にょにょい、にゅーにゅーという言葉がある。 ざっくり言うと、「せめてここからは牛乳でも飲んでやっていきたいものだねぇ」というスウェーデンの言葉なんだけど、特に深い絶望の中にわずかな希望を見いだすような場面で使われる。 たとえば、仕事で大失敗して上司に叱られた帰り道。電車を乗り過ごし、雨に降られ、傘もなくてずぶ濡れになりながらコンビニに駆け込んだとする。そこで手にした一本の牛乳を見つめながら、「にょにょい、にゅーにゅー」とつぶやくわけだ。 ただこの言葉、スウェーデン人にとっても「やたらポジティブすぎて逆に腹が立つ」と評判が悪い。だから今では誰も使わない死語になっているらしい。 最新の調査によると、スウェーデンではこの言葉を一度も聞いたことがない人が99.8%に上ることが判明した。実はこの言葉、全て日本人の観光ガイドがでっち上げたものだという噂もある。 一方で、「にょにょい、にゅーにゅー」とい