はい、「さ」と「ざ」は発音の際の調音点(舌の位置など)や調音方法(息の出し方など)がほぼ同じで、唯一の違いは「濁音か清音か」です。 具体的には: 「さ」は無声音(声帯を震わせない) 「ざ」は有声音(声帯を震わせる) どちらも「歯茎摩擦音(または破擦音)」で、口の中での発音の場所と方法が同じです。このため、「さ」と「ざ」は音声学的に非常に近い音とされます。 ただし、は行だけは他と少し違っていて、「は」と「ば・ぱ」は調音点が異なる場合があります(例:現代標準語では「は」は声門摩擦音に近いですが、「ば・ぱ」は両唇音です)。このため、は行の清音と濁音/半濁音は、音的にやや距離があります。 耳で聞いていて、あまり近いと実感できないのですが。 それは自然な感覚です。声帯の振動だけの違いであっても、音の印象や響きには大きな差が出るため、聞いたときには「近い音」と感じにくいことがあります。 特に以下の理由