とど・める【▽止める/▽留める/▽停める】
読み方:とどめる
1 移動させないで、元の所にいさせる。おさえて行かせないようにする。さしとめる。「帰ろうとする客を—・める」「足を—・める」
2 元の形のままで、あとに残す。元の状態を保つ。「記録に—・める」「昔の姿を—・める」「原形を—・めない」
3 その程度・段階・範囲内におさめて、それから出ないようにする。「会費は一万円に—・める」「意見を聞くだけに—・める」
4 注意をそこに向ける。
「目をし—・めつれば…必ず癖は見つけらるるわざに侍る」〈紫式部日記〉
5 しとめる。
と・める【止める/留める/▽停める】
読み方:とめる
1 動いているものを動かないようにする。「タクシーを—・める」「文章を書く手を—・める」
2 継続しているものを続かなくさせる。とだえさせる。「息を—・める」「痛みを—・める」
3 固定して離れないようにする。「紙をピンで—・める」「背広のボタンを—・める」
5 関心を向ける。注意する。「心を—・めて聞く」「ふとテレビに目を—・める」
7 やめる。
「忌あれば—・めつ」〈かげろふ・上〉
8 あとに残す。
「月影の宿れる袖はせばくとも—・めても見ばや飽(あ)かぬ光を」〈源・須磨〉
や・める【▽止める/×已める】
「止める」の例文・使い方・用例・文例
- 涙が頬を流れるのを止めることはできなかった
- 麻薬の流入を止める
- 川にダムを造る,川をせき止める
- 怒りに駆られた群衆がその建物になだれ込むのをだれも止めることはできなかった
- 彼は医者にたばこを止めるようにいわれた
- 私の歯医者がいつものソーダを飲むのを止めるように言った
- 議論がけんかになるのを止めるにはうまい駆け引きが必要だった
- 警官は無謀な運転手を歩道に寄って止めるよう命令した
- 悪い流れを食い止める
- 彼らは行方不明の子どもを突き止めることができた
- 彼のスピーチが時間を超過してもだれも気に止める風ではなかった
- 騒ぎを止めるため警官が呼び入れられた
- 毎朝開店時には警報を止める
- 彼は片腕を突き出してタクシーを止める身ぶりをした
- エンジンを止める
- 交通を止める
- 痛みを止める
- 不満を言うのを止める
- 傷口を押さえて出血を止める
- 彼は人生をあるがままに受け止める
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