はてなブックマークアプリ

サクサク読めて、
アプリ限定の機能も多数!

アプリで開く

はてなブックマーク

  • はてなブックマークって?
  • アプリ・拡張の紹介
  • ユーザー登録
  • ログイン
  • Hatena
  • Hatena

    はてなブックマーク

    トップへ戻る

    • 総合
      • 人気
      • 新着
      • IT
      • 最新ガジェット
      • 自然科学
      • 経済・金融
      • おもしろ
      • マンガ
      • ゲーム
      • はてなブログ(総合)
    • 一般
      • 人気
      • 新着
      • 社会ニュース
      • 地域
      • 国際
      • 天気
      • グルメ
      • 映画・音楽
      • スポーツ
      • はてな匿名ダイアリー
      • はてなブログ(一般)
    • 世の中
      • 人気
      • 新着
      • 新型コロナウイルス
      • 働き方
      • 生き方
      • 地域
      • 医療・ヘルス
      • 教育
      • はてな匿名ダイアリー
      • はてなブログ(世の中)
    • 政治と経済
      • 人気
      • 新着
      • 政治
      • 経済・金融
      • 企業
      • 仕事・就職
      • マーケット
      • 国際
      • はてなブログ(政治と経済)
    • 暮らし
      • 人気
      • 新着
      • カルチャー・ライフスタイル
      • ファッション
      • 運動・エクササイズ
      • 結婚・子育て
      • 住まい
      • グルメ
      • 相続
      • はてなブログ(暮らし)
      • 掃除・整理整頓
      • 雑貨
      • 買ってよかったもの
      • 旅行
      • アウトドア
      • 趣味
    • 学び
      • 人気
      • 新着
      • 人文科学
      • 社会科学
      • 自然科学
      • 語学
      • ビジネス・経営学
      • デザイン
      • 法律
      • 本・書評
      • 将棋・囲碁
      • はてなブログ(学び)
    • テクノロジー
      • 人気
      • 新着
      • IT
      • セキュリティ技術
      • はてなブログ(テクノロジー)
      • AI・機械学習
      • プログラミング
      • エンジニア
    • おもしろ
      • 人気
      • 新着
      • まとめ
      • ネタ
      • おもしろ
      • これはすごい
      • かわいい
      • 雑学
      • 癒やし
      • はてなブログ(おもしろ)
    • エンタメ
      • 人気
      • 新着
      • スポーツ
      • 映画
      • 音楽
      • アイドル
      • 芸能
      • お笑い
      • サッカー
      • 話題の動画
      • はてなブログ(エンタメ)
    • アニメとゲーム
      • 人気
      • 新着
      • マンガ
      • Webマンガ
      • ゲーム
      • 任天堂
      • PlayStation
      • アニメ
      • バーチャルYouTuber
      • オタクカルチャー
      • はてなブログ(アニメとゲーム)
      • はてなブログ(ゲーム)
    • おすすめ

      Google I/O

    『シャングリラ屯田兵』

    • 人気
    • 新着
    • すべて
    • マン・オブ・スティール(ザック・スナイダー) - シャングリラ屯田兵

      13 users

      cinemac.hatenablog.com

      冒頭、クリプトン崩壊に関わるてんやわんやがあるのですが、スター・ウォーズ新3部作のがっかりした要素を拡大したようなというか、『リディック』のような安っぽさというか、「ああ、映画観終わった後で、ここのくだり蛇足だったな、って思うんだろうな」と思いながら観てたら、実は映画全編これ蛇足だったっていうね・・・(今回は厳しめなので、楽しまれた方におかれましてはご容赦ください) ・そもそも、ゾッド将軍の武士魂というか、方法は完全に間違ってるけどクリプトン再興に掛けた想いだけはよく分かる、ってなるほど人物に奥行きがない(だから衝突にドラマが生まれない)、クラークにしても「世間から疎外されて、人生を顧みてもむしろ辛かった思い出しかないけど、でも僕はアメリカ人だ!」という感じは受けないし(主人公なのに寄り添えない)、ロイス※1との気持ちの通い合いの側面もよく分からない内に好きになっちゃってるから「両親のこと

      • エンタメ
      • 2013/08/31 00:02
      • cinema
      • 映画
      • 魔法少女まどか☆マギカ感想  - シャングリラ屯田兵

