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PyTorch v1.12 以降では、macOS において Apple Silicon あるいは AMD の GPU を使ったアクセラレーションが可能になっているらしい。 バックエンドの名称は Metal Performance Shaders (MPS) という。 意外と簡単に使えるようなので、今回は手元の Mac で試してみた。 使った環境は次のとおり。 GPU が 19 コアの Apple M2 Pro を積んだ Mac mini を使用している。 $ sw_vers ProductName: macOS ProductVersion: 14.4.1 BuildVersion: 23E224 $ sysctl machdep.cpu.brand_string machdep.cpu.brand_string: Apple M2 Pro $ pip list | grep -i tor
LightGBM のバージョン 4.0.0 が 2023-07-14 にリリースされた。 このリリースは久しぶりのメジャーアップデートで、様々な改良が含まれている。 詳細については、以下のリリースノートで確認できる。 github.com リリースの大きな目玉として CUDA を使った学習の実装が全面的に書き直されたことが挙げられる。 以前の LightGBM は、GPU を学習に使う場合でも、その計算リソースを利用できる範囲が限られていた。 それが、今回の全面的な刷新によって、利用の範囲が拡大されたとのこと。 ただし、PyPI で配布されている Linux 向け Wheel ファイルは CUDA での学習に対応していない。 対応しているのは CPU と、GPU でも OpenCL の API を使ったもの。 そのため、もし CUDA を使った学習を利用したい場合には自分で Wheel を
scikit-learn の LabelEncoder を説明変数の変換に使っている例はたくさん見つかる。 しかし、実は本来 LabelEncoder は目的変数の変換に使うことが想定されていることは、あまり知られていない。 これは公式のドキュメントで確認できる。 scikit-learn.org 上記から一部を引用する。 This transformer should be used to encode target values, i.e. y, and not the input X. このように、入力として想定されているのが本来は目的変数であることが読み取れる。 ようするに Iris データセットでいう setosa とか versicolor を 0 とか 1 に変換するのが本来の目的ということ。 メソッドの引数名を見ても X ではなく y になっている。 なので Pipelin
最近は Polars が気に入っていて、主にプライベートで使っている。 ただ、エコシステムという観点では Pandas に比べて発展途上の段階にあると思う。 そこで、今回は発展の一助として「Shirokumas」というライブラリを作ってみた。 github.com どんなライブラリかというと、現時点の機能では Pandas の category_encoders 1 のサブセットに相当する。 より具体的には、scikit-learn のスタイルで書かれた特徴量抽出をするための基本的なエンコーダを実装してある。 特徴としては、同じ処理を完了するまでにかかる時間が短いこと。 Pandas のエコシステムで使われるフレームワークとパフォーマンスを比較したグラフを以下に示す。 グラフから、比較対象の概ね 1/10 以下の時間で処理を完了できることが分かる。 詳細については、このエントリの後半に記述
勾配ブースティング決定木 (Gradient Boosting Decision Tree; GBDT) では、以下が経験則として知られている。 学習率 (Learning Rate) を下げることで精度が高まる 一方で、学習にはより多くのイテレーション数 (≒時間) を必要とする しかしながら、上記が実際に実験などで示される機会はさほど無いように思われた。 そこで、今回は代表的な GBDT の実装のひとつである LightGBM と、疑似的に生成した学習データを使ってそれを確かめていく。 確かめる内容としては、以下のそれぞれのタスクで学習率を変化させながら精度と最適なイテレーション数の関係を記録して可視化する。 二値分類タスク 多値分類タスク 回帰タスク 使った環境は次のとおり。 $ sw_vers ProductName: macOS ProductVersion: 12.6.2 Bu
リンクアグリゲーションは、複数のネットワークインターフェイスを束ねて扱う技術の総称。 たとえば、2 本のイーサネットを束ねて冗長化することで 1 本に障害が起こってもサービスを提供し続けることができる。 あるいは、フレームをロードバランスすることで単一のイーサネットよりもスループットを向上させる用途でも用いられる。 今回は Linux のリンクアグリゲーションの実装であるボンディング (Bonding) を Network Namespace と共に使ってみよう。 使った環境は次のとおり。 $ cat /etc/lsb-release DISTRIB_ID=Ubuntu DISTRIB_RELEASE=22.04 DISTRIB_CODENAME=jammy DISTRIB_DESCRIPTION="Ubuntu 22.04.1 LTS" $ uname -srm Linux 5.15.0
