フルタ・スタートレックフィギュア2 U.S.S.プロメテウス定価:300円フルタから以前発売されたスタートレック食玩の第2弾にラインナップされていた「U.S.S.プロメテウス」です。海洋堂と喧嘩別れした後のフルタなので、あまり良い出来ではありませんが、現在のところ日本国内のマスプロ商品で唯一入手可能なプロメテウスの立体物だと思われます。
これでも薄くシャドウ吹きがされていたりして、第1弾よりはクオリティが上がってはいる印象ではあるんですがね……。海洋堂と提携中に出ていればもっと良いのが手に入ったであろうにと考えると残念でなりませぬ。
「U.S.S.プロメテウス」は『スタートレック・ヴォイジャー』第4シーズンのエピソードである第82話「プロメテウスの灯を求めて」に登場した、プロメテウス級の1番艦。当時アルファ宇宙域で激化の一途を辿っていたドミニオン戦争の最中に、惑星連邦が開発を進めていた新技術の実験のための最新鋭試作艦である。鋭角的な形状の船体からは、U.S.S.ヴォイジャーの属するイントレピッド級同様、高速ワープを行っても時空連続体に悪影響を及ぼさない事が見て取れる。エンタープライズDが対ボーグキューブ戦で採った戦術(円盤部と第2船体に分離しての同時攻撃)をハードウェア・レベルで進化させる事が主要な建造目的である為、類似の戦術を得意としていた旧世紀のウルトラ警備隊の「ウルトラホーク1号」のデータを導入して設計されており、船体を3つに分割し同時他方向攻撃が可能という、画期的な新機構が導入されているのが最大の特徴である。
何故惑星連邦がこの様な艦を開発するに至ったかであるが、まずプロメテウス級開発の前提として、スタートレック宇宙ではボーグキューブ級の超大型艦とシャトル等の小型艇は別として、小型艦と大型艦の戦闘力の差がそれ程大きくない事を踏まえて頂きたい。具体的に言うと、一般に小型艦の代表として挙げられるディファイアント級やジェム・ハダー突撃艦、クリンゴンのブレル級バード・オブ・プレイと、大型艦の代表格であるギャラクシー級やロミュラン・デイダリダクス級ウォー・バードとの戦闘力の差は外観の大きさ程決定的ではないのだ。大型艦の方がシールドが強力で防御力が高いのは事実であるが、こと攻撃力の方となると大型艦といえど一方向に志向できるフェイザー砲、ディスラプターの数は限られており、光子魚雷・量子魚雷に関しては大型艦も小型艦も搭載しているのは似たようなものである(厳密には別物なのかもしれないが、劇中描写を見る限り威力に大差はない)。実戦においては小型艦でも戦術とクルーの錬度、高機動性により、大型艦と互角の戦いを展開し、場合によっては撃破する事も可能なのだ。こういう状況の為、大型艦1隻対小型艦3隻の戦闘となると後者優位で戦闘が進む事が往々にしてあるのである。
ウルフ359で連邦・クリンゴン合同艦隊を一蹴し、地球目前にまで侵攻したボーグキューブを阻止する為、エンタープライズDは円盤部を分離し船体を2分割しての攻撃を行った。
エンタープライズDの円盤部にはフェイザー砲が搭載されている為、戦闘ブリッジのある第2船体との共同攻撃が可能であり、この分離戦術は一時的に船が2隻に増えたのと同じ効果をもたらしたのだ。
結局この時は内部からの工作もありボーグ艦の撃破に成功したのだが、この時の分離攻撃戦術を宇宙艦隊司令部は有効な戦術と判断した。相手がボーグキューブの為この戦術をもってしても不利に展開したが(なにしろエンタープライズDの最強武装である波動砲もといデフレクタービームも通用しない相手なので)、通常クラスの敵艦相手では、1対1と思っていたのが急に2対1になり敵の意表を付く事が可能な為、確かに有効な戦術である。しかしながらこの戦術は、円盤部にはワープドライブが搭載されていない為、いざという時の逃走が不可能であるという欠点が存在した。この戦術をもってしても不利が覆らず、いよいよ逃げなくてはならなくなった時、第2船体は円盤部を残して遁走するしかないのだ。
