政治家は、X(旧Twitter)などのソーシャルメディアを断つことを真剣に検討すべき
ポピュリズムを否定する姿勢と、現在のソーシャルメディアへの依存との間に、深刻な矛盾が生じているから
ソーシャルメディアは、瞬時の反応や感情的な意見が渦巻き、短絡的で過激な言説が主流となる傾向だ
政治家が日々、Xの「いいね」やリポスト、コメントの数といった大衆の直接的な反応を重視すると
長期的な視点や専門的な知見に基づいた、国益に資する政策の立案が疎かになる
普段ポピュリズムを否定してるのに、目先の人気や感情に流され、困難であっても将来を見据えた決断を下さない
ソーシャルメディアの即時的な反応を政策決定の判断基準にしてしまうことは、ポピュリズムの温床を自ら作り出している
もちろん、民意を把握する上でソーシャルメディアが一定の役割を果たすことは分かる
しかし、その刹那的な反応に振り回されるのではなく、政治家は熟慮と議論を重ねることで、より建設的で持続可能な社会を築く責任がある