        5 users

        cinemac.hatenablog.com

        エヴァンゲリオンのその後の作品に対する影響としては、マニアックなマーケットを対象としているものでは、その陰惨な(決断主義と表裏の関係にある)プロットを先鋭化していく方向に進み、逆に広く一般向けの作品においては「謎が謎を呼ぶ複雑な展開」「結末は投げっぱなし」が物語上ありになった、といったことがあるのではないでしょうか。ただ(『ブレードランナー』以降の未来社会を描いた映画が、あの作品以上に魅力的で説得力のある世界観を構築できずにいるように)同じフィールドもしくはテイストで勝負しているアニメでエヴァを更新したと言うに足る作品は未だに出てきていないように思います。 という訳で、ネットで話題になっていたこの作品も、どうせ同じような感じなのだろうと予想しておりました。ところが話題を何となく追っている内に、どうやらそれだけでもないらしいということが分かってきて、それならば試しに見てみるかと思った次第、だ

        • アニメとゲーム
        • 2011/04/29 23:54
        • アニメ
        • ソーシャル・ネットワーク(デヴィッド・フィンチャー) - シャングリラ屯田兵

          6 users

          cinemac.hatenablog.com

          あえて大胆に書くとセミ・ドキュメンタリー版『ナーズの復讐』という感じでしたね。そういう話ばかりを期待して見に行った訳ではもちろんなかったのだけど、「自信満々の温室育ちのジョックスどもに一泡吹かせてやろう」(その一方で仲間入りすることに憧れてたりというのがリアルで複雑なんだけど)、とか、「立身出世物語」(これは本題かな)の側面がちらほら顔を見せるとやっぱり否応なく盛り上がるんですよね。そういえば、先生が難しい話をしている最中に主人公が退席しようとするのを見て「早速脱落者一号か」というと「その答えなら○○です」と即答しながら扉をバターンと閉める、というシーンなんかも「ベタな展開だけどやっぱり燃える!」場面でした。 冒頭、フェイスブックを立ち上げるきっかけとなる、彼女との諍いの場面。主人公の人となりがありありと浮かび上がってくるダイアローグが実に見事で、脚本はもちろんのことフィンチャーの演出の的

          • エンタメ
          • 2011/01/15 21:33
          • cinema
          • 十三人の刺客(三池崇史) - シャングリラ屯田兵

            3 users

            cinemac.hatenablog.com

            オリジナル作品において濃厚だったのが、「右肩上がりの景気を前提にした企業間闘争」という当時の現実の空気を反映した「組織の中で生きるということ」というテーマだったそうですが(これから借りて復習する予定)、今作ではこれまた世相を反映して、長期安定に陰りが見えてきた閉塞感、ともすればお互いを蹴落としあうようなサバイバルじみた社会の中で、「それでも義を通すということは?」ということがテーマになっていたように思います・・・なんてことは、どこかで誰かがもっと気の利いた文章を書かれているような気がしますので、ここからは個人的な視点に引きつけた感想メモを。(人によってはネタバレと思われるかもしれませんので念のため。) ・過剰なエログロナンセンスは監督のトレードマークですが、今作では観客の感情の弓を結末のカタルシスに向かってギリギリと引き絞る、という意味で、初めてストレートに物語に奉仕していたような気がしま

            • エンタメ
            • 2010/10/14 00:00
            • ヒックとドラゴン(ディーン・デュボア、クリス・サンダース) - シャングリラ屯田兵

              4 users

              cinemac.hatenablog.com

              少年いかにしてトルーク・マクトとなりしか、の物語。どなたかも書かれていましたが、顧みると「ハート・ウォーミングもの」の側面を強調しすぎたトレーラーのせいで、血沸き肉踊る「夏休み冒険映画」としての本分がスポイルされていたきらいがありましたね。動きで魅せる(とりわけ飛翔描写。日本の作品の演出をかなり上手に参照、咀嚼した跡が)理屈を超えたアニメートの面白さを久しぶりに味わった気がします。 ドラゴンは物語の原初に辿れるほどの昔から、通過儀礼の象徴として描かれてきた訳で、その意味ではその最新版といえるかもしれません。ドラゴンを傷つけた因果のシンメトリー性と、試練の跡をその身に刻みつける、という英雄譚の構造部分でも平仄が合っていたのは脚本としてよくできていたように思います。 ただちょっと気になったのは、杯を交わすように魚を分け合ったり、くわえた棒で境界について意思表示したりというように、互いを知り合う

