ? 虎視眈々は継続だ そうは思ってはみたものの 顔がほころぶ はあ ついつい貰いに行ってしまった 次は最後の頂 辿りついたら叫ぶ言葉は考えている ♫そして輝く ウル虎ほー! HEY!♫
ズウウーン 構想 2年。 制作期間 1年。 製作費 7000円。 総監督 猫しり。 YouTubeデビュー作品。 ズウウーン necosiri the figure. 堂々完成。 youtube.com
6月某日。快晴。 ドライブをしたい。と、衝動にかられた私は、家族を巻き込んで滋賀県に向かっていた。 出発時、適当にカーナビを操作し、しっかり確認しなかったからか、途中で高速道路を降りずに琵琶湖の東を走ってしまった。 今調べても、こちらの方が時間がかかるのに。 殺意の波動を助手席からひしひしと感じながらもハンドルを握る私。 途中、サービスエリアに寄りながら、行きたい場所、一箇所目に無事到着した。 それは、 メタセコイヤ並木。 永遠かと思う程の直線道に、同じ位の大きさのメタセコイヤが両脇にずらりと並んでいる。 そこを疾走する我々。 とても気持ちが良い。 ? コレなんかやで。 なんやろ。 オートマテックに私の脳は、記憶の糸を辿っていく。 同じグラフィックの障害物が等間隔に並び過ぎていく様。 あ、そうや。 「アウトラン」 や。 昔はやったドライブ型アーケードゲームで、その後様々なコンシューマー機に
今から八年前。 妻の実家近くに引っ越した。 のどかな雰囲気を感じられる大らかな土地。急行も止まる駅は、車で10分程。 最寄りの駅まで徒歩40分。 うん、まあまあの田舎だね。 そんな場所で。 私は引っ越してから職場を探す暴挙に出ていた。 成人してからだいぶ経つ良い大人が。 なんのプランも無い。 職場自体が少ないかもしれないのに。 まあ、なんとかなるだろう。 高を括っていた。 逆にそれが功を奏する。 本当になんとかなったのだ。 しかも、職場は家の近く。 単車で5分の場所。 —神様、ありがとうございます。 感謝しながら仕事をさせてもらっていた。 近い職場の良いところ。 昼休憩に、一旦家に帰る事が出来る。 ご飯を食べ、のんびり一服した後、またひと仕事。 そんなリズムが出来上がっていた。 ある日の出来事。 いつもの様に、家に帰ってご飯を食べる。 完全にオフモード。 それから徐々に仕事モードに入ってい
7月11日 AM6:20 私は忘れていた。 「奴」 の存在を。 最初は気にも留めなかった。 ただ、いつも時間いっぱいまで寝る私が、この違和感により起こされた。 嫌な予感が脳裏をよぎる。 「いつも」 と違うのは場所。 今までは、左だったのに。 右。 初めまして。 …そんな事はどうでも良い。 とりあえず職場に連絡だ。 —少し遅れます。 言った後、一階に降りた。 目的は冷蔵庫。あった。これがあれば。 いや、これしか無いと言った方がいいか。 これで我人生で通算4回目。 何がいけなかったのだろう。 原因を色々考える。 ううん。いやいや、御冗談を。 充分摂ってるよ。 待てよ。摂ってるのは、摂っているのだけど。 ひょっとして、コーヒーの飲み過ぎか。 いや、水分をコーヒーで補ったと言う事だ。 勿体ぶらずに言えって。 はい。私の持病。 「尿管結石」 の疝痛がやってきたのだ。 シュウ酸と言うのが悪さをしてるよ
私の名前はジョージ。 イングランド王国の航海士だ。 今、2度同じ場所への航海を終え、母国に向かっている。 何故、2度も同じ所に行ったのか。 理由は、初めての航海にある。 あの時は、南蛮貿易のポルトガル船に乗せてもらった。 エリザベス女王陛下の直々のお達しを受けたのだ。 —見聞を広めてきなさい。 そして、航海術を極めなさい。 さすれば、お前にナイトの称号を与えましょう。 当時、私は小さな漁村で漁師をしていた。 何故私に白羽の矢が立ったのかはわからない。 そして、平民にそんな称号を与える事など前例が無かった。 こんなチャンス滅多とない。 二つ返事で引き受けた。 そして、船は出航する。 希望峰を回って東に向かって行く航路だ。 途中、色々な経験をした。それはまた別の機会に話そう。 目的地まであと少しと言う所で、とてもとても大きな事件が起きた。 我々はひどい嵐に遭遇してしまったのだ。 船は大きく揺れ
