マジレスするわね。
音楽に関してphysical copyという表現が定着したのは、「音楽はiTunesでデータで買う」のが当たり前になったころだったわ。mp3というファイル形式が一般人の語彙に入ったのが2000年ごろ、その数年後にmp3.comなどの「ファイル」を売るサイトが出現したんだけど、「データで買う」、「ハードディスクにダウンロードする」という消費スタイルが一般化したのは、もう少しあとだったわね。
そのときに、「データ」という形のないファイルか、手で触れる形のある記録媒体、つまり「物理的な(フィジカル)」物体か、「あなたはどっち派?」というような会話がたくさん行なわれたの。「フィジカル・コピー」はそこで使われた用語だったわ。英語圏ではこれは「店で売ってる、パッケージされたソフト」のことを指す用語なの(パソコンのソフトウェアやゲームでも使われる表現)。日本では、「形のある記録媒体」といえばCDだけだったから「CD」と言えばよかったのだけれど、アメリカやイギリスでは音楽を買うような人はある程度のマニアやコレクターもいて、一般的な音楽の記録媒体には「CD」も「ヴァイナル」(アナログのレコード盤)もある。それに英語では、「言い換え表現」が必要なのね(「株式会社はてな」について書くときは、「京都に本社のあるそのIT企業」と言い換えることが必要になるのが英語の文章術よ)。だから「私はまだCDを買っているわ。なぜなら、私はまだフィジカル・コピーを自分の棚に所有していたいと思うから」というようなことを掲示板などでわいわいと話していたんだけど、そういうところから日本人の音楽好きの人の間にも旧式のCDやレコード盤について、「フィジカル・コピー」という言い方が取り入れられたのだと思うわ。音楽関係の仕事で英語圏の人と話をする人なら、ごく普通に「フィジカル・コピー」を使うから、そこからも用語は入ってくるわね。いずれにせよ、「形のないデータでも購入できる」ようになったあとに広まった言い方よ。
昔なら、いかにも音楽好きっぽい気取った日本語の表現としては「盤」というのがあったわ。DJはよく「お皿」って言っていたわね。クラシックでは事情は違うと思うけれど。
サッカーの「フィジカル」は「身体的」の意味で、英語ではphysical strengthで「体力」の意味になるわね。確かに、これも誰が言い出したのか、気になるけれど、きっと「海外サッカー」の影響だと思うわ。対義語は「メンタル mental」よ。サッカーじゃなくテニスだけどmental toughnessといえばロジャー・フェデラーよね。
誰が言いだしたんだ?形のあるやつって事だろ? サッカーだってフィジカルとかいいだしたの何年か前ぐらいからいきなりだよな? いきなり当たり前のように入り込んでんだから怖いよ...
マジレスするわね。 音楽に関してphysical copyという表現が定着したのは、「音楽はiTunesでデータで買う」のが当たり前になったころだったわ。mp3というファイル形式が一般人の語彙に入...
CDとかレコードとかをフィジカルっていう用法は聞いたことなかったが、 サッカーなどのスポーツでフィジカルは昔から普通に使われてる。
ティロ・フィナーレ(物理)辺りから
非常に残念ながら心配しなくてもそんな言葉は浸透してないよー
非常に残念ながらあなたの知らないとこでは浸透してるみたいですねー
知らないところで浸透してる言葉はどうでもいいな
悔しいだろうけど非常に残念ながら浸透してないよー
関係ない話だが、イノベーティブ、インタラクティブ、インセンティブあたりをいきなり言われるととっさに意味が思い浮かばない。 落ち着いて頭の中で単語の意味を探せば分かるが。 ...
そりゃ単に英語に慣れてないだけ。
すげー分かるなこれ、自分に染み付いてないだけなんだけど ないならまだしも、適当な日本語があるからイライラする
マイノリティとマジョリティが分からないのは正直ひどいと思う