電解質溶液とは? わかりやすく解説

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でんかいしつ‐ようえき【電解質溶液】

読み方:でんかいしつようえき

電解質溶け込んだ液体総称一般に電解質水溶液を指す。以外ではアンモニア過酸化水素などがある。電気伝導性があり、電流を流すと電気分解生じる。


電解液

(電解質溶液 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/19 05:22 UTC 版)

電解液 (でんかいえき、Electrolyte Solution) とはイオン性物質を水などの極性溶媒に溶解させて作った、電気伝導性を有する溶液をさす。電解質溶液ともいい、英語ではIonic solutionということもあることから、イオン溶液とも呼ばれることもある。狭義には、電池や電気メッキ槽にいれる電解質水溶液を指す。




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電解質溶液

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/14 04:06 UTC 版)

溶液」の記事における「電解質溶液」の解説

イオン性物質いわゆる塩)は正と負との二つのイオンフラグメントから構成される為、溶質成分イオン間に静電相互作用起因する強い束縛力が働く。それ故イオン性物質溶液は独特の挙動示し電解質溶液(でんかいしつようえきelectrolyte solution)と呼ばれる溶媒分子分極することが出来場合イオン電荷周り分極した溶媒分子取り囲むことで電荷分極分子遮蔽するので、相対的に静電相互作用の力が弱められるこのような極性溶媒イオン性物質陽イオンおよび陰イオン解離して溶解する現象電離とよびその結果生じ溶液が電解質溶液である。したがって、電解質溶液は極性が高い溶媒についてのみ生成する言い換えるベンゼンなど極性が弱い溶媒イオン性物質溶解することができない溶液中におけるイオン対の解離定数は以下のようなイオン間の静電気力に基くJ. Bjerrumの理論式与えられる。ここで A {\displaystyle A} は定数N A {\displaystyle N_{A}} はアボガドロ定数、 e {\displaystyle e} は電気素量z X {\displaystyle z_{\rm {X}}} はXの電荷r X {\displaystyle r_{\rm {X}}} はイオン半径表し、また解離定数溶媒比誘電率 ε {\displaystyle \varepsilon } に著しく影響を受けることになり、一般的に極性強く比誘電率の高い溶媒ほど電解質強く解離させ、溶解度大きくなるp K d = A + N A e 2 ln10R Tz X z Y r X + r Y ⋅ 1 ε {\displaystyle {\mbox{p}}K_{d}=A+{\frac {N_{A}e^{2}}{\ln 10\cdot RT}}\cdot {\frac {z_{\rm {X}}z_{\rm {Y}}}{r_{\rm {X}}+r_{\rm {Y}}}}\cdot {\frac {1}{\varepsilon }}} イオン電荷周り極性溶媒分子分極により集合した状態は溶媒和(ようばいわ、solvation)と呼ばれる溶媒和中心イオン電荷が多いほど強く作用し大きさ直径)が小さいほど強く働く。また、溶媒分極大きいほど溶媒和安定となる。あるいは溶媒分子嵩高い場合は、十分な数の溶媒配向することが出来なくなるので溶媒和効果弱くなるこのように、正または負のイオン対す溶媒和効果イオン電荷密度左右される為、必ずしも等価ではない。例え相間移動触媒クラウンエーテル金属カチオン抱合することで溶媒和同様な作用現す。すなわち、二クロム酸カリウムカリウムイオンクラウンエーテル抱合されてベンゼン溶解する二クロム酸アニオンベンゼン溶け込むうになる。これは二クロム酸アニオン電荷わりには分子サイズ大き為にベンゼンの弱い分極でも十分に電荷遮蔽され安定化する為である。

※この「電解質溶液」の解説は、「溶液」の解説の一部です。
「電解質溶液」を含む「溶液」の記事については、「溶液」の概要を参照ください。

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