              • エンタメ
              • 2010/08/23 08:39
              • movie
              • 映画
              • WORLD WAR Z(マックス・ブルックス) - シャングリラ屯田兵

                4 users

                cinemac.hatenablog.com

                人類が破滅の淵にまで追い詰められた「世界Z大戦」から10年。国連の戦後報告書作成担当者である主人公:インタビュアーは、ようやく回復の緒に就いた世界各国を周り、様々な場所、立場で「ゾンビ戦争」に関わった人々から証言を得る。無機質なレポートに終わらせるのは惜しいと感じた主人公は、そこからこぼれ出る生の声を世に問おうと考えるのだが・・・ ここ最近のゾンビブームを牽引する作品ですが、いやー、なるほど面白かった。破滅ものであり、ディザスターものであり、しかもディストピア的でもあり、ミリタリー小説であり、もちろんゾンビものでもあるという、全方位的にエンターテインメントな作品。各ジャンルのクリシェを巧いこと使ってて、マニアへのくすぐりも万全(日本のエピソードで、日本脱出を提唱するのが「小松」博士とか)。黙示的な世界観の作品というのは、ごく個人的な視点で読者と主人公の距離をゼロにして体感させるか、群像劇で

                • 学び
                • 2010/08/03 00:38
                • 本
                • インセプション(クリストファー・ノーラン) - シャングリラ屯田兵

                  6 users

                  cinemac.hatenablog.com

                  本来『メメント』的な規模でさらっと撮るのが望ましい話であるところを、監督や出演者の格とか、『ダークナイト』の後だからといった事情で、物語上要請される以上の規模の作品になってしまった、という印象でした。もちろんビッグバジェットのおかげで撮れた、「実写塊魂」的なあのシーンや、ドラえもんのひみつ道具を彷彿とさせる無重力バトルの場面はすごく魅力的だったのだけど、尺の長さ含めて(雪の要塞のシーンは丸々いらなかったのでは?)バランスが悪い気がして・・・以下ネタバレ含む感想メモです。 ・ジョゼフ・ゴードン=レヴィットは本当に格好良かった。今作で一般にもブレイクするのでは? ・ケイパーもの定番の仲間集めシーンはやっぱりワクワクしますね。しかし海千山千の奴らのはずなのに、リーダーの不安定さに誰もダメ出しできないというのはチームとしていかがなものか。いい人すぎるだろ・・・ ・「彼らは目覚めに来ているのです」と

                  • エンタメ
                  • 2010/07/19 00:02
                  • 感想
                  • 映画
                  • セルクマ
                  • 告白(中島哲也) - シャングリラ屯田兵

                    8 users

                    cinemac.hatenablog.com

                    感想を先に言えば受け入れ難かった。作品に懸けられた熱量は半端じゃないし(あんな細かいカット割り、素材を撮り上げることを考えただけでも気が遠くなる)、演出は憎らしいほど上手い(松たか子のポテンシャルをギリギリまで引きずり出したファミレス後のシーンと結末の凄み)。のだけれど、うーんフィクションとして楽しむには生々しすぎたというか、生理的・反射的な嫌悪感で客観的に飲み下すことができなかったというか・・・。学校という世界に何かしら関わりのある人生だったので(別に教師という訳ではないですけど)その点を割り引いてください。 「決断主義」的な世界観(とそれを称揚するような風潮)への嫌悪というのは、割と感想文ではちょくちょく書いていることなのですが、何というか観客(読者)の感情を揺さぶる技術としての「ためにする過剰性」というのは果たしてありなのか?というのがずっと創作的分野への疑問としてあって。映画でも、

                    • エンタメ
                    • 2010/06/20 18:14
                    • 告白
                    • 映画
                    • cinema
                    • movie
                    • イヤホン散財記 - シャングリラ屯田兵

                      3 users

                      cinemac.hatenablog.com

                      iPod用のイヤホンは、最初オーディオテクニカのもの(3,000円くらい?)を使っていて、結構それなりに満足していたのだけど、もうちょっと良いものも試してみたいと購入したのがshureのSE115でした(legendary performanceっていう惹句が景気がよくていいじゃない)。なるほど、これは劇的に違う!・・・とはならなかったのだけど、確かに音に厚みがあってかつナチュラル。改めて聴くとオーディオテクニカの音はやっぱりペラペラしてる感じが否めませんでした(安いから仕方ないけど)。 ただ、「耳栓」と揶揄されるだけあって、遮音性は最高なのだけど、個人的に耳の穴が小さいこともあって、長く着けていると最小のイヤーピースでも圧迫感が耐えられない。やはりこういうゼロ距離で接する類の器具はそういうストレスが絶対に無視できない要素なので、音は良くてもなあ・・・と次のものをやむなく探すことに。 そこ