stress(1) を使うと、Unix 系 OS で動作しているホストの CPU やメモリ、ディスクに簡単に負荷をかけられる。 今回は使い方や動作などを一通り見ていく。 使った環境は次のとおり。 $ lsb_release -a No LSB modules are available. Distributor ID: Ubuntu Description: Ubuntu 22.04 LTS Release: 22.04 Codename: jammy $ uname -srm Linux 5.15.0-40-generic aarch64 $ stress --version stress 1.0.5 $ dstat --version | head -n 1 pcp-dstat 5.3.6 $ taskset --version taskset from util-linux 2.37
自宅にあるオンプレマシンでグラフィックカードを GPGPU の用途に使用していると、消費電力や発熱は切実な問題になりうる。 特に昨今は電気代の値上がりも著しいし、発熱は製品寿命の短縮や夏だと室温の上昇につながる。 そこで、今回は Linux の環境で nvidia-smi(1) を使って NVIDIA の GPU にパワーリミットを設定することで消費電力や発熱の低減を目指してみる。 使った環境は次のとおり。 Ubuntu 20.04 LTS のマシンに、Docker と nvidia-container-toolkit がインストールしてある。 $ lsb_release -a No LSB modules are available. Distributor ID: Ubuntu Description: Ubuntu 20.04.4 LTS Release: 20.04 Codenam
ストレージ機器を破棄または譲渡するときには、漏えいを防ぐためにあらかじめデータを消去しておく必要がある。 このとき、データの消去は後から読み取りが難しいように実施しなければいけない。 後から読み取りが難しい形でデータを消去することは Secure Erase と呼んだりするようだ。 今回は NVMe ストレージを Secure Erase する方法について扱う。 まず、最近のマザーボードの UEFI には、ストレージのデータを Secure Erase するためのツールが付属していることがある。 もし、ツールが付属している場合には、それを利用するのが手っ取り早い。 では、付属していない場合にどうするか、というのが今回の話になる。 Unix 系の OS で NVMe ストレージを使っている場合には、nvme-cli(1) を使うのが良さそうだ。 今回使った環境は次のとおり。 $ lsb_re
今回は「Linuxで動かしながら学ぶTCP/IPネットワーク入門」に載せようか悩んで、結局は載せなかった内容のひとつを扱う。 Linux の Network Namespace を使って作った 2 台のルータを、Keepalived (VRRP) を使ってホットスタンバイで冗長化する構成を組んでみる。 つまり、2 台のうち 1 台のルータに障害が起きても、残りの 1 台が役務を引き継いで通信を継続できる状況を再現する。 使った環境は次のとおり。 $ lsb_release -a No LSB modules are available. Distributor ID: Ubuntu Description: Ubuntu 20.04.4 LTS Release: 20.04 Codename: focal $ uname -srm Linux 5.4.0-107-generic aarch
Apple Silicon 版の Mac を使っていても、依然として成果物をデプロイする先は ISA が x86-64 (amd64) のマシンであることが多い。 となると、どうしても x86-64 の環境を使って作業をしたい場面が出てくる。 もちろん、IaaS を利用してリモートにマシンを立ち上げれば良いんだけど、簡単な検証なら手元で手軽に済ませたい。 今回は、そんなニーズを埋めてくれるかもしれない Lima を使ってみる。 Lima を使うと、Apple Silicon 版の Mac 上で ISA が x86-64 の Linux 仮想マシンを手軽に立ち上げることができる 1。 ただし、バックエンドは QEMU のソフトウェアエミュレーション (qemu-system-x86_64) なので、ネイティブな環境に比べるとパフォーマンスは大きく劣る。 使った環境は次のとおり。 $ sw_v
ソフトウェアエンジニアリングの世界では、自動化されたテストを使ってコードの振る舞いを検証するのが当たり前になっている。 同じように、データエンジニアリングの世界でも、自動化されたテストを使ってデータの振る舞いを検証するのが望ましい。 データをテストするのに使える OSS のフレームワークも、いくつか存在する。 今回は、その中でも dbt (data build tool) を使ってデータをテストする方法について見ていく。 dbt 自体はデータのテストを主目的としたツールではないものの、テストに関する機能も備えている。 また、dbt には WebUI を備えたマネージドサービスとしての dbt Cloud と、CLI で操作するスタンドアロン版の dbt Core がある。 今回扱うのは後者の dbt Core になる。 使った環境は次のとおり。 $ sw_vers ProductName:
