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chuka123.hatenablog.com
小野田寛郎の話は最初からつじつまがあっていなかった。理由は帰国前から産経を中心とする右翼陣営の『大日本帝国陸軍将校小野田寛郎』という一大キャンペーンがはられたせいだ。 2年前の1972年にグアム島から帰国した残留日本兵の横井庄一軍曹の第一声は、『恥ずかしながら帰って参りました』、であって、28年間所持していた天皇陛下から賜ったはずの銃はすっかり錆びついていてとても使い物にならなかった。 これでは日本帝国陸軍の名がすたる、というので、これは横井庄一氏が単なる一兵卒、しかも市井の縫製屋出身であったからだ、ということであっさり片ずけられてしまった。 小野田氏にとって銃、刀は生存の手段であったということ、彼がとにかくも将校であった、という2つの事実を都合よく結びつけて、右翼陣営は小野田氏を最後の日本兵に祭り上げることに懸命となった。 この背景には小野田氏が帰国した1974年当時の社会情勢がある。
今年の2月20日に加州中部地区連邦裁判所にメイヤーブラウン法律事務所を通してグレンデール市に対する起訴状が提出された。訴状の全文は著名な法律ブログにより公開。拙者もそれを読ませてもらった一人である。 もし、ホロコースト否定者達から米のホロコースト博物館撤去を要求する訴訟を起こしたいという依頼を受けたら、果たしてメイヤーブラウンは引き受けただろうか、と米大手の法律会社メイヤー・ブラウンはブロガー達から手厳しく批判された。 原告側の一人、歴史の真実を求める世界連合会(GAHT-US)サイトの 世界では日本の名誉を貶める運動が盛んに行われています。しかもそれはしばしば、自国に都合よく捏造された歴史を流布することによって、日本人の名誉を傷つけ、日本国を残忍な、悪辣国家であると断じているのです という被害妄想的視点に注目。 その結果、普通のアメリカ人まで、日本人が異常に残酷で、非人道的な民族であると
今年の2月20日に、カリホルニア在住の日系ネトウヨ活動家老人、目良浩一氏(81歳)とミチコ・シオタ・Gingery(90歳)という長寿コンビと“歴史の真実を求める世界連合会”=GAHT という自称NPO団体の3者が原告となり、カリホルニア州の中部地区連邦裁判所に訴訟を持ち込んだことは日本でもよく知られている。 彼らの根拠は、グレンデール市は慰安婦碑を立てて一方的に日本を非難することで日米外交の基本姿勢である日米友好の邪魔をした、という認識にある。これは外交は連邦政府の権限であると定めた米国憲法に違反する行為だというのが彼らの主張。この違憲行為が先述の原告二人に、不愉快、憂鬱、怒り、等の精神的被害を与えたというのだが。 もしこの訴訟が裁判に至れば市民審査員が下す判決はグレンデール市の慰安婦碑設置が果たして違憲行為であるかどうかに限られてくる。 しかし大統領による外交権限というのは米国と相手国
これが問題となったバーバラ・ストライサンドの豪邸 グレンデール市を相手にした慰安婦訴訟は予想を超えて米国でかなりの反響を呼んでいる。 多くのブロガー達が口を揃えたようにこの訴訟をストライサンド効果(=Streisand effect)だと指摘していた。初耳な言葉なので調べてみた。 ストライサンドというのは、もちろんあの米国の大女優兼大歌手、バーバラ・ストライサンドを指している。2003年にバーバラ・ストライサンドは海に面したマリブーの豪邸の写真が、海岸線侵食リサーチの目的で取られたカルホルニア州海岸線の航空写真の中に含まれていることを知り、写真の一般公開禁止を求める訴訟を起こした。 このリサーチ・サイトの存在を知る人はあまりいなかったらしく、それまでにこのサイトにはストライサンドの弁護士も含めてわずか6人が訪問したに過ぎなかったそうだが、訴訟が公になった翌月には何と420,000人が訪れた
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