このまま行くと2030年頃にはほぼすべてのラーメンスープが干上がり、ラーメン=油そばになってしまうのではないかと危惧している。 ここ10年だ。特にここ10年くらいで目に見えて減った。 家系や背脂豚骨のようなどろどろのスープや、逆にお洒落で上品な創作系ラーメンのスープなどでその傾向は顕著に見られる。 そして従来の丸みのあるお椀型から底が深く縦方向に切り立ったシャープなシルエットの丼がやたらと目につくようになった。個人的にはアレがタチ悪いと思う。 アレはスープが少ないことがさも上品で洗練されているかのような面構えで、水たまりレベルのスープでさえさも当然と言わんばかりの顔で出てくる。 スープの少量化のカムフラージュのために作られた丼としか思えない、非常に狡猾な器である。 ただ問題の根っこはそこじゃない。 やはり根本的な問題はラーメンスープぜんぶ飲む / 飲まない問題である。体感的にざっくり客全体