                      • 暮らし
                      • 2010/05/16 01:58
                      • 母なる証明(ポン・ジュノ) - シャングリラ屯田兵

                        3 users

                        cinemac.hatenablog.com

                        そもそも勝手な思い込みだったのだけど、『殺人の追憶』からこの作品まで観てきて「ああ、監督の志向は俺の期待していた方向ではなかったのだな」とようやく得心。 すごく乱暴なカテゴライズですが、復讐3部作以降のパク・チャヌク作品的というか『チェイサー』的なジャンルが韓国映画にはあるような気がします。例えば『チェイサー』を観た時、「これは・・・凄い」と率直に思ったのですが、「思う映画を躊躇なく作る」というスタンスは賞賛に値すると感じた一方で、この方向性は先鋭化するしかない袋小路ではなかろうか?と思ったのも事実。 『チェイサー』と比較すると、この作品はサスペンスとしての結構がしっかりしているし、要素の出し入れの手つきも繊細ですが(出口のない状況設定の緻密さ!)、物語がある種の「過剰さ」に依拠しているのも否定し難いところだと思われます。個人的に今までの監督作品で一番好きなのは『ほえる犬は噛まない』なので

                        • エンタメ
                        • 2010/05/03 03:45
                        • 銃、ときどき音楽(ジョナサン・レセム) - シャングリラ屯田兵

                          3 users

                          cinemac.hatenablog.com

                          「ハードボイルド」って本当に使い減りしない形式ですね。これはとても良かったです。 近未来のサンフランシスコ、市民はカルマとよばれる点数で減点管理され、社会の不満のガス抜きに政府は合成ドラッグを合法化していた。人々の孤立化は進み、進化療法により知能が増大した動物を愛玩対象以上の伴侶として選ぶものも多い。メトカーフはもと警察官ならぬ検問官で、今はしがない民間検問官をしている。今日も糊口をしのぐため事務所に足を運んだが、彼には事件の予感がしていた。その予感は大当たり、2週間前に降りた仕事の依頼人が殺されたというのだ・・・ 主人公はとにかくよく殴られ、自分の思う「筋を通す」ために、強大な権力者に対して無茶な戦いを挑む、というのは例によってハードボイルドものの典型。(強いて言えば明確なファム・ファタールが存在しないかな。)一人称であるにも関わらず、自分の掴んでいる「事件の真相」を読者にオープンにしな

                          • エンタメ
                          • 2010/04/01 00:28
                          • 決断の3時10分(デルマー・デイヴィス) - シャングリラ屯田兵

                            3 users

                            cinemac.hatenablog.com

                            『3時10分、決断のとき』のオリジナルです。大きな違いは、駅までの道中の行程をあっさりとばすところ。しかもそこからが結構長い。そのため、弾丸の代わりに言葉が飛び交う会話劇としての色合いがより濃くなっていた印象を受けました。しかも息子が同道しないため、個人的にはリメイクでの泣かされどころだった「俺の生き様をその目で見届けてくれ」という趣旨はかなり薄くなりました。 ただ、だからつまらないかといえば全然そういうことはなくて。誰が何を決断するのか?という点に焦点が絞られているため、サスペンスの度合いはこちらのほうが高い。しかもリメイクをご覧になった方ならお察しいただけるかと思いますが、息子が関与しないため決着の着け方も随分違います(オリジナル派の方も多いだろうなと推察)。ともあれ、リメイク対象としてこの作品を取り上げた製作者の慧眼と、そのアレンジの素晴らしさを改めて賞賛したいと思いました。 ☆☆☆

                            • エンタメ
                            • 2010/02/22 02:20
                            • セルクマ
                            • 映画
                            • かいじゅうたちのいるところ(スパイク・ジョーンズ) - シャングリラ屯田兵

