震度分布
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 10:08 UTC 版)
古文書にある記録から、その地域の震度の推定が可能となる。古文書には「地震」や「小地震」、「大地震」といった記録が見られ、当時はマグニチュードの概念はなく、これは震度の大小を表すものと解釈される。684年の白鳳地震や1707年の宝永地震などの長い地震動を伴う巨大地震では「未曾有」や「前代未聞」などの記述も見られる。 家屋の倒壊についても「不残潰レ」、「半潰レ」、「事ナシ」などの記録(宝永地震における『谷陵記』)、また具体的に何軒のうち、何軒潰れの記録から倒壊率を求めることが可能である。当時の木造家屋と現代の建物を単純比較することはできないが、類似した建物の被害状況を比較することによりその都市における推定震度が求められる。また、墓石、石灯篭、土塀、石垣などの倒壊、破損状況、地割れ、泥の噴出などの現象、および「大地動震て歩行する事を得ず。」(『鸚鵡籠中記』)、「庭中水船水コボル、十分之中五分斗也」(『基煕公記』)などの記録も震度推定の材料となる。
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震度分布
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/13 02:14 UTC 版)
江戸よりも相模湾沿岸で家屋の倒壊が著しく、震度7と推定される地域も相模湾岸および房総半島南部に集中した。陸奥、京都でも有感であった。 街道推定震度畿内 京都(e), 奈良(e) 東海道(宿場町) 江戸(5-6) - 品川(5-6) - 川崎(6) - 神奈川 - 程ヶ谷 - 戸塚(7) - 藤沢(6-7) - 平塚(7) - 大磯(6-7) - 小田原(7) - 箱根(6) - 三島(5-6) - 沼津(5) - 原 - 吉原 - 蒲原 - 由比 - 興津 - 江尻 - 府中(3-4) - 鞠子 - 岡部 - 藤枝 - 島田 - 金谷 - 日坂 - 掛川 - 袋井 - 見附 - 浜松(E) - 舞阪 - 新居 - 白須賀 - 二川 - 吉田 - 御油 - 赤坂 - 藤川 - 岡崎 - 池鯉鮒 - 鳴海 - 宮 - 桑名 - 四日市 - 石薬師 - 庄野 - 亀山 - 関 - 坂下 - 土山 - 水口 - 石部 - 草津 - 大津 - 京都(e) 東海道 水戸(5), 銚子(5), 嶺岡(7), 沓見(7), 瀬戸(7), 神余(7), 真倉(7), 東長田(7), 出野尾(7), 藤原(7), 那古(7), 九十九(E), 大多喜(6), 勝浦(6), 勝山(6), 佐倉(5), 蕨(5), 関宿(5), 町田(6-7), 八王子(6), 甲府(5-6), 甲西(5), 中富(E), 鎌倉(6-7), 馬入(7), 皆瀬川(6-7), 酒匂(6-7), 熱海(7), 下田(E), 仁科(E), 伊豆大島(E), 八丈島(E), 水窪(E), 尾張大野(e), 名古屋(S), 伊勢(e), 上野(e) 東山道 八戸(e), 弘前(S), 大槌(E), 余目(e), 平(S), 那須(E), 日光(e), 松代(E), 福島(E), 白馬(e), 飛騨国府(E), 大野(E), 白鳥(E) 北陸道 富山(S), 金沢(E) 南海道 和歌山(e) S: 強地震(≧4), E: 大地震(≧4), M: 中地震(2-3), e: 地震(≦3)
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