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日中関係悪化 その真の理由とは

 中国との政治的関係が悪化している、日中首脳間の対話が途絶えている・・このような現状に日本の政界、マスコミの多くは主に日本側に非があるかのような主張を繰り返しています。果たして本当にそうだろうか。今回のエントリーでは日中関係悪化の本当の原因について、考えてまいりたいと思います。まず、こちらをご覧ください。(Yomiuri Onlineから以下引用)

独立放棄前提の中国の対話提案を拒否…台湾民進党主席

 【台北=石井利尚】台湾の与党・民進党の游錫コン(ゆう・しゃくこん)主席(57)は23日、本紙と単独会見し、中国の温家宝首相が「台湾独立綱領」放棄を前提として同党に対話を呼びかけたことに対し、「前提を設けるべきではない。対等な立場でこそ対話ができる」と述べ、事実上、拒否した。(コンは方を並べ、下に土)

 游主席は行政院長(首相)などを歴任した陳水扁総統の側近で、今年1月に民進党主席に就任した。

 游主席は、温首相の呼びかけについて、「台湾と中国は『一辺一国』(別々の国)だ。台湾に、ああしろこうしろと言うのは誠意に欠けている」と指摘した上で、「一つの中国」の原則の受け入れを迫った「前提」を厳しく批判した。

 民進党は陳総統のもとで「独立志向」を再び強めており、2008年の制定を目指して新憲法の党草案策定の方針を明らかにしている。中国側は「法的な独立」と警戒しているが、游主席は「正常な国家になるために必ず必要」と述べ、新憲法作りの重要性を強調。4月から党草案の検討に入り、6月に草案内容を決定するとの日程を確認した。

 さらに、游主席は、台湾が正式名称とする「中華民国」や、領土、「国旗」の変更についても、「前提を設けず結論も自由だ。民主的に議論するので、いかなる内容も排除しない」と述べ、草案に盛り込まれる可能性を否定しなかった。

 盛り込まれた場合、中台関係の一層の悪化は必至だ。ただ、游主席は、改憲反対を唱える野党が立法院(国会)で過半数を制している現状を指摘し、「今の社会・政治情勢では国名変更は簡単なことではない」と発言、現時点で党草案がそのまま可決・成立する見込みがないことを認めた。

 游主席は、現在中断している中台対話について、「6年間(政権は)中国に善意を示してきた。対話を拒否しているのは中国だ。近い将来に中国が対話するという誠意を感じることはできない」と述べ、残り2年となった陳政権下での再開に悲観的な見方を示した。
(2006年3月25日3時9分 読売新聞)


 先日、台湾政府は大陸中国との統一を『前提』とした国家統一綱領の運用停止を発表し、その事に中国は大反発。中国の温首相は、統一を『前提』とした状態に戻すよう台湾側に求めていました。

 ここで注目したいのは、台湾側は確かに統一という前提を廃しましたが、オプションとしての統一を無くした訳ではないという事。民主主義国家として、どこかの国との統一『ありき』は相応しくなく、議論を十分重ね、民主的なプロセスを踏んだ上で自分達が何処へ向かうのか決めよう・・台湾政府の措置はこういう事でした。

 ところが、中国はまるで統一しない事が決定されたかのように台湾を非難し、前提を受け入れない限り対話はしない、と拒否する姿勢を見せている。どこかで見たような構図ですね。そう、日本に対する姿勢と全く同じです。

 日中関係改善には靖国参拝をやめるべきだ、首脳間の会談をしたいならば、靖国参拝をやめるべきだ。日中友好を求めるなら、『正しい歴史認識』を持つべきだ。などなど、中国との交渉事には『必ず』前提条件が付いてくる。

 これは民進党の游主席が言うように、最初から相手に譲歩を求める事が決定事項になっている交渉は、『対等な立場』ではありませんし、前提が設けてあれば、まともな交渉が出来るわけもない。

 日本、あるいは台湾は中国の属国なのか?違います。日本、そして台湾も自由と民主主義がある立派な独立国家だ。が、中国はまるで『属国』を扱うように両国に対して前提『ありき』の交渉を求めてくる。これが悪化する関係を作り出す根本的な原因になっている。

 本来であれば、中国が前提ありきの交渉を求めてきた時点で、日本の政界、マスコミは反発しなければならない。『我々は属国ではない!』と。だが、属国扱いされている事に気付いているのかいないのか、前提条件が付けられている事を当たり前の如く受け入れ、『靖国参拝をやめろ』と言って恥じない輩が日本には多すぎる。そして、受け入れる輩が多かったが故に、関係が悪化しているように『見える』のだ。