                              4 users

                              cinemac.hatenablog.com

                              作品中「かいじゅうたち」の世界に波紋をもたらす、文字どおり「知恵のシンボル」たるフクロウが登場します。しかし、かいじゅう仲間のリーダー格であるキャロルにはその言葉を理解することができません。これは拠って立つ文化が異なるということのメタファーなのだと思うのですが、元恋人であるKWを永遠に奪われるのではないかという苛立ちや焦燥から、キャロルは暴力に走ってしまいます。 もちろん第一義としては、このくだりは主人公である少年マックスの鏡像としてキャロルの描写なのだけど、それ以外に監督の心情投影のように思われて・・・なんだか元奥さんの『ロスト・イン・トランスレーション』を観たときに感じたような、「気持ちは分かるけれど、そういうことは一人の大人として胸のうちで消化した上で表現としてアウトプットしてくれないかなあ」という気がして。監督には徹底したナンセンス世界を期待してたせいか、ちょっと肩透かしでした。

                              • エンタメ
                              • 2010/01/17 04:16
                              • レビュー
                              • 映画
                              • カラマーゾフの兄弟(ドストエフスキー) - シャングリラ屯田兵

                                4 users

                                cinemac.hatenablog.com

                                (自らに科した)冬の課題図書をようやく読み終えました(光文社の新訳版)。てっきりカラマーゾフ一族にまつわる一大クロニクルなんだと思ってたら、直接語られるのは3日+数ヶ月の期間に過ぎないんですね。メジャーすぎて読んだ気になっている定番の名作でも、やはり実際に読んでみないことには、と(何度目になるか知れないけれど)改めて。(ということも踏まえて『生きる技術は名作に学べ』は謹んで購入させていただきます。)以下、読んでた時の感想をつらつらと。 ・登場人物に寄り添ったり、俯瞰したりと語りの視点が自在。しかもあらゆる人物は他の人物の見解によって相対化され、それは聖人的なポジションのゾシマ長老すら例外ではないという徹底ぶり。それだけにアリョーシャの殆どチートキャラのような無垢さが一種異様なほどに際立っているのだけど、やっぱりこれは「来るべき第2部」への伏線だったとしか思えない。続きが知りたかったねえ・・

                                • 学び
                                • 2010/01/01 10:29
                                • セルクマ
                                • 本
                                • イングロリアス・バスターズ(クエンティン・タランティーノ) - シャングリラ屯田兵

                                  7 users

                                  cinemac.hatenablog.com

                                  最初、バスターズって「始末屋」の方だと思っていたのだけど、「you bastard!」の方だったんですね。それはさておき、この映画の概要を知ったとき連想したのはアルドリッチの『特攻大作戦』でした。「ならず者部隊が戦局の趨勢を左右する一か八かの作戦にチャレンジする」というストーリーの枠組のみならず、どうやら連合国軍とナチスの立場を相対化するような視点が導入されているらしいという点で。(内容に少し触れます。) 実は結構前に『特攻大作戦』は観ていたのですが、どうにも自分の中で消化できないところがあって、感想を書けないまま今に至っていたのでした。この映画は2部構成で、前半は「特赦を条件に、生きて帰ることの難しいミッションへ凶悪犯罪を犯した兵士から編成される部隊が募られる。正規軍からはバカにされていたが、頼もしく有能な指導者であるライスマン少佐に鍛え上げられ、彼らは正規軍との模擬戦を見事勝利する」と

                                  • 暮らし
                                  • 2009/11/23 00:00
                                  • movie
                                  • 映画
                                  • サマーウォーズ(細田守) - シャングリラ屯田兵

                                    5 users

                                    cinemac.hatenablog.com

                                    僕は『ノルウェイの森』が『蛍』の壮大な蛇足と感じている人間なので、そういう者の意見として読んでください。 予告やあらすじから『僕らのウォーゲーム!』のリメイク的な話なんだろなと想像してたけど、「的」じゃなくてリメイクそのものだったのがまずびっくり(話の構造が一緒)。尺の伸びた部分は「青春夏休みもの」の部分になっている訳だけど、それが「ウォーゲーム」にあったストレートなストーリーテリングの気持ちよさを間延びさせていたような。(もちろん『時をかける少女』的な側面に期待してるお客さんは、そここそを観に来ているのだと思うけど・・・。)おばあちゃんが政財界の大物に働きかけるシーンは、不思議と物語をドライブさせてくれないし、キーパーソンである侘助の屈託が充分に描かれていないから、「泣かせ」も「共闘の興奮」も不完全燃焼な印象でした。 文句ばかり書きましたが、そもそも細田作品の魅力はウェルメイドな結構から