この欠点を克服すべく提案されたのが「分離する両船体共にワープドライブを搭載する」というものであり、ここから更に「どうせなら旧世紀のウルトラホーク1号の様に、2分割ではなく3分割にしてはどうか。3分割なら一気に3対1となり、戦場での優位は確定的である」という風に話が進み、プロメテウス級の基本コンセプトが纏まったのである。ウルトラ警備隊で長年に渡って運用されたウルトラホーク1号のデータを引っ張り出してきた甲斐はあり、前例の無いコンセプトにもかかわらず試作艦の時点で非常に完成度が高い艦の開発に成功した。
わざわざ小型艦3隻ではなく通常は一隻に合体して運用するのも、ウルトラホーク1号同様に航続距離の増大の為である。プロメテウス級の場合は宇宙探検用の探査装置や食堂等、戦闘に無関係なものが1つで済む為、さらに合体運用の効果は大きい。
3船体全てにワープドライブを搭載した効果は絶大で、ワープ航行しつつウルトラホーク1号と同様の攻撃が可能。当然の事ながらワープドライブ必須の戦術であるピカード・マニューバーも使用可能である。
目測であるが、1船体毎の戦闘力はノヴァ級に匹敵すると思われ、ノヴァ級3隻>ギャラクシー級=ディファイアント級と考えると、プロメテウス級はギャラクシー級の1.5倍程度の戦闘力を持っているのではないかと推測される。 とかなんとか書いてみたり~。(  ̄▽ ̄)ノ ウルトラホーク1号云々の部分はワタクシの独自設定であり、オ、オフィシャルではございませんぞ。(^^;)
通常形態では4本のワープナセルを誇示しておりいかにも速そうですが、他に連邦艦でナセルが4本あるクラスはピカード艦長が最初に指揮を執った「U.S.S.スターゲイザー」が有名なコンステレーション級程度と、かなり少ないですね。やはり4本だと2本よりコストがかさむとかあるのでしょうか。
今のところ初登場エピの「プロメテウスの灯を求めて」の他は、ボイジャー最終話「道は星雲の彼方へ」のラストに登場した(この時の状況から量産ラインに乗っていると推測されます)ぐらいですが、非常に個性的で面白いデザインの艦なんで、次に24世紀を舞台にした物語を描く時は、是非主役艦にこのプロメテウス級を抜擢して欲しいところです。
「U.S.S.プロメテウス」は『スタートレック・ヴォイジャー』第4シーズンのエピソードである第82話「プロメテウスの灯を求めて」に登場した、プロメテウス級の1番艦。当時アルファ宇宙域で激化の一途を辿っていたドミニオン戦争の最中に、惑星連邦が開発を進めていた新技術の実験のための最新鋭試作艦である。鋭角的な形状の船体からは、U.S.S.ヴォイジャーの属するイントレピッド級同様、高速ワープを行っても時空連続体に悪影響を及ぼさない事が見て取れる。エンタープライズDが対ボーグキューブ戦で採った戦術(円盤部と第2船体に分離しての同時攻撃)をハードウェア・レベルで進化させる事が主要な建造目的である為、類似の戦術を得意としていた旧世紀のウルトラ警備隊の「ウルトラホーク1号」のデータを導入して設計されており、船体を3つに分割し同時他方向攻撃が可能という、画期的な新機構が導入されているのが最大の特徴である。
何故惑星連邦がこの様な艦を開発するに至ったかであるが、まずプロメテウス級開発の前提として、スタートレック宇宙ではボーグキューブ級の超大型艦とシャトル等の小型艇は別として、小型艦と大型艦の戦闘力の差がそれ程大きくない事を踏まえて頂きたい。具体的に言うと、一般に小型艦の代表として挙げられるディファイアント級やジェム・ハダー突撃艦、クリンゴンのブレル級バード・オブ・プレイと、大型艦の代表格であるギャラクシー級やロミュラン・デイダリダクス級ウォー・バードとの戦闘力の差は外観の大きさ程決定的ではないのだ。大型艦の方がシールドが強力で防御力が高いのは事実であるが、こと攻撃力の方となると大型艦といえど一方向に志向できるフェイザー砲、ディスラプターの数は限られており、光子魚雷・量子魚雷に関しては大型艦も小型艦も搭載しているのは似たようなものである(厳密には別物なのかもしれないが、劇中描写を見る限り威力に大差はない)。実戦においては小型艦でも戦術とクルーの錬度、高機動性により、大型艦と互角の戦いを展開し、場合によっては撃破する事も可能なのだ。こういう状況の為、大型艦1隻対小型艦3隻の戦闘となると後者優位で戦闘が進む事が往々にしてあるのである。