 前提ありきの交渉は出来ない、内政干渉は断固として突っぱねる。こんな独立国として当然の反応を示す事の何がいけないのか、さっぱり理解不能だ。私に言わせれば現在、日中関係は悪くなっているのではなく、日本という独立国、中国という独立国が対等な国と国の関係に戻るという『正常化』の道を歩んでいるようにしか見えない。まあ、中国様やその愉快な奴隷達には面白くない話ではあるでしょうが。



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コメント

やじざむらいさんおっしゃるように、日中関係は今まさに真の健全化への過渡期そのものですね。苦しいこともあって当然です。
”前提あっちゃ交渉じゃねえよ!”って台湾の対応は正論であり過ぎたがゆえに中国には受け入れられなかったと捉えるべきでしょう。正論拒絶の脊髄反射病です。
このことから日本国内の媚中売国勢力の中国受けの良いキ印発言たちは真の日中外交健全化を考える上で正論にはなりえないと断定できますね。

なぜなら
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問題は中国にあり、台湾と日本にはない。

 まず統一前提でない限りという中国の台湾への態度と、日本への態度も基本は同じです。大中華思想が中国という国家の根幹となってしまったが故にでしょう。近代の到来で過去の遺物となった中華思想に縋らざるを得なくなった中国は、まともな交渉はもうできないと考えた方が良いでしょうね。近代化した国家と非近代文明国家とはもともとまともな交渉はできないと考えるべきでしょう。そういうときは昔からの力を示した外交しかない。台湾はアメリカを日本は台湾、アメリカと連携して中華思想の威に縋る中国にもはや中華思想も大中国も過去の遺物であるという現実を知らしめること。それ以外にないと思えます。ま、これやると反日がまた増すでしょうがこればかりは中国人が近代文明人になれない限り解決しようがない。
 国内の反日な方達はま、声は大きいですが実力は低下中です。日本人が今までおとなしくしていた理由は面倒だからでしょう。精神病者が隣にいるなら適当にあちらの妄想を満足させておくのも一つの手です。が、もう耐え難くなってきたからやめる。日本の変化は単にそれだけです。原因は精神病国家中国であり日本ではない。何せ相手がまともな論理が通じないんですから。

中国は遥か昔から中華思想でやっているようですが。
中華思想が更に高揚してくるならば危険性が増し、日本は軍事力増強を視野に入れざるを得なく有ります。

国交正常化とはこの動きとなり、台湾はアメリカに継ぎオーストラリアとともに重要なパートナーとなりますね。

拝読いたしました。
中国は数千年も未開の野蛮人の国ですね。

日中関係

悪くたっていいじゃないか。

戦争にならない程度なら。
問題なし。

今が過去最高では?

日中関係で過去これほど良い関係=一方的でない正常な関係に近づいたことは無いのではないかと。

今までは対等でないか、国交が無いかのどちらかの時代しか無かったわけで。

アイヤ~!、日本も台湾もチウコクに逆らうこと許さないアル!、罰としてグランド十周の刑するヨロシ!!

シナー君を例えるなら・・・、和歌山の騒音オバサンを巨大化した感じでしょうか。凄まじい奇声を発しながら布団ハタキを振り回し、目に留まるもの全てを破壊し尽くす。う~ん、ゴジラより強そうだ・・・。
台湾に前提付きで対話を呼び掛けても、そりゃ拒否されますよ。悪漢が、「将来オレの女になるなら可愛がってやるぜぇ~、ぐふっぐふっぐふっ・・・」、な~んて、ほざいとるようなもんです。架空の世界じゃここでヒーローが登場して、悪漢をコテンパンにするんですが、悲しいかな現実の世界にゃ、ポパイもケンシロウもいない。
日本にしたって状況は台湾と五十歩百歩。
靖国にせよ教科書にせよ単なる言い掛かり。要は日本を責める口実ならばなんでもいい訳です。徳川家康が大阪方にイチャモンつけた、方広寺鐘銘事件を連想しますね。まさか、日本との合戦考えとるんじゃ・・・?。
それにしてもシナー君、日本や台湾を本気で服従させられるとでも思っとるんでしょうか?。ほっときゃ青天井で付け上がるシナー君のこと、日本を手を拱いてばかりもいられません。アメリカや特亜以外の国々と連携しつつ、台湾との共闘を図るべきです。
んで、>中国様やその愉快な奴隷達- 禿ワロタ
シナゴロウ王国にゃ、どんな面々がいるんでしょうか。フタエナマケモノのノムたんとか、朝鮮手長猿のパン君とか、媚中ブルドックのトシ坊とかですかね。
・・・おっと、シナスキゾウアザラシのヨーヘー君を忘れるトコだった・・・。