                                    • 暮らし
                                    • 2009/08/02 01:52
                                    • 映画
                                    • アニメ
                                    • EDWARD HOPPER(Rolf G.Renner) - シャングリラ屯田兵

                                      4 users

                                      cinemac.hatenablog.com

                                      名前は知らずとも、誰でも一度は何かしらの彼の作品(とりわけ画像を載せた「Night hawks」は有名ですが)を見た事があると思われるエドワード・ホッパー。その画集です。 『ベンジャミン・バトン』の映画化に併せて、フィッツジェラルドの短編集が角川文庫から出されたのですが、そのカバーに「夜更かしの人々(原題:Night hawks)」が使われていたのですね。それが一押しになって急遽衝動買い。ホッパーの画はクリエイターたちにインスパイアを与えるところ大のようで、特に映画制作者にはその影響を公言している人も多い(ex.カウリスマキ、ヴェンダース)。確かに構図を引用したと思しき映画は結構あるような。そしてそれだけ吸引力のある画だと思います。 実は最近ホッパーを思い出したのは村上訳の『ロング・グッドバイ』を読んだ時で、ネットで感想検索をしていたらやはりどこかで言及されていたのでした(ちなみに「夜更か

                                      • 学び
                                      • 2009/03/19 08:57
                                      • セルクマ
                                      • ブラック・サンデー(ジョン・フランケンハイマー) - シャングリラ屯田兵

                                        3 users

                                        cinemac.hatenablog.com

                                        この映画を観るまで知らなかったのだけど、9.11の時に話題になっていたそうですね。なるほど予見的な感じがなくもないですが、飛行船の方が映えるという意味では(不謹慎で恐縮ですが)、やはり乗り物の選択は映画的だったというか。 テロ組織「黒い9月」は次の目標として米国を狙った作戦を練っていた。イスラエル特殊部隊の急襲で事前に食い止められたかに見えたその計画は、しかし生き残りである女性テロリスト、ダーリヤによって着実に進行していた。自らの逡巡が原因で彼女を逃してしまった部隊長カバコフは、非合法活動も辞さない覚悟でアメリカに渡る。領分を荒らされるのを見逃せないFBI。かくして三つ巴の戦いが始まった。しかしその「作戦」とは思いもよらない大胆なものだった・・・ 最近思うのが、9.11以前も、以降も、心ある映画監督(製作者)だったら割と政治的スタンスは公平感のあるものにするものなんだな、ということ。(一方

                                        • エンタメ
                                        • 2009/03/01 12:27
                                        • 映画
                                        • フリッカー、あるいは映画の魔(セオドア・ローザック) - シャングリラ屯田兵

                                          4 users

                                          cinemac.hatenablog.com

                                          <ネタに触れます>映画好き必読!と話題になってから幾年月(邦訳からもう10年以上なんですか!?そりゃ年も取るわけだ・・・)映画好きとしてようやく読みました。原題どおり只「フリッカー」とせずに「あるいは〜」と加えた邦訳タイトルが秀逸。これって結構大きなフックではなかろうか。 ただの映画ファンであった青年ジョナサンは、強固な理論と鋭いセンスを併せ持つ年上の女性クレアと出会ったことで、いつしか映画を人生の糧そのものとする道を歩み始める。そんなある時、彼はカルト映画監督マックス・キャッスルの作品に出会う。若さゆえのクレアへの反抗心から、唾棄すべきと彼女が断じるキャッスル作品にのめり込むジョナサン。しかしそれは想像もしなかった深遠なる映画の魔の世界への入り口でもあった・・・ まず読者が観たくなるような作中映画の描写が冴えている。異なるメディアにおける作品の素晴らしさを説得力を持って描くというのはかな

                                          • エンタメ
                                          • 2009/02/25 09:29
                                          • 読書
                                          • 20世紀の幽霊たち(ジョー・ヒル) - シャングリラ屯田兵

                                            3 users

                                            cinemac.hatenablog.com

                                            雑誌などのレビューでもキングの息子ということは伏せてあるものが多かった。販売上は強力なフックだと思うのだけれど、やっぱり先入観を排して読んで欲しいということなんでしょうか。 さて内容ですが、収録作はどれも水準以上と断言してよいと思います。ただ圧倒的な傑作というのもなかったかなあ。気に入った作品は、 ○アンソロジストとして長年活動し、ホラーというジャンルに愛憎半ばする思いを抱く主人公が見つけた「まれに見る有望新人」とは?後半の転調が効果的な:『年間ホラー傑作選』 ○僕の親友はビニール風船でできていた。ヒル版「スタンド・バイ・ミー」:『ポップ・アート』 ○キングの息子も野球好きなのか?しみじみさせる親子愛:『うちよりここのほうが』 ○ラムジー・キャンベル風不条理劇:『おとうさんの仮面』 とにかく器用というか、なんでも書けるレンジの広さは素直に賞賛したいところ。ただ一方で器用貧乏というか、なまじ

