バージン
「バージン」とは、処女・初めての・未使用の・純粋のなどを意味する表現である。
「バージン」とは・「バージン」の意味
「バージン」とは男性との性経験がない女性、処女という意味で、英語での綴りは「Virgin」である。英語では性別を問わずに使用されるが、日本でバージンと言う場合、女性のことを指す。「バージン」の語源・由来
「バージン」という言葉は、ラテン語の「Virgo(ウィルゴ)」が由来となっている。「Virgo」には「乙女」または「性的に未経験の女性」という意味があり、それが英語の「Virgin」という言葉になった。「バージン」の熟語・言い回し
バージンロードとは
「バージンロード」とは、教会の入り口から祭壇に向かって真っすぐに延びている通路のことだ。「バージンロード」という言葉は和製英語で、海外では「ウエディングアイル」「ウェディングロード」というように呼ばれている。「バージンロード」には、花嫁から悪いものを遠ざけるお清めの意味がある。昔、ヨーロッパでは「幸せそうな花嫁は嫉妬した悪魔にさらわれる」という言い伝えがあり、白い布を敷いてその上を花嫁が歩くことで床下に潜む悪魔を遠ざけられると考えられていた。
エクストラバージンとは
「エクストラバージン」とは、オリーブの実を搾ってできたバージンオイルの中でも特に良質なものを指す。とても風味が良いため、サラダのドレッシング、マリネ、パンにつけるなど生で使う料理に活用される。
セカンドバージンとは
「セカンドバージン」とは、男性との性交渉の経験はあるものの最後に性交渉をしてから長い期間が経っている女性のことを指す言葉である。この言葉が世の中に浸透したきっかけは、2010年にNHKで放送された「セカンドバージン」というドラマだ。近年、女性が経済的に自立したこと、恋愛に対して積極的な男性が減ったことから、「セカンドバージン」の女性が増えつつあると言われている。
バージン性とは
「バージン性」とは、処女性、新鮮さを意味する言葉である。電化製品などが未使用であること、製造時のままの状態であることを意味するために用いられるケースが多い。
バージンあげるとは
「バージンあげる」とは、性経験がない女性が男性に対して自分の初体験の相手として選ぶことを意味する表現である。
バージン卒業とは
「バージン卒業」とは、女性が人生で初めて男性と性交渉を経験する際に用いられる言葉である。
バージンガールとは
「バージンガール」とは「バージン」の丁寧語で、女性で性交渉の経験が全くないこと、生娘を意味する言葉だ。
「バージン」の使い方・例文
「バージン」は性交渉の経験がないという意味をはじめ、「バージンあげる」「バージン卒業」など色々な熟語表現でも使われている。ただデリケートな表現なので、あまり口頭では用いられない。・小さい頃から抱いていた父とバージンロードを歩くという夢を実現することができて、本当に嬉しい。
・10年前に彼氏と別れた後、一切恋人ができず、わたしは現在セカンドバージンの状態だと言って過言ではない。
・サラダの味付けとしてエクストラバージンオイルを試しにかけてみたら、すごく美味しくなって驚いた。
・本当に大好きな彼だったので、勇気を出してバージンあげることにした。
・バージン卒業したのは、私が高校生の時だったと思う。
・バージンロードで妹が感極まって号泣しているのを見て、すごく感動してしまった。
・久しぶりに彼氏ができたので、いよいよセカンドバージンを卒業できそうだ。
・彼の家庭はとても厳格だったので、結婚する際はバージン性に重きを置かれた。
・バージン卒業を果たして、すごく晴れやかな気持ちになった。
・ウェディングドレス姿でバージンロードを歩いている時が、結婚式で一番思い出に残っている。
ヴァージン
「ヴァージン」とは・「ヴァージン」の意味
「ヴァージン」とは、英語の「virgin」に由来し、「処女」「純粋の」「初めての」「未使用の」などの意味で用いられる表現。ヴァージンは「バージン」とも表記される。対応する英語の綴りはどちらも「virgin」だ。ヴァージンを単独で使用する場合は、女性の処女性と関連した用法が多い。ヴァージンは、男性の「童貞」の意味も含んでいるvirginとは異なり、ほぼ女性を念頭に置いた語句となっている。男性の童貞を表す語句としては「チェリーボーイ」が多く用いられている。
他の意味でヴァージンが用いられる場合、その多くは「ヴァージンスノー(誰も踏んでいない新雪)」のように複合形となっている。
「ヴァージン」の熟語・言い回し
ヴァージンロードとは
