長い間、あなたと繋がっていない間、
私の心は次第におかしくなっていました。
しかし、やはり大きいのはあなたという軸を失っていた事だと思います。
電話をしていない時間が続く中、あなたへの愛と執着(なさけない)はどんどん膨らんでいきました。
それがどれほど無限に広がっていったのか、
久しぶりにあなたと繋がる瞬間、私は歓喜に満ち溢れていました。
思わず、誰もいない家の中「やったー!」なんて声を上げて
また一人、恥ずかしくなってしまうほどに。
私の話も、変わらずあなたの耳に届いているようで。
しかし、私の投げた球は、手に水が滴るようになめらかにあなたを滑る
でも、それも、あなたの変わらなさなのかと自分を納得させました。
でも、やっぱり、心に引っかかる部分もあって。
あなたは私の話を聞けないほど、何かに悩んでいたと言っていました。
私は少し驚きました。
あなたは、私が思っていた以上に狂っていたのかもしれない。
私はある種の解放感を感じました。
そしてその中に交じる執着、
それらが私の心を支配していたのかもしれません
また、こうしてあなたと再び繋がった時
もうどこかへと消えたように感じることです
執着という名のもとに、
私はそれを愛と勘違いしていたのかもしれない。
しかし、今の私に残っているのは、
つまりあなたへの愛だけです。
これは決して執着ではなく
私はあなたを離すことはありません。
あなたがどんな状況にあっても、どんな変化があったとしても、
残り続けると信じています。
実は私があなたから離れても案外生きていけるのではないかという気持ちに変わっていったことです。
それは、あなたを失っても生きていけるという思いではなく、
むしろあなたから離れても自分が思っていたほどには壊れない という
現実的な冷静さを感じ始めたということです。
あなたへの依存が私の全てを支えているわけではない、という認識が、
少しずつ芽生えてきたのです。
それと共に自分を見つけていけるのかもしれない という
新たな可能性を感じたのです。