Ubuntu 20.04 LTS のサーバ版をインストールした場合には、デフォルトでは GUI 環境が用意されない。 しかし、後から必要になる場合もある。 今回は、そんなときどうするかについて。 なお、必要な操作は Ubuntu 18.04 LTS の場合と変わらなかった。 使った環境は次のとおり。 $ lsb_release -a No LSB modules are available. Distributor ID: Ubuntu Description: Ubuntu 20.04.1 LTS Release: 20.04 Codename: focal $ uname -r 5.4.0-59-generic もくじ もくじ 下準備 デスクトップ環境が必要なとき X Window System だけで良いとき 下準備 あらかじめ、リポジトリの情報を更新しておく。 $ sudo apt
Linux のコンテナ仮想化を構成する機能の一つに Namespace (名前空間) がある。 Namespace は、カーネルのリソースを隔離して扱うための仕組みで、リソース毎に色々とある。 今回は、その中でも PID (Process Identifier) を隔離する PID Namespace を扱ってみる。 使った環境は次のとおり。 $ lsb_release -a No LSB modules are available. Distributor ID: Ubuntu Description: Ubuntu 20.04.3 LTS Release: 20.04 Codename: focal $ uname -rm 5.4.0-96-generic aarch64 $ unshare --version unshare from util-linux 2.34 $ gcc --
これを書いている現在 (2021-11)、Apple Silicon 版の Mac を使って Python の開発環境を整えようとすると、なかなかしんどい。 しんどさの主な要因は、サードパーティ製のパッケージが Apple Silicon をまだサポートしていない場合が多い点にある。 たとえば、Python で機械学習をしようと思ったら誰でも一度は使ったことがあるはずの scikit-learn もそのひとつ。 現在の最新バージョン (1.0.1) でも、Apple Silicon の環境では pip を使った正攻法ではインストールできない。 ただし、以下のドキュメントを読むとわかるとおり、Apple Silicon の環境でインストールする唯一の方法として Miniforge を使うことが挙げられている。 scikit-learn.org Miniforge は、ざっくり言うと利用するリ
Apple Silicon (M1) の載った Mac mini を購入してからというもの、ローカルで仮想マシンを手軽に立ち上げる方法を模索している。 Intel 版の Mac であれば Vagrant + VirtualBox を使っていたけど、残念ながら VirtualBox は ISA が x86 / amd64 のシステムでしか動作しない。 Docker for Mac も使っているけど、コンテナではなく仮想マシンが欲しいという状況も往々にしてある。 そんな折、Multipass を使うとデフォルトではゲスト OS が Ubuntu に限られる 1 ものの、Vagrant 並に仮想マシンを手軽に扱えることがわかった。 今回は、そんな Multipass の使い方について書いてみる。 multipass.run 使った環境は次のとおり。 $ sw_vers ProductName:
Linux で利用できるファイルシステムの一つに Overlay Filesystem (OverlayFS) がある。 このファイルシステムは、Docker が推奨しているストレージドライバの overlay2 が利用していることで有名。 今回は、そんな OverlayFS を Docker を介さずに扱ってみる。 使った環境は次のとおり。 $ cat /etc/lsb-release DISTRIB_ID=Ubuntu DISTRIB_RELEASE=20.04 DISTRIB_CODENAME=focal DISTRIB_DESCRIPTION="Ubuntu 20.04.3 LTS" $ uname -rm 5.11.0-1021-gcp x86_64 $ sudo docker version Client: Docker Engine - Community Version:
