バンプレスト ライダーマスクディスプレイ
世紀王シャドームーン編購入金額:1400円旧1号に続き、「仮面ライダーBLACK」に登場する悪役ライダー「シャドームーン」が発売されました。前回の旧1号と遜色無いクオリティの高い造形と綺麗な塗装で、このシリーズはこのレベルを維持して行って欲しいです。シャドームーンは劇中でも銀色でしたから、旧1号と異なり完全に劇中通りのイメージですね。

前回の旧1号は友人にキャッチャーでのゲットを依頼しましたが、今回は日本橋のTOYS星矢で1400円だったのでサクっと購入しました。一応ポンバシで最安値だったと思われます。スーポジとかはもっと高かったですよ。
最近は敵側に主人公のライバルとなる仮面ライダーがレギュラーで登場するのは珍しくなくなりましたが、その先鞭をつけたのがこのシャドームーンです。当初から主人公である仮面ライダーBLACKのライバルとして登場が告知されており、てっきりBLACKと似たラインのデザインなのだろうとばかり思っていたのですが、中盤で遂に登場したその姿は生物的なディテールのあるBLACKとは全く異なる、メカメカしいメタルヒーロー的なデザインだったのでちょっとびっくりしました。BLACKラストで死んだと思われたのですが、人気があった為か続編の「仮面ライダーBLACK RX」にも登場し、更に3D映画「仮面ライダーワールド」にも駆り出されて仮面ライダーZOとJとも戦いました。

偽ライダー以外の悪役ライダーとしては史上初となったシャドームーンですが、インパクト充分のデザインです。アンテナ基部に赤や黄のランプというかライトというかボタン的なディテールがあるのが、実に80年代的ですね。このディテールは80年代の流行で、主にメタルヒーローシリーズからのフィードバックだと思われます。最近はこのディテールを見なくなって寂しい……。

背面はやっぱりシンプルですね。シャドームーンのメカニカルなデザインは、ロボライダーやG3へと続く、メカニック系ライダーデザインの嚆矢でもありましたな。

ただ一つ気になるのは、先に出た旧1号マスクと比較するとえらく小さい事です。う~む、同スケールという訳ではないという事なのかなぁ? シャドームーンはえらく小顔のマスクだったと聞きますが、流石にこの差は。このシリーズは実はスケールはコストの兼ね合いでまちまちだったりして、だからパッケージにスケールの表記が無いのかもしれませんね。とは言え、差があるのは主に横幅で、上下はそれ程差が無い様にも見えますしウ~ム。(^_^;
このシリーズはV3やTHE FIRSTも出る様で、継続して購入していく覚悟完了であります。(゚∀゚;)
バンプレスト ライダーマスクディスプレイ
仮面ライダー旧1号編バンプレストからプライズの景品として発売された、全ての仮面ライダーの原点である「仮面ライダー旧1号」のマスク。スケール表記はされていないのですが、大体1/2スケールぐらいの大きさと思われます。
私は発売された事を全く知らなかったのですが、
東京に行った時にゲーセンで見て、そのどう見てもプライズの域を超えてるとしか思えないあまりのクオリティの高さに仰天しまして、慌ててプライズゲットが得意な熊本の友人に頼み込んで確保して頂きました(1000円掛かったとの事)。まったくもって感謝の言葉も無い次第であります。
通販サイトでも1500円前後で売られており、これ程のクオリティのものが送料を考えると2000円弱程度で手に入るとは全くもって恐ろしい世の中になったものです。(゚∀゚;)

「旧1号ライダーを細部まで忠実に再現!!」というパッケージの煽り文句に全くの偽りなしの出来です。
アンテナは細いから壊れそうで怖いなぁ、と思っていたのですが、ここは軟質パーツが使用されていて破損しにくくなっていました。細かいところまで気が配られてるのに感心しましたよ。
箱に取り易い様に取っ手が付いているとは、なかなか良心的なゲーセンです。
秋葉原だとこういうのは付いていない上、テロリズム級と言って良い程アームの力が弱かったっス……。
現在の仮面ライダーのスーツ等の製作を担当している「レインボー造型企画」から、「レインボーマスターワークス」と銘打って歴代ライダーの1/2サイズのレプリカマスクが発売されておりますが、どれも値段が15000円程度と物凄い値段でしてねぇ。欲しいけど到底手が届かない金額なので(本物の1/2の大きさですから被れる訳ではないですし)高嶺の花と化していたので、今回のプライズは非常に嬉しいです。1/2レプリカマスクでこの様に安い価格かつ高クリオティのものが発売されるなどという事は全くの想像の枠外であり、ただただ驚きを禁じえません。
1/2以上の大きさのライダーのレプリカマスクで、一般人も対象にした商品が出たのは史上初と思われます

メタリックグリーンの塗装が映えて大変美しい……。いざ手にとってみたら頭の中で主題歌(2番目のやつ)がエンドレス状態になり(*´∀`) 、なんだか無性に被りたくなってきました(無理だけど)。
Cアイ(複眼)は当然の事ながらクリアパーツですが、写真や遠目では判り難いですけど顔面中央のOシグナルもちゃんとクリアパーツです。
実物と異なる点は、
● 眼の下の覗き穴がサングラス状ではなく黒い塗装(コスト削減の為にやむを得ませんわな)
● アンテナやネジが金属じゃなくプラスチック(これも当然コストの関係でしょう)
● マスクが左右対称(旧1号のマスクはちょっとゆがんでいて左右非対称らしいです)
● そもそも塗装が当時の物より遥かに綺麗(*´∀`) (実物の塗装はもっと地味だったハズ(゚∀゚;))
と言ったところでしょうか。

