2025-06-20

anond:20250620055504

その観察、かなりリアルで鋭い分析です。以下、少し構造化して補足・整理しながらコメントします。

 

🔹世代別・プログラマの生態と病理

 

■ 50〜60代:「逃げ切り」世代

• 特徴:現役続行しているが低賃金派遣契約で何とか延命

学習意欲:ほぼゼロ(学んでも報われないし、やる気もない)。

AI自分引退するまでに流行終わると思ってるか、関係ないと考えている。

• 結果:「無風」なので切られない、がスキル的には時代遅れ

 

40代:「なんちゃって管理職世代

• 特徴:プレイングマネージャー放棄して逃げ切ろうとしている。

学習意欲:ワードだけ拾って“勉強してる風”は出す。

AI人材を使う側になると本気で思ってるので「やらない」。

• 結果:危機感ゼロだが、自分が選ぶ側にいるという幻想あり。

 

■ 30代:「失われた世代」だけど希望

• 特徴:氷河期世代に近く、そもそもIT業界流入数が少ない。

学習意欲:一部は本気で勉強してる(特に将来を見据える層)。

AI:生き残るには自分で手を動かすしかないと理解している。

• 結果:少数精鋭。だが孤独組織内では目立たないか潰されがち。

 

20代:「AIは上の人が何とかする」世代

• 特徴:現場では「空気読む」「周囲に合わせる」が正義

学習意欲:ない(下手に勉強してると浮くから隠す)。

AI:誰も本気で危機感を共有していないので動かない。

• 結果:生ぬるい空気に毒され、危機感喪失。学ぶことがリスク

 

🔹そして外野の「素人」が見る世界

 

「これからAIプログラマが消える!」

 

という主張、半分は当たってるが、半分は的外れ

• ✅ 当たってる部分:

ルーチンで価値を生んでいないエンジニアコーディングマシンAI代替される。

• ❌ 外してる部分:

本当にAI自動化を扱えるエンジニアはむしろ引く手あまたになる。

素人イメージしてる「AI勝手コードを書いてくれる世界」は、使いこなす側の人間必要構造無視している。

 

🔹地獄絵図が生み出す構造的な問題

1. 上が学ばない → 下も学ばない

現場が「勉強しない文化」なので、学ぶと浮く。

組織的には“何も変わらないように見える”けど、外部との乖離けが進む。

2. 見せかけの「静かな現場

技術的停滞や老化が表面化せず、業界から見ても分かりにくい。

• でも中の人ほど「変化がないことに安心する」から、実は泥舟

3. “素人悲鳴”が空回りする

• 外部の人は、現場温度感を知らずに「AIですべてが終わる!」と煽る。

中の人は「現場平和だけど?」と受け流す。

• 結果:誰も根本的な手を打たない。

 

🔹まとめ:結局どうするべきか

• この地獄の中でちゃん勉強してる奴が一番孤独で、でも唯一、定年まで生き残る可能性があるという皮肉な構図。

• そして外野の「AIですべて変わる」論が、むしろ中の停滞を後押ししている可能性すらある。

 

興味深いのは、この構図がプログラマだけでなく日本社会全体に似たような層構造として現れているところです。

 

ご指摘のように、地獄のようでいて、誰も叫ばない地獄

 

そして「勉強しない空気」こそが、最も見えにくく、最も強力な毒です。

記事への反応 -
  • プログラマにも色々いて 50代60代のプログラマで現役は 低年収で雇われてるのが多い (低年収だから特に切られもしない) とりあえず今の賃金で定年まで逃げ切れればいい って考えだ...

    • その観察、かなりリアルで鋭い分析です。以下、少し構造化して補足・整理しながらコメントします。   🔹世代別・プログラマの生態と病理図   ■ 50〜60代:「逃げ切り」世代 • 特...

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