>前提ありきの交渉

別の言葉で言うなら、交渉の自己目的化ですね。6カ国協議だって、交渉が目的なんかじゃないわけです。交渉ができるできない、首脳会談が開ける開けない、とまくし立てる媚中派の論点のすり替えと全く同じなわけですね。会わないことも立派な戦術。この時期に中国参りをする国会議員の愚行は、まんまと相手の戦術にはまっているだけだということになぜ気づかないのでしょう。

台湾。私は長らくこの「国」に関わっていましたが、外省人が幅を利かせているので、ああ、結局はミニチャイナなんだと思い知らされた回数、数知れず。確かに日本にとって大変重要で特ア3カ国よりずっとマシな国ではありますが、台湾を日本と近い価値観の国と見るにはかなり抵抗があるというのが正直な気持ちです。

台湾の民進党は「独立志向」で頑張ってるんですねー。

翻って、日本は「独立国」であるにも拘らず、「属国思考」の国会議員やら、元首相やらが多くて困ります。
経済力やら軍事力で、「対等」というのは、難しくはありますが、話し合う上で前提から「対等」を拒否されちゃー席にもつけませんやね。

シナに華夷秩序の思想がなくならない限り、民主主義社会との真の友好関係は築けないでしょう。華夷秩序思想の下での国家関係というのは支配と隷属の関係しかありません。華夷秩序思想ではシナだけが文明国で、世界の中心となるべき国であり、外国は野蛮な国として捉えられます。したがって日本、台湾のみならず欧米ですら野蛮な国であると彼等は考えていると思って間違いないと思います。4000年に亘るこの華夷思想がシナ人のDNAです。韓国の事大主義も同様ですが。世界がシナを近代的な文明国だとは認めていないにも拘らず、独りよがりで、また、はた迷惑な思想をふりかざしている限り真の友好関係の確立は不可能です。今、シナがなりふり構わず軍備増強に突っ走っているのは、唯一、この華夷秩序思想によるものだと考えています。もはや友好などと、不可能な夢をみているときではない。彼等の侵略から日本をいかにして守るか真剣に考える時です。二階などの行為はシナに日本を売り渡そうとしている行為にほかならない。

コメントありがとうございます

皆様こんばんは

>日本大好きさん

中国寄りの発言をしておけば、友好に繋がる・・奴隷ですな。

>今回は応援できないさん

あら?バナーは正常に表示されるんですが・・

>暇人さん

旧思考の輩には、それなりの対応をするべきですね。話せばわかると思ってるほうがどうかしてます。

>MultiSyncさん

今のままでは、ますます孤立しますね、中国は。

>ケイさん語録さん

時代に合わせて変化できないのがダメですね。あまりに旧弊すぎると思います。

>煬帝さん

そうですよね。問題ないと思います。

>☆さん

一方的でない正常な関係に近づいたことは無いのではないかと。-

仰るとおりです。本来であれば、歓迎すべきなんですけどね・・

>怒る小市民さん

シナスキゾウアザラシのヨーヘー君-

がははは・・アカンベーしてるところを想像してしまった(笑)。

>未定さん

確かに、外省人の影響力は未だ大きいですよね。彼らは正真正銘の中国人ですし。

>とんさん

話し合う上で前提から「対等」を拒否されちゃー席にもつけませんやね。-

その通りです。何様のつもりなんだと。

>bulldogさん

世界がシナを近代的な文明国だとは認めていないにも拘らず、独りよがりで、また、はた迷惑な思想をふりかざしている-

ただでさえ他国からしてみれば噴飯モノの中華思想に加えて、共産主義を振り回してますからね。鬱陶しいことこの上なしです。

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今日も仕事中に更新~。小噺から。昔、大学の卒業旅行に行ったことがあるでスよ。当時お金なかったんで行かない、って言ったんでスけど。出してやるから行こう、なんて友達に言われたら行かざるを得ませんわな。ちなみに行ったのは、ロンドンとパリですた。飛行機乗るの初め

・替え歌:反中歌 『ブタはみんなで笑った』

替え歌 : 反中歌 『ブタはみんなで笑った』日本人って・・・笑ってもいいとも!*『猪都笑了』演唄:単行道 (ブタはみんなで笑った)演奏・歌:単独行動隊。---------------------------------------*北京人説他風沙多,内蒙古人就笑了(北京人言うには北京は砂埃が多い、

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2020年4月記


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