プライズという事もあってか多少の擦り傷等はありましたが、まぁ実物も撮影で傷だらけだった訳だしリアリティってヤツだよな! と前向きに捉えております。(笑) 後頭部はかなりあっさりしてますね。
前述のレインボー造型企画の「レインボーマスターワークス」でも当然の事ながら
「1/2スケール 旧1号マスク」が発売されており、大阪日本橋のヒーロー玩具研究所でこのプライズの割と近くにレインボー版が展示されていたので見比べてみました。
このプライズのメタリックグリーンの塗装は、実物の再現よりも見栄えを重視した為と思われますが、レインボー版の方は実物の色を再現しておりまして、その為単純に比較すると明らかにこのプライズの方が見栄えがします(笑)。覗き穴部分はレインボー版も黒塗装での再現の様ですし、形状はレインボー版の方が実物に忠実なものの(ゆがみとか)、少なくとも1万円以上の価格差程のクオリティの差は無いと断言できます。
私の様な貧乏マニアにはこのプライズはまさに救いですね。

内側はこの様に空洞になっており、
趣味と雑事の日記さんが
電飾を仕込んで眼を光らせる改造をなされております。
また
きゃらぶらいふさんでは電飾だけでなく
クラッシャーの可動化にも挑戦されています。(ちなみに実物のクラッシャーは、マスクを被る時に先に被る帽子(剣道の面タオルみたいなもの)にゴム紐でくっ付いていました)
どうせなら1/2ではなく1/1(実物大)の実際にかぶれるマスク出してくれよ~というのが人情というものですが、昔ゼネラルプロダクツから1/1のレプリカマスクが色々出てましたけど、なんか現在ではもう出せないみたいで(聞く所によるとこういう実物大マスクかぶって犯罪やらかす輩がいたからだとか)残念な事であります。
ゼネプロの1/1マスクについては
怪獣HERO芸術工房paranoiaの
レプリカマスクのコンテンツが、仮面ライダー旧1号のマスクの造形についての考察は
仮面ライダーマスクさんが詳しいです。
海洋堂 「ファイブスター物語」 ナイト・オブ・ゴールド購入金額:定価2980円+消費税(C)TOYSPRESS海洋堂が2000年初め頃に発売したPVC塗装済み完成品フィギュア。
ニュータイプ連載の漫画「ファイブスター物語」に登場するモーターヘッド(この世界の巨大ロボの総称)「K.O.G.」こと「ナイト・オブ・ゴールド」です。一応主役機。
原型は当事海洋堂のF.S.S.原型師として鳴らしており、後に「ワールド・タンク・ミュージアム」を手がけた谷明氏。先に同じ原型を使ったレジンキットが発売され、その後に完成品フィギュアを発売するという形式がとられました。

「K.O.G.」は「K.O.G.」でもバスターランチャーが付いてないから、第2話でコーラス軍の助っ人でアトキ戦に参戦した時ののバージョン2を立体化したものという事で良いのかな?

アクションフィギュアという触れ込みですが、可動箇所は非常に少なく殆ど動きません。完全固定のものよりはある程度ポーズをつけて楽しむ事ができるという程度であります。これがガレージキット・スピリッツというヤツでしょうか?

海洋堂の完成品フィギュア黎明期に出たものという事もあってか、スミ入れのクオリティが恐ろしく低いです。これならまだ私自身がやった方が上だぞ……。
一応、30cm離れて眺めればガレージキットと区別は付きにくいとは思うのですがね。
造型自体は流石なのですが。
このシリーズでは他に「ジ・エンプレス」「レッド・ミラージュ」が発売されました。
現在のところ「ファイブスター物語」のモーターヘッドの完成品フィギュアは海洋堂から出たこの3種のみです。(厳密にはレッド・ミラージュのみ、このシリーズより前に出たものの改修品であります)
クオリティ的には「ジ・エンプレス」>「K.O.G.」>「レッド・ミラージュ」という感じでした。「レッド・ミラージュ」はほとんど墨入れが施されておらず、えらく貧相な外見だった覚えが……。逆に「ジ・エンプレス」は細部のレリーフも塗装されており、結構見栄えがした印象があります。

私が買ったのは第二ロット品で、クリアピンクで成型された寺岡邦明原型のダグラス・カイエンの未塗装フィギュアもオマケで付いておりました。

ボークス福岡店で買ったので定価でした。その当時の目で見ても3000円はちょっと高いよなぁという出来だってのですが、今だったら3000円では絶対売れませんね。まぁその後購入する機会はなかったので、思い切って買って良かったです。このシリーズの発売期間はえらく短期間で終了してしまいました。なんでも聞くところによれば「K.O.G.」の銀色のカラーバリエーションを発売しようとして、それが原作者の逆鱗に触れたとかなんとか。元々作者の永野護氏はモーターッドの完成品の販売には否定的でしたが「女の子とか、手先が不器用でどーしてもキットが組めないって人もいるわけじゃない。そういう人々を10年間無視してきたわけだからね。」という理由で容認したらしいのですが、設定にないカラバリを企画されて怒ったという事なんですかねぇ?
まぁ海洋堂の技術がまだ未熟だったせいか、クオリティ的にもF.S.S.の造形物としてどうかという感じだったので、さもありなんという感じでしたが。
たまにレンタルショーケースやらヤフオクで高値で売っているのを見ますが、大枚をはたく価値は全くございませんのでご注意ください。
特にレッド・ミラージュに関しては素直にウェーブの1/144キットを作るべきです。