—ハンバーガー冷めるで。 —食べへんの? 私は、 机に突っ伏して項垂れている。 当時私は20歳位だったであろうか。 いっちょまえにデート中だ。 県庁所在地まで電車で30分。 そこから映画を見た。 ぶらぶら観光地を散策する。 池には亀が気持ちよさそうに甲羅干しをしていた。 知っている景色を一通り見て回ると、時間はお昼。 適当なお店を探すが、まあここでええやん。 皆様ご存知のハンバーガーショップへご入店。 デートなのでちとオシャレな方の。 注文し品物が届く迄の間、厠に行ってこようと席を立った。 ここだね。 ドアを開ける。 ふーん。 オシャレなお店には、小便器がないんだねえ。 と、 思った矢先、 個室より、 女性が出てきた。 向こうも私も同じタイミングで、 「ギョ」 っとした。 おかしい。 おかしいぞ。 しっかり見て入ったぞ。 私は間違ってない。 人間慌てると変な行動をするもので、私は何故か、そ
私は考えすぎる。 小さい頃から勘が悪く、物事の要点を見つけるのが下手だからだろう。 いちいち小さい事につまづいては、エネルギーを浪費する。 正直、私である事に疲れている。 —頑張れ。 私はこの言葉が、好きじゃなかった。 このフレーズが出てくるタイミングはかならずと言っていいほど、 「頑張って」いる時だから。 これ以上、回転数が上がらない。 私は、必死になってやっている。 それを見ているだろうに。 その上で、もう一段階ギアを上げろと言うのか。 素直だったあの当時、言われるがままに熱量を作り出そうとした。 それからのルートは勝手知ったるお決まりの道が続く。 オーバーヒートを起こした頭と心と身体は冷静に物事を見る事が出来なくなる。 ようこそ。 いつもの失敗ルートへ。 疲れ切った瞳で、振り返って見ても、経験も何も残っていない。 見渡す限りの荒野が広がる。 こんなみじめな結末の繰り返しでいいのか。
どうも、猫しりです。 いつもとは違う文体で今回はやらせてください。 今までやりたいと言っていた、ガンプラの色塗り。 ようやく形になりましたので、ご報告いたします。 そして、初心者のくせに、コンテストに出す暴挙。 出したのは、 「シャア専用ザク」 戦国時代に、伝来したのは、鉄砲ではなく、 「モビルスーツ」 だったら。 それを、雑賀党鈴木氏の棟梁のである、 雑賀孫一が乗るとしたら。 こんなイメージを膨らまし、色を塗ってみました。 慣れない手でエアブラシを使って、ようやく完成にこぎ着けました。 所々黒が見えているのは、根来塗りの技法っぽくしたつもり。 実は、私には塗りのお師匠がいます。 これを見せた所、 —可やな。 と言われました。 優良可の可。 —根来塗りっぽくって言うのならば、出品して良し。 はい。決して根来塗りだとは言わないです。「っぽく」って言います。 次は、も少し上手く作れたら良いな。
教習指導員時代。 なりたての頃は空手の、 「百人組手」 の様に次から次へと迫ってくる教習をなんとかしのぐので精一杯だった。 指導要領に沿ってはいるものの、教えさせてもらいながら、 これでいいのか? 自分は出来ているのか? 不安で仕方なかった。 そんなある日。 社会学を専攻されている生徒さんとお話する機会があった。 —社会学ってどんな学問なん? —何でもです。 人が集まれば、社会です。 —へー。なんでもかいな。 広すぎやね。 と、その時は忙しさにかまけ、聞き流した。 あの時のなんて事ない会話。 ずっと引っかかっていた。 何故かこの一連の会話は、ボディブローの様に私の心を疲弊させて行く。 人間は一人では生きられない。 社会からは逃げられない。 そんな事実を突きつけられた。 知っていたさ。そんな事。 今までの人生。 人気者の時もあったし、 いじめられっ子も経験した。 若いうちに、ヒエラルキージェ