今回は、PyTorch の RNN (Recurrent Neural Network) が内部的にどんな処理をしているのか確認してみる。 なお、ここでいう RNN は、再起的な構造をもったニューラルネットワークの総称ではなく、いわゆる古典的な Simple RNN を指している。 これを書いている人は、ニューラルネットワークが何もわからないので、再帰的な構造があったりすると尚更わからなくなる。 そこで、中身について知っておきたいと考えたのがモチベーションになっている。 使った環境は次のとおり。 $ sw_vers ProductName: macOS ProductVersion: 11.5.2 BuildVersion: 20G95 $ python -V Python 3.9.6 $ pip list | grep torch torch 1.9.0 もくじ もくじ 下準備 モデルを
TFRecord フォーマットは、TensorFlow がサポートしているデータセットの表現形式の一つ。 このフォーマットは、一言で表すと TensorFlow で扱うデータを Protocol Buffers でシリアライズしたものになっている。 特に、Dataset API との親和性に優れていたり、Cloud TPU を扱う上で実用上はほぼ必須といった特徴がある。 今回は、そんな TFRecord の扱い方について見ていくことにする。 使った環境は次のとおり。 $ sw_vers ProductName: macOS ProductVersion: 11.5 BuildVersion: 20G71 $ python -V Python 3.9.6 $ pip list | grep -i tensorflow tensorflow 2.5.0 tensorflow-datasets
MinIO は Amazon S3 互換のオブジェクトストレージを提供する OSS のひとつ。 たとえばオンプレ環境でオブジェクトストレージを構築したいときや、手元で S3 を扱うアプリケーションの動作確認をするときなんかに使える。 今回はそんな MinIO を AWS CLI と Python クライアントの boto3 から使ってみる。 使った環境は次のとおり。 $ sw_vers ProductName: macOS ProductVersion: 11.4 BuildVersion: 20F71 $ minio -v minio version RELEASE.2021-05-26T00-22-46Z $ python -V Python 3.9.5 $ aws --version aws-cli/2.2.6 Python/3.9.5 Darwin/20.5.0 source/x8
今回は、iproute2 の ip-netns(8) を使わずに、Linux の Network Namespace を操作する方法について書いてみる。 目的は、namespaces(7) について、より深い理解を得ること。 使った環境は次のとおり。 $ cat /etc/lsb-release DISTRIB_ID=Ubuntu DISTRIB_RELEASE=20.04 DISTRIB_CODENAME=focal DISTRIB_DESCRIPTION="Ubuntu 20.04.2 LTS" $ uname -r 5.4.0-1043-gcp もくじ もくじ 下準備 前提知識 unshare(1) / nsenter(1) / mount(8) を使って操作する unshare(2) / setns(2) / mount(2) を使って操作する 参考 下準備 あらかじめ、必要なパッ
Streamlit は、ざっくり言うと主にデータサイエンス領域において WebUI 付きのアプリケーションを手早く作るためのソフトウェア。 使い所としては、ひとまず動くものを見せたかったり、少人数で試しに使うレベルのプロトタイプを作るフェーズに適していると思う。 たとえば、Jupyter で提供すると複数人で使うのに難があるし、かといって Flask や Django を使って真面目に作るほどではない、くらいのとき。 使った環境は次のとおり。 $ sw_vers ProductName: macOS ProductVersion: 11.3.1 BuildVersion: 20E241 $ python -V Python 3.8.9 もくじ もくじ 下準備 基本的な使い方 基本的な書式 プレースホルダー プログレスバーを使った処理の進捗の可視化 基本的な可視化 組み込みのグラフ描画機能
今回は、LightGBM が構築するブースターに含まれる決定木を可視化した上で、その分岐を追いかけてみよう。 その過程を通して、LightGBM の最終的な出力がどのように得られているのかを確認してみよう。 使った環境は次のとおり。 $ sw_vers ProductName: macOS ProductVersion: 11.2.3 BuildVersion: 20D91 $ python -V Python 3.9.2 もくじ もくじ 下準備 二値分類問題 (乳がんデータセット) 回帰問題 (ボストンデータセット) 多値分類問題 (あやめデータセット) まとめ 下準備 まずは動作に必要なパッケージをインストールする。 決定木の可視化のために graphviz を、並列計算のために OpenMP を入れておく。 $ brew install graphviz libomp そして、Pyt
