狩猟辞めるって決めた! 猟友会にも伝えた! ちょっと心残りもあるけど肩の荷が降りた気分ってことは、やめて良かったんだな。 私にとっては、狩猟は修行だった。 難しいお肉を、最初から最後まで責任を持って美味しく調理したいという挑戦だった。 鹿や猪の生きてきた環境、背景などを知って、暮らしぶりを想像して、どう調理しようか、何と合わせようか、そういう表現がしたかった。 それぞれの個体と向き合うのは私の中では楽しいことではなく、礼を尽くすことだったし、とても重かった。 沢山獲れて嬉しいという気持ちになったことは、一度もない。畑への被害という観点から見れば沢山獲れても良いのかもしれないけど、私はそういう目的で狩猟を始めたのではないので、それはまた別のお話だと思っている。 料理をする者として、食材を手に入れることや然るべき調理をして美味しく食べること、それで誰かを喜ばせるとは、どういうことなのかをいつも