この写真。 以前から作りたいと言っていた、プラモデル。 ようやく色をエアブラシで塗ってみたのだ。 よく見て頂くと、所々ハゲていて素地が見えてしまっている。 —まあ、後で塗り直したらよい。 この境地に至るまでどれだけの時間がかかったか。 エアブラシを購入したのは昨年の6月。 それを皮切りに色々な物を購入した。 ニッパー、塗料、ヤスリ、ピンセット、接着剤などなど。 準備は早いうちにできていた。 後は組むだけ。 塗るだけだ。 いや、その前に。 参考にと、見たYouTube。 これがいけなかった。 次々と見せつけられるプロの技。 合わせ目消し? 下塗り? マスキング? 完成したそれは正に工芸品の域。 これが、私にできるのか? 胸が泡立つ。呼吸が浅くなる。 すると、 —できるわきゃねーだろ。 お前みたいなもんが。 皮肉屋登場。 —何回プラモ作ったよ?今まで。 数える程やろ?その上満足の行く出来は一個
吾輩は今月、弐本の大作を書いた。 自分の中を探る行為といふのは、大分疲れるものだ。 一つのおもひでを様々な角度から切り取ろうと色々考へる。ああでもない、こうでも無いと思案にふける事は楽しひ。 その反面、やはり読者様がゐると言うプレツシヤアも感じてゐる。 さらに今回のふたつに至つては、はてな様に選んでもらへるよう、考へに考へ抜いた物である。 ふたつともきつちり一週間づつかかつて書き上げる事に成功せしめたが、頭を大出力にて、回転させてゐるとどうしても、糖が足りなくなつてくる。 その様な時、吾輩は大好物の チヨコレイト を食す。 最近はもつぱら、傍らに レイズン を置いてゐる。 これが丁度いいのだ。 まず、チヨコレイトを一片頂戴する。 脳が、最初の甘さを感じるか感じないかの刹那、レイズンを弐、参個程口内に投じる。 すると、チヨコレイトとレイズン、甘さと酸っぱさのデツトヒイトが生まれる。 競走のや
気がつくと私は、300人位が入りそうな芝居小屋にポツンと居た。 薄暗く、もう何年も使用されていない様な場所。 客席の中央辺りにスポットライトが当たっている。 その光が、幾粒ものキラキラ光る埃を映し出していた。 —ここに座れと言うのか。 不思議に思いながらも、照らされている席に私は座った。 暫くすると開演のブザーがなり、次第に辺りが暗くなり始める。 ゆっくりと緞帳が上がり、舞台にピンスポットライトの丸が現れた。 浮かび上がる 「グルグル」回っている 男の姿。 必死に、全力で回転している。 腕と足をばたつかせ、暴れる様に。 あれではそう長くはもつまいと思った。 やはり、息が次第に荒くなり、疲れ果てた男はとうとう倒れてしまった。 大の字になって激しく上下する上半身。 すると、すかさず何処からか、 —お前みたいなもんが。 と、馬鹿にした様な声がした。 すると、男は疲れきった身体を引きずる様に立ち上
—いい所に連れて行ってやる。 私が小学校の中学年くらいの頃、兄から言われた言葉だ。 どこに連れて行かれるのだろう。 私は不安に駆られた。 兄は、危ない遊びに度々私を同行させた。 野犬が出るスポットに行こうとか、長い用水路のトンネルをくぐって、川に出る等。 今回も、どんな目に遭わされるのか。 気後れしながらも、兄と兄の友達の後をついて行く。 着いた場所は、我々が通う小学校だった。 良かった。 学校ならば、そこまでの危険はなかろう。 その日は休日で正門は勿論閉まっていた。 だが、裏門というのか、裏口は、そもそも扉が無かった。 そこから3人、コソコソ入って行く。 そこから最寄りの校舎の入り口付近で、二人の足が止まった。 —ここだ。 兄は、校舎の側にある、崖の上を指差した。 見上げると、ブロック塀が連なり、頂上には緑色のフェンスが立ちはだかる難所だ。 私以外の二人は、難なくスイスイ登りヒョイとフェ