ウルフ359で連邦・クリンゴン合同艦隊を一蹴し、地球目前にまで侵攻したボーグキューブを阻止する為、エンタープライズDは円盤部を分離し船体を2分割しての攻撃を行った。
エンタープライズDの円盤部にはフェイザー砲が搭載されている為、戦闘ブリッジのある第2船体との共同攻撃が可能であり、この分離戦術は一時的に船が2隻に増えたのと同じ効果をもたらしたのだ。
結局この時は内部からの工作もありボーグ艦の撃破に成功したのだが、この時の分離攻撃戦術を宇宙艦隊司令部は有効な戦術と判断した。相手がボーグキューブの為この戦術をもってしても不利に展開したが(なにしろエンタープライズDの最強武装である波動砲もといデフレクタービームも通用しない相手なので)、通常クラスの敵艦相手では、1対1と思っていたのが急に2対1になり敵の意表を付く事が可能な為、確かに有効な戦術である。しかしながらこの戦術は、円盤部にはワープドライブが搭載されていない為、いざという時の逃走が不可能であるという欠点が存在した。この戦術をもってしても不利が覆らず、いよいよ逃げなくてはならなくなった時、第2船体は円盤部を残して遁走するしかないのだ。
この欠点を克服すべく提案されたのが「分離する両船体共にワープドライブを搭載する」というものであり、ここから更に「どうせなら旧世紀のウルトラホーク1号の様に、2分割ではなく3分割にしてはどうか。3分割なら一気に3対1となり、戦場での優位は確定的である」という風に話が進み、プロメテウス級の基本コンセプトが纏まったのである。ウルトラ警備隊で長年に渡って運用されたウルトラホーク1号のデータを引っ張り出してきた甲斐はあり、前例の無いコンセプトにもかかわらず試作艦の時点で非常に完成度が高い艦の開発に成功した。
わざわざ小型艦3隻ではなく通常は一隻に合体して運用するのも、ウルトラホーク1号同様に航続距離の増大の為である。プロメテウス級の場合は宇宙探検用の探査装置や食堂等、戦闘に無関係なものが1つで済む為、さらに合体運用の効果は大きい。
3船体全てにワープドライブを搭載した効果は絶大で、ワープ航行しつつウルトラホーク1号と同様の攻撃が可能。当然の事ながらワープドライブ必須の戦術であるピカード・マニューバーも使用可能である。
目測であるが、1船体毎の戦闘力はノヴァ級に匹敵すると思われ、ノヴァ級3隻>ギャラクシー級=ディファイアント級と考えると、プロメテウス級はギャラクシー級の1.5倍程度の戦闘力を持っているのではないかと推測される。 とかなんとか書いてみたり~。(  ̄▽ ̄)ノ ウルトラホーク1号云々の部分はワタクシの独自設定であり、オ、オフィシャルではございませんぞ。(^^;)
通常形態では4本のワープナセルを誇示しておりいかにも速そうですが、他に連邦艦でナセルが4本あるクラスはピカード艦長が最初に指揮を執った「U.S.S.スターゲイザー」が有名なコンステレーション級程度と、かなり少ないですね。やはり4本だと2本よりコストがかさむとかあるのでしょうか。
今のところ初登場エピの「プロメテウスの灯を求めて」の他は、ボイジャー最終話「道は星雲の彼方へ」のラストに登場した(この時の状況から量産ラインに乗っていると推測されます)ぐらいですが、非常に個性的で面白いデザインの艦なんで、次に24世紀を舞台にした物語を描く時は、是非主役艦にこのプロメテウス級を抜擢して欲しいところです。