Jupyter を使ってデータを可視化していると、似たようなグラフを何度も描くことがある。 そんなとき、変数の値を変更しながらグラフを描画するセルを実行しまくるのは効率があまりよくない。 そこで、今回は ipywidgets を使って簡単な UI を作ることで、Jupyter でインタラクティブな操作ができるようにしてみる。 グラフの描画には、今回は主に Matplotlib を使うことを想定している。 使った環境は次のとおり。 $ sw_vers ProductName: macOS ProductVersion: 11.2.2 BuildVersion: 20D80 $ python -V Python 3.9.2 $ pip list | grep widgets ipywidgets 7.6.3 jupyterlab-widgets 1.0.0 widgetsnbextension
表題のとおりなんだけど、最近 Python の REPL に複数行のコードをペーストしたときの挙動が以前と変わってしまい困っていた。 その Python というのは、具体的には Homebrew でインストールしたものや、Pyenv を使ってソースコードからビルドしたもの。 使っている環境は次のとおり。 $ sw_vers ProductName: Mac OS X ProductVersion: 10.15.7 BuildVersion: 19H114 $ brew info readline | head -n 1 readline: stable 8.1 (bottled) [keg-only] $ pyenv --version pyenv 1.2.22 もくじ もくじ TL;DR 問題についてもうちょっと詳しく TL;DR 結論から先に述べると、これは Python のビルドに使
MLflow は MLOps に関連した OSS のひとつ。 いくつかのコンポーネントに分かれていて、それぞれを必要に応じて独立して使うことができる。 その中でも、今回扱う MLflow Models は主に学習済みモデルやパイプラインの取り回しに関するコンポーネント。 MLflow Models を使うことで、たとえば学習済みモデルの Serving やシステムへの組み込みが容易になる可能性がある。 使った環境は次のとおり。 $ sw_vers ProductName: Mac OS X ProductVersion: 10.15.6 BuildVersion: 19G73 $ python -V Python 3.8.5 $ pip list | egrep "(mlflow|lightgbm|scikit-learn)" lightgbm 3.0.0 mlflow 1.11.0 sc
Docker コンテナを使って技術検証をしているときに、色々と試行錯誤している場面では、ある手順から作業をやり直したくなることがある。 すべての作業がすぐに終わるなら特に問題にはならないものの、時間がかかる場合には初めからやり直したときに大きなロスが生じる。 そんなときは、動作中の Docker コンテナから Docker イメージを作ることで時間の節約ができる。 具体的には docker commit サブコマンドを使うことで実現できる。 今回、使った環境は次のとおり。 $ sw_vers ProductName: Mac OS X ProductVersion: 10.15.7 BuildVersion: 19H15 $ docker version Client: Docker Engine - Community Cloud integration: 1.0.2 Version:
OmegaConf は、Python の Configuration フレームワークのひとつ。 Hydra が低レイヤー API に利用している、という点が有名だと思う。 というより、Hydra を使おうとすると OmegaConf の API が部分的にそのまま露出していることに気づく。 なので、OmegaConf を理解しておかないと、Hydra はちゃんと扱えないくらいまであると思う。 今回は、そんな OmegaConf の使い方を一通り見ていく。 OmegaConf には、ざっくりと次のような特徴がある。 良い (と私が感じた) ところ YAML 形式で設定ファイルを管理できる 設定の Key-Value ペアを階層的に管理できる Data Classes (PEP 557) を使って設定の構造を定義できる Syntax for Variable Annotations (PEP
今回は、機械学習モデルの解釈可能性を向上させる手法のひとつである LIME (Local Interpretable Model Explanations) を LightGBM と共に使ってみる。 LIME は、大局的には非線形なモデルを、局所的に線形なモデルを使って近似することで、予測の解釈を試みる手法となっている。 今回使った環境は次のとおり。 $ sw_vers ProductName: Mac OS X ProductVersion: 10.15.7 BuildVersion: 19H2 $ python -V Python 3.8.5 もくじ もくじ 下準備 Boston データセットを LightGBM で学習させる LIME を使って局所的な解釈を得る 参考 下準備 まずは、下準備として使うパッケージをインストールしておく。 $ pip install lime sciki
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