                                            • おもしろ
                                            • 2008/12/24 23:17
                                            • セルクマ
                                            • 99999【ナインズ】(デイヴィッド・ベニオフ) - シャングリラ屯田兵

                                              4 users

                                              cinemac.hatenablog.com

                                              映画ファンには『25時』の原作・脚色、『トロイ』脚本、SF者には『エンダーのゲーム』脚色の人として知られているであろう作者。コッポラ主催のゾエトロープという文芸誌に寄稿していた作家なので、映画とのゆかりは元々深いと言えるかも知れません。そもそも僕が手に取ったのも、そのゾエトロープの邦訳版に(この短編集にもリヴァイズ版が収められている)『それぞれの獣の営み』が掲載されていて、とても印象深かったからでした。 最近の欧米のいわゆる現代小説は、そういう風に大学の創作コースで教え込んでるのか知らないけれど、結末部分を「しみじみいい感じに終わらせる」ことをとにかく回避することに腐心しているように感じます。読者の感覚を宙吊りにしてなんぼであるかのように。それは「そうすることでしか空虚な人生の真実は表現できない」という型に、逆にはまっているように僕には思われます。 ということで、アーウィン・ショーやアップ

                                              • 暮らし
                                              • 2008/02/21 01:33
                                              • ゆれる(西川美和) - シャングリラ屯田兵

                                                3 users

                                                cinemac.hatenablog.com

                                                劇中、「主人公であるオダギリ・ジョーのセックスシーンのクライマックス」→「ガソリンスタンドの給油」というシークエンスがあるんだけど、今時こんなつなぎ方するのか!と思った。というのも、中学校時代、深夜に親の動向を窺いながら息を殺して見ていた『エマニエル夫人』(だか『続〜』だか)にまんま同じ編集があって、(エイゼンシュテインなどビタイチ知らないまま)「モンタージュとは何ぞや」についてユリイカ!てなったという経験がありまして。そのせいで前半しばらく落ち着いて映画に集中できなかったよ。 というのは半分冗談だけど、上記の場面もですが、主人公兄弟の関係性と父親兄弟の関係性がシンメトリーに配置されていたり、橋のメタファーがあからさまだったりと教科書的に様式的な部分が目に付いて、それはいかがなものかという瑣末なことが最初は本当に気になってしまった。ところがこの映画はそういった大きな枠組みから演出の細部に至

                                                • エンタメ
                                                • 2007/10/28 22:44
                                                • 映画

                                                このページはまだ
                                                ブックマークされていません

                                                このページを最初にブックマークしてみませんか?

                                                『シャングリラ屯田兵』の新着エントリーを見る

                                                キーボードショートカット一覧

                                                j次のブックマーク

                                                k前のブックマーク

                                                lあとで読む

                                                eコメント一覧を開く

                                                oページを開く

                                                はてなブックマーク

                                                • 総合
                                                • 一般
                                                • 世の中
                                                • 政治と経済
                                                • 暮らし
                                                • 学び
                                                • テクノロジー
                                                • エンタメ
                                                • アニメとゲーム
                                                • おもしろ
                                                • アプリ・拡張機能
                                                • 開発ブログ
                                                • ヘルプ
                                                • お問い合わせ
                                                • ガイドライン
                                                • 利用規約
                                                • プライバシーポリシー
                                                • 利用者情報の外部送信について
                                                • ガイドライン
                                                • 利用規約
                                                • プライバシーポリシー
                                                • 利用者情報の外部送信について

                                                公式Twitter

                                                • 公式アカウント
                                                • ホットエントリー

                                                はてなのサービス

                                                • はてなブログ
                                                • はてなブログPro
                                                • 人力検索はてな
                                                • はてなブログ タグ
                                                • はてなニュース
                                                • ソレドコ
                                                • App Storeからダウンロード
                                                • Google Playで手に入れよう
                                                Copyright © 2005-2025 Hatena. All Rights Reserved.
                                                設定を変更しましたx