高校演劇にも所謂 「大会」 があった。 地区大会から、県、地方、そして全国大会と、勝ち進んで?行くのだ。 結局、私が在籍していた間、地区大会すら突破できなかったが。 ただ、残念とか、悔しいとかは、感じた事が無かった。 何故なら、その時の皆がそうとは限らないが、少なくとも私自身は、演劇を「目的」としてではなく、 「手段」 と、捉えていたからだろう。 練習は頑張っていたつもりではあるが、結果に拘らず、皆と仲良く出来ればいい。 それくらいの意識。 そんな高校2年生時分。 普段は地区大会の上位2校が次の県大会に進む。その年は何があったか忘れたが、3番目の学校も県大会で舞台が踏めた。 我が演劇部がそれに選ばれたのだ。 発表は出来るが、ただそれだけ。 次の地方大会には絶対に出られない。 部の皆の感想は様々だったが、私は密かに喜んでいた。小躍りする程に。 県大会と言うからには、県中から演劇部が集まる。
新世界にてレトロゲームを楽しんでいると、お昼ご飯の時間をとうに過ぎてしまっていた。 さあ、どこにする? 実は私。もう既に決めていた。 都会にしか無い、ずっと憧れていたヤツだ。 無論うちの県には無い。 その名も、 バーガーキング。 注文したのは、 ダブルワッパーチーズ。 970円也。ちと値が張るが、次にいつ来られるか分からない。 煩悩の赴くまま指差した。 残念ながら、そこのお店には駐車場が無く、店内で食べるのは諦め持ち帰る事に。 さあ、どこで食べる? 大阪にきたら、 大阪城でしょう。 NHKの駐車場に車を停める。 大阪城公園にて、初ワッパー。 袋から出して膝の上に置く。 でかい。それ以上に、 重い。 ズシリと凄い存在感だ。 無芸大食の私でも、たじろいでしまった。 先日、ビックマックを値段が上がる前に購入。しかも、倍。 「ビックマックなんてペロリだよ」 と、嘯いた私。 ただ、その時は、禁断の荒
土曜日、在阪の友人を愛車で迎えに行き、ある場所に向かった。 目的は、 「答え合わせ」 とでも言うべきか。 ノスタルジーをテーマにブログを書く様になって早一年。 どうも私は、レトロゲームに強く郷愁を感じているみたいだ。 うろ覚えの記憶を使って作成した記事達を読み返していると、どうしても本物に会いたい感情が沸々と沸いてきた。 名前を調べ、画像を調べ、あのゲームが置いてある場所を探した。 そして、発見。 場所は、そこまで遠くない。 天王寺の「新世界」だ。 新世界。 最初に行ったのは確か就学前か。 祖父に手を引かれながら、 —俺の手を離すなよ。 いつも優しい祖父が、自分の事を「俺」 そして、命令口調。 かなり危険な場所であるのだろう。緊張感が伝わってきた。 行き交う人の中には見るからに怖い人も居た。 通天閣の展望台に登るエレベーターは、何故かラッカーシンナーの臭い。 街の印象は、 錆びた鉄。 一人
1月30日で、 「表と裏の高速回転」 ブログが1周年を迎える事が出来た。 記念に何かお祝いをしなければいけないなあと考えていた。 たまたま昨日は出張で三重県にお邪魔していたので。 そうだ、アレを食べようと言う事に。 仕事終わりにそそくさと向かう。 うちの県には存在しない。 あの ラーメンだ。 ジャーン …少しお待ちを。 今度こそ、ジャーン。 スガキヤラーメン。 お祝いなので、 特製ラーメンを選びました。 510円也。 ? スプーン?の形が若干変わってる。 以前は端の方にフォークが付いていたような。まあいいや。 —いただきます。 月日の流れを感じながらしみじみ食べた。 相変わらずの和風豚骨の優しい味が、郷愁を誘う。 学生の頃よくお世話になった。 フードコートの一角には必ずあった様な。 懐かしく美味しく頂きました。 ふう。さあ、帰るか。 ?! 何これ。 スーちゃんグッズガチャやん。 しかも、東
昨日の記事の続き。 necosiri7.hatenablog.com 我々一行には、実はもう一つのミッションがあった。 不意の着陸を余儀なくされたラウ1星。 かなりの時間滞在してしまった。 そこに辿り着く事はできるのか。 我々は、チョコ界の神を採取でき、目的を忘れてしまいそうになりながらも衛星軌道に再び乗った。 その時、時刻は15時。 そこは、いつまでやっているのか。 無論、 調べていない。 いつもの私のチャームポイントだ。 開き直り漕ぎ続ける。 そうこう(走行)しているうちにも 「テラ」 が姿を現した。 駐輪場は?ここだ。 やった。まだ、 拝観時間内だ。 遂に我々は辿り着いたのだ。 なけなしのエネルギーを振り絞り、手を引き、尻を押し、二百段余りの階段を登りきる。 千手観音様。 —神々しい… ははあ。 手を合わせ、無病息災。家内安全。を祈願する。 ふう。 そして、帰路に着いた。 お「テラ」
