陽極とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 電気 > 電気化学 > 電極 > 陽極の意味・解説 

よう‐きょく〔ヤウ‐〕【陽極】

読み方:ようきょく

対となる二つ電極のうち、電位の高いほうの電極。正の電極正極プラス極。⇔陰極

「陽極」に似た言葉

陽極


アノード

(陽極 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/28 08:11 UTC 版)

アノード (Anode) とは、外部回路から電流が流れ込む電極のこと。外部回路へ電子が流れ出す電極とも言える。

電気分解や電池においては、アノードは電気化学的に酸化が起こる電極である。真空管では構造上プレートと呼ばれることが多い。

アノードという語はマイケル・ファラデーの要請によりウィリアム・ヒューウェルが命名した。ギリシア語上り口を意味するAnodosに由来する。

アノードと逆の電極はカソードである。アノードとカソードの区別は、電流(電子)の向きによって決まるのであり、電位の高低によらないことに注意を要する。陽極陰極の区別は電位の高低によるとする流儀(電圧の方向による区別)と、アノードカソードの直訳とする流儀(電流の方向による区別)があり、用語として混乱している。正極負極という用語は、電位の高い側・低い側という意味で定着しているので、電位の高い低いの区別には正極負極を、電流の向きの区別にはアノードカソードを用いるのが望ましい。

正極負極で表現すると、アノードは、真空管電気分解では正極、電池の場合は負極である。

関連項目


陽極(燃料極)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/19 01:05 UTC 版)

溶融炭酸塩型燃料電池」の記事における「陽極(燃料極)」の解説

陽極(アノード材料は、典型的に多孔質3-6 μm、45-70%の充填率)のニッケルベースの合金からなるニッケルは、クロムまたはアルミニウムいずれか2-10%の範囲合金化される。これらの合金は、粒界にLiCrO2やLiAlO2を形成することを可能にし、材料クリープ化現象を防ぎ燃料電池の高い動作温度で陽極の焼結防止する最近の研究結果では、性能を向上させ、燃料電池動作温度低下させようナノ粒子化したニッケルおよびニッケル合金試みられている。動作温度低下は、燃料電池寿命を向上させ(すなわち腐食速度低下させる)、安価な構成材料使用可能にする。同時に温度低下電解質イオン導電率低下させるので、陽極材料はこの性能低下を(例え電力密度増加させることによって)補償する必要がある他の研究者は、運転時に陽極中のニッケル質量輸送減少させるためにNi3Al合金陽極を使用することによって耐クリープ性向上させることを検討している。

※この「陽極(燃料極)」の解説は、「溶融炭酸塩型燃料電池」の解説の一部です。
「陽極(燃料極)」を含む「溶融炭酸塩型燃料電池」の記事については、「溶融炭酸塩型燃料電池」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「陽極」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

陽極

出典:『Wiktionary』 (2021/08/22 12:03 UTC 版)

この単語漢字
よう
第三学年
きょく
第四学年
音読み 音読み

発音

東京式アクセント

よ↗ーきょく

京阪式アクセント

↗よーきょく

名詞

(ようきょく)

  1. (物理学) 直流電源正極側に接続する電極。対になっている電極のうち、電位高い側の電極

類義語

対義語

関連語

翻訳


「陽極」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



陽極と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

','','','','','','','','','','','','','','','','','',''];function getDictCodeItems(a){return dictCodeList[a]};

すべての辞書の索引

「陽極」の関連用語

1
プレート電流 デジタル大辞泉
100% |||||



4
プラス極 デジタル大辞泉
92% |||||

5
二極 デジタル大辞泉
92% |||||





10
X線管 デジタル大辞泉
76% |||||

陽極のお隣キーワード
検索ランキング
';function getSideRankTable(){return sideRankTable};

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



陽極のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
JEOLJEOL
Copyright © 1996-2024 JEOL Ltd., All Rights Reserved.
日本電子株式会社日本電子株式会社
Copyright(C)1996-2024 JEOL Ltd., All Rights Reserved.
BASBAS
© BAS Inc. 1995-2024
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアノード (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの溶融炭酸塩型燃料電池 (改訂履歴)、電解ニッケルめっき (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの陽極 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS