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会社を始めて少ししたころ、3年くらい前の話です。 あるワークショップをやっていて、とても苦戦する展開になりました。内容は「日本人に、タイ人のマネジメントの仕方を教える」というものでした。基本的には僕のスタンスは、「郷に入っては郷に従え。ここはタイなんだからタイのやり方に合わせるくらいでないとダメ」「リーダーたるもの、自らの姿勢を改める姿勢で部下と向き合うべき」という考え方で仕事をしているので、そういうトーン、メッセージでやっていました。 ところが、とても難しい参加者がいました。「自分はもう5年近くタイでやってきて、もうタイ人には何を言っても無駄だと思った。タイ人を信じるといっても、こちらは緊急のプロジェクトをいくつも抱えている。たくさん痛い想いもしてきた。綺麗ごとで仕事は回らない。」と。完全に心を閉ざしてしまっています。 こういう方は時々います。それぞれ、苦労に裏打ちされた持論がありますの
最近、よく日本からの学生さんが訪ねてくれます。そういう人と会うのはとても楽しく、一つ一つの出会いに感謝するばかりです。 「なぜ東南アジアに興味を持ったの?」と聞くと、多くの人が言うのが「日本はこれから人口も減って衰退していく国なので、これから成長していく地域でキャリアを積んだ方が良いんじゃないかと思って」という理由です。間違いではないと思うけど、「別な理由も見つかると良いね」と僕は返します。 「日本が衰退するからASEAN」という選択は、「日本を選ばなかった理由」であって、「ASEANを選んだ理由」では無いと僕は思います。日本より相対的に優位であっただけで、成長国であれば他にもたくさんあります。 相対的に選んだ選択肢は、やがて相対的に選ばれなくなります。ASEANの成長もいずれ止まります。その時にその人はまた別な国を探すことになるでしょう。それも一つの生き方ですが、本当にそれでよいのかな?
採用面接で、あるキャンディデートが一見良い感じだけど、どうも態度が気になるなーと思って、たまたまつながりがあるその彼の前職関連に問い合わせたら、残念ながら素行があまり良くなかったことがわかり、採用を見送ることにした、という話。 今の時代、自分の目の前の人は他の知り合いの誰かと繋がっている確率は非常に高い。また以前は繋がっていても話題に出ない限り確認されなかったけど、今はSNSでそのつながりが可視化されているのでアクセスされやすくなっている。ゆえに、相手によって自分を良く見せたり、といったことが出来づらい時代。 悪い評判というのは残念ながら伝わるので、あるところで誰かに失礼なことをしたり、また信用を失うようなことをした場合は、そのツケはどこかで回ってくる。周囲の評判は最悪だけど、Web上では有名で著作も良く売れてる、といったことがかつてはあったけど、今はちょっと調べればそういう評判もわかって
この記事が面白かったので、一部抜粋の翻訳と感想を書いておきます。 「なぜ日本の子供は一人で学校に行けるのか」 Why Japanese Kids Can Walk to School Alone 東京のような大都市であっても、幼い子供が電車に乗ったり一人でおつかいに行くことができる。 この際立った独立心はなぜ生まれるのか。文化人類学者のDwayne Dixonによるとそれは「集団への信頼性」(Group Reliance)によるものだ。日本の子供は早くからそれを学び、すべてのコミュニティの構成員がそれを助ける存在として貢献することが期待されている。 こうした規範は、例えば学校で教えられる。順番に掃除の担当になったり給食当番になることを経験し、専門のスタッフに頼ることは無い。例えばトイレ掃除なども行うことを通じて、色々な労働を分け合うことを経験する。 公共空間に責任を持つ、ということを通じて
かれこれ組織人事の業界も10年ほどになり、最近色々なスタートアップ経営者の方と話す機会が増えてますが、「ビジョンを作ることの大切さ」についてますます実感するこの頃です。「思想」「ストーリー」という言葉を使うこともあります。 「思想が大事」とかいうと、「そうそう!」とスッと伝わることもあれば、「ふーん・・・経営理念ならあるけど・・・」とピンとこない顔をされることもしばしば。この辺の感度は個人差があるものだと思いますが、ビジネスがソフト化し、またグローバル化していくと、「人にものを買ってもらう」「入社して仲間になってもらう」上で魅力的なビジョンが必要不可欠になっていきます。なかには僭越ながらお会いしていて「もっと良いビジョンが作れるはずなのに勿体ないなぁ・・・」と、感じる企業もしばしばあります。 そこで今日は僕の経験と独断に基づいて「ビジョンの作り方」についてまとめておくです。きれいにMECE
先日、学生の方の前で話をする機会があった。 最近ときどき学生の方と接するのだけど、「とりあえずコンサル」「とりあえず総合商社」みたい人が多くて、へぇと思って志望動機を聞いても全然響かない。それってどうなんだろうと正直感じて、そういう人に「ところで趣味やサークルは?」と聞くと、急に面白そうに話して魅力的な表情を見せる。そっちの方が全然いいじゃん、と。その人らしく輝く領域を見つけてほしい、と感じた。それに自分の本当に好きなことや得意なことを掘り下げないと、結局面接で魅力的な自分を出せないと思う。 そう思って、「周りが良いということに流されない。優秀な人ほど自分で自分をだましてしまう。自分の気持ちにもっと素直になるようトライしてほしい」といったメッセージを送ってみた。 すると、そのあとで一人の学生が近寄ってきて、「自分は本当にやりたいことがないんです。わからないんです。そういう時はどうしたらいい
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