今週のお題「ビフォーアフター」 今年の一月末より始めさせて頂いたブログも、ありがたいことに年の瀬を迎えられた。 私自身、良くここまで続けてこられたと自分を褒めてあげたい気分だ。 人生は、 「ネタ」 だ。 今までそれを私のメインテーマにして、遮二無二生きてきたつもりだ。 そして、五十歳が見えて来た現在、それは結構な数になった。 最初は、それらを独り占めしておこうかと考えていた。 私には、人より秀でている部分や、胸を張って言える経歴など無い。 故に、「ネタ」と言っても、世界を相手に戦ってきた訳でもなく、誰かの命を救ったような物ではない。そんな日常の小さな出来事を声高に語っている自分の姿が惨めに映るのでは無いか。 臆病な私はそう考えていた。 その上口下手で、上手く皆様に出来事や気持ちを伝える事ができないとも思っていた。無論、文章であっても。 —下手でも良い。 —つまらなくても良い。 —自分が楽し
今週のお題「わたし○○部でした」 私は高校時代、 「演劇部」 に所属していた。 中学生の頃、TVの深夜枠でやっていた 「ムイミダス」 と言う番組。 古田新太さん、升穀さん、槍魔栗三助さん(生瀬勝久さん)等、今は押しも押されもせぬ大御所の俳優さんが多数出演していた。 そんな人達の、コントや、絵描き歌、シリアスなお芝居をされているのをみるにつけ、私は心底 「羨ましい。」 気持ちになった。 何と言うのだろうか。 ブラウン管の向こう側は、とにかく楽しそうだったのだ。 のびのび自分を曝け出し、自由に表現し、それが許される世界。 この人達は、鬱屈し、下を向く日々を過ごしている私の「対極」に間違いなく居た。 その時から、お芝居の世界と言うものに憧れをもつようになった。 そして高校入学。 たまたま、隣に座ったクラスメイトも、演劇部に入りたいと言う。 中学生時代は野球部に所属していたらしい彼が。 私と同じ、
他ブロガー様の記事を読んで色々勉強させて頂いております。 メダカを買うのが趣味な方。 猫ちゃんと暮らしている方。 実体験から、含蓄のあるお言葉を仰る方。 等々、記事を読む事で、私の知らない事、興味のある事を教えて頂いている様で、非常にありがたい。 そんな折、気になる単語を見つけた。 その内の幾つかを、調べてみた。 note。 基本的にはブログを作成するサイトのようだ。はてな様と違うのは、 有料記事を作成できる。 投げ銭ができる。 の二点。だろうか。 自分の記事に価値があるのならば、やってみたくもある。 Kindle。 自分で作った小説などを、売る事が出来る。 LINEスタンプ。 自分でLINEのスタンプを作成し、売る事が出来る。 …実に面白い。 このはてなブログ様も上記のツール達も、共通しているのは、 間が無い。 そう言えば、YouTubeも。 誰に認めて貰えずとも、直接世の中に自分を「試
今日は近眼のご紹介。 しかも、「ド」のオマケ付き。 もう、乱視もつけちゃう。 まだあります。(ええー) ひ、ぶ、ん、ショー。(わあ、会場大喝采) これだけつけて、お値段なんと! やめいやめい。 つまらん、もの凄くつまらん。 わあ、じゃねえわ。 つまらない「枕」じゃ。 本当に寝てしまうわい。 すやすや? ぐうの音も出やしねえ。 なんてな。 というわけで〜 私は近眼だ。 近眼とはもう30年以上。飛蚊症とは20年の付き合いになる。 たまーに、眼科に行き、視力検査をしてもらう。裸眼視力は、0.1以下なので、一番上が、 「わかりません」 なので、看護師様が、巨大ランドルト環が描かれたカードを背中で隠してから見せる。 わからなければ一歩前に来る。 また見せる。 皆の注目を一身に浴びる私。 スターの気分を味わい意気揚々。 に、なりまっかいな。 …恥ずかしい。ただただ恥ずかしい。 あの時、親の言いつけを守
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