地震動とは? わかりやすく解説

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じしん‐どう〔ヂシン‐〕【地震動】

読み方:じしんどう

地震波到達によって起こされ地面振動。→短周期地震動長周期地震動


地震動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/27 08:27 UTC 版)

地震工学における地震動(じしんどう、: ground motion)とは、地震における地面の揺れ動きを言う[1]。ある点における地震動は、工学的には振動現象として取り扱われる[2]。地震動は地盤の振動であるが、地盤ごとに卓越周期(predominant period)と呼ばれる固有の周期が存在する。


  1. ^ 地震動は地震現象の一部であり、その一つの現れである。ただし、言葉としては『地震』と『地震動』はっきり区別してつかわないとしばしば混乱をもたらす。大崎(1983) p.42
  2. ^ 伝搬する波動として扱う場合は地震波と呼ばれる。
  3. ^ 振動の基礎知識”. 岐阜市. 2020年2月11日閲覧。


「地震動」の続きの解説一覧

地震動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/06 07:01 UTC 版)

安政南海地震」の記事における「地震動」の解説

嘉永七年甲寅十一月五日庚午の申下刻(七ツ半)(1854年12月24日日本時間16時半頃)、紀伊半島から四国沖震源北緯33.0°、東経135.0°)とする巨大地震起きたフィリピン海プレートユーラシアプレート下に沈み込む南海トラフ沿いで起きた海溝型地震考えられている。 当日土佐小春日和快晴で、高知城下は南川原にて相撲巡業があり、見物客群集をなすところに地震襲い一時大混乱陥った。『滄談』の記録によれば土佐入野(現・黒潮町大方地区においては初めゆるゆる震い次第強くなり、やがて激震になったという。 畿内では前日東海地震続いて又々大地震」となり、特に河内平野において、若江(現・東大阪市)を中心に半径4km範囲家屋倒壊見られ震度6弱から最大震度6強と推定される場所が分布した。ここは弥生時代河内湖存在した場所に一致し、陸化して1000年以上経過して地震揺れ強く現れる場所として存在し続けた三河吉田田原および名古屋など前日地震津波甚大な被害となった東海地方各地でも、又々長い地震動に続いて西方から雷鳴聞かれた。新居宿では暮六ツ時(17時頃)に地震少々震う内に日の入りとなり、申酉(西)の方から「どう/\/\」と鳴音が大如くなり記録されている(『安政大地震新居町関所資料館)。 小浜(現・小浜市『続地震雑纂』)や尾鷲九鬼(現・尾鷲市『九木浦庄屋宮崎右衛門御用留』)では地震動は南海地震より東海地震の方が強く感じられたが、那智勝浦(現・那智勝浦町嘉永七年十一月 大地震洪浪記録書』)や湯浅(現・湯浅町深専寺門前碑文』)・広(現・広川町濱口梧陵手記』)では南海地震の方が強く感じられた。京都(現・京都市)では東海地震の方がやや強いか(『安政寅年正月より同卯ノ三月迄御写物』)、ほぼ同程度で(『御広間雑記』)、大坂でも両地震強さ同程度であり(現・大阪市『鍾奇斎日雑記』)、破損度合い加えたが、南海地震では津波被害加わった震度6と推定される領域四国太平洋側から紀伊水道沿岸部淡路島大阪平野および播州平野震度4以上の領域九州から中部地方に及び、震源域長さは約400kmと推定される中国当時清王朝)でも有感だった。『中国地震歴史資料彙編』には江蘇粛県や嘉定現在の上海市嘉定区)で「地震」、上海で「黄浦二三尺、嘉定蘇州皆同」と記されており、震央から約1300km離れた上海付近でも有感であったという。津波到達したとする説もあるが、長周期地震動によるセイシュ水面動揺させた可能性もある。2日後豊予海峡地震でも上海付近でかなり揺れたらしい。

※この「地震動」の解説は、「安政南海地震」の解説の一部です。
「地震動」を含む「安政南海地震」の記事については、「安政南海地震」の概要を参照ください。

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地震動

出典:『Wiktionary』 (2021/08/23 10:49 UTC 版)

名詞

じしんどう

  1. 地震によって引き起こされる地表地面)の揺れ振動)。

「地震動」の例文・使い方・用例・文例

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