キリスト教式結婚式において、チャペルの中央に用意された新婦が入場するための通路で布や絨毯が敷かれている。後方の扉から祭壇まで続く。エスコート役(主に父親)が一緒に入場し、途中で待っている新郎に新婦を託す儀式が行われる場でもある。ただし、通路そのものは施設の一部であり、結婚式の有無に関係なく存在する。ヴァージンロードは和製英語で、英語表現では「wedding aisle」が用いられる。
セカンドバージンとは
処女を意味するヴァージンではないものの、最後の性交経験から長期間が経過している女性。そのためにヴァージンに近い精神状態にあることを前提として用いられることが多い表現。同様の女性を主人公とするNHKで放送されたテレビドラマのタイトルでもある。このドラマは松竹で映画化もされている。
バージンあげるとは
一般に処女である女性が好意を寄せる男性に対し、自分の初体験の相手として選んでもよい・処女喪失の相手になって欲しいという意思表示をする際に使用する表現。青春もののドラマや漫画、アニメなどでも同様の表現を目にする機会がある。
バージン性とは
抽象的な意味で処女を論じる際に用いられる表現。商品が未使用であることや製造時の状態を意味する用例もある。「結婚相手のバージン(ヴァージン)性を重視する」といった用い方においては処女と同義といえる。
ヴァージンオイルとは
いわゆる一番搾りと呼ばれるオリーブオイル。精製処理していないオリーブオイル。強いオリーブ風味をもつ。加熱しすぎると風味を損なうといわれている。精製処理したオリーブオイルと合わせることで「ピュアオリーブオイル」の原料となる。
エクストラバージンとは
エクストラバージン(ヴァージン)オイルのオイルを省略した呼び方。バージンオイルのうち酸度が低く(統一的な基準はないが一般に0.8~1%以下といわれている)質のよいオイルの呼称。より強い風味が特徴とされる。
ヴァージンキラーとは
東京都生まれのJ-POP歌手SOLVAの楽曲名。2000年4月にCDシングルでリリースされている。ドイツのハードロックバンドであるスコーピオンズのアルバム「狂熱の蠍団 ヴァージン・キラー」を指す場合もある。処女を性交に持ち込むことを得意とする男性の意味で用いられることがある。
「ヴァージン」の使い方・例文
・彼女はヴァージンのような恥じらいを見せた・今年はヴァージンスノーでスキーをしたい
・ヴァージン・グループはイギリスにある有名な大手の多国籍企業だ
・船の最初の航海を意味する処女航海を英語にすると「maiden voyage」となりヴァージンの語句は入らない
・薬剤を用いるパーマやカラーなどの施術をしたことがない髪をヴァージンヘアと呼ぶことがある
・ヴァージンまたは英語の「virgin」は曲のタイトルや歌詞の一部で見かけることが珍しくない
・ロストヴァージンとは処女喪失のことである
・ヴァージンフォレストとは原生林を示す言葉
・木材で作った新しいパルプをヴァージンパルプと呼ぶ
・ヴァージンに価値を見出すか否かは人によって異なるものだ
バージン【virgin】
読み方:ばーじん
1 処女。
バージン‐しょとう〔‐シヨタウ〕【バージン諸島】
ヴァージン【virgin】
ヴァージン
(virgin から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/25 03:21 UTC 版)
ヴァージン または バージン (Virgin) は、英語で性経験のない人物(童貞、あるいは処女)を指す言葉。ラテン語の「Virgo(ウィルゴ、乙女、少女)」が由来。(おとめ座の英語名と同綴)
英語では本来性別を問わず使用される言葉だが、日本では単にバージンと言った場合、基本的に女性のことを指す。
一覧
人名
- 生神女(The Virgin)
団体
- ヴァージン・グループ - イギリスの企業グループ。
- ヴァージン・レコード - かつて上記グループに属していたレコードレーベル。1992年、EMIに買収され、そのEMIもユニバーサル ミュージック グループに買収されたが、現在でもレーベルは運営されている。
- Virgin Music - ユニバーサルミュージック(日本法人)のレコードレーベル。
- ヴァージン・レーシング - 2010年から2011年まで参戦していたF1コンストラクター。
題名
- Virgin (西村由紀江のアルバム) - 西村由紀江のアルバム。
- VIRGIN (SuGのアルバム) - SuGのミニ・アルバム。
- VIRGIN (水野きみこの曲) - 水野きみこのシングル曲。
- ヴァージン (映画) - 2012年公開のオムニバス映画。
地名
関連項目
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