とう【等】
読み方:とう
[音]トウ(呉)(漢) [訓]ひとしい ら など
1 でこぼこがなくそろっている。ひとしい。「等価・等分/均等・対等・同等・平等(びょうどう)・不等式」
2 順序。段階。クラス。「等級/高等・差等・初等・上等・親等・特等・品等・優等」
[名のり]しな・たか・とし・とも・ひとし
とう【等】
など【▽等/×抔】
読み方:など
[副助]《副助詞「なんど」の音変化》名詞、活用語の連用形、一部の助詞などに付く。
1 一例を挙げ、あるいは、いくつか並べたものを総括して示し、それに限らず、ほかにも同種類のものがあるという意を表す。…なんか。「赤や黄—の落ち葉」「寒くなったのでこたつを出し—する」
2 ある事物を例示し、特にそれを軽んじて扱う意を表す。否定的な表現の中で多く使われる。…なんか。…なんて。「わたしのこと—お忘れでしょう」「金—いるものか」
3 婉曲に言う意を表す。…でも。…なんか。「お茶—召しあがりませんか」「今インフレに—なったら大変だ」
4 (引用句、または文を受けて)それが大体の内容であることを表す。…というようなことを。「断る—とは言っていられまい」→なぞ(副助) →なんぞ(副助) →なんか
「心あてに、それか、かれか、—問ふなかに」〈源・帚木〉
ら【▽等】
読み方:ら
[接尾]
㋐複数で、一つにとどまらないこと、その他にも同類があることの意を表す。「君—」
「藤原のときざね、橘のすゑひら、長谷部のゆきまさ—なむ御館(みたち)より出でたうびし日より」〈土佐〉
「憶良—は今は罷らむ子泣くらむそれその母も吾を待つらむぞ」〈万・三三七〉
㋒親愛の意を表す。
「かもがと我(わ)が見し子—かくもがと我(あ)が見し子に」〈記・中・歌謡〉
2 名詞に付く。
「豊国の企救(きく)の高浜高々に君待つ夜—はさ夜更けにけり」〈万・三二二〇〉
「この男の友だちども集まり来て、言ひなぐさめなどしければ、酒—飲ませけるに」〈平中・一〉
3 指示代名詞に付いて、事物・方向・場所などをおおよそに示す意を表す。「あち—」「ここ—」「いく—」
「山ならねども、これ—にも、猫の経(へ)あがりて」〈徒然・八九〉
4 形容詞の語幹、擬態語などに付いて、その状態であるという意の名詞または形容動詞の語幹をつくる。
「あなみにく賢(さか)し—をすと酒飲まぬ人をよく見ば猿にかも似る」〈万・三四四〉
「浜に出でて海原見れば白浪の八重折るが上に海人小舟はら—に浮きて」〈万・四三六〇〉
→達(たち)[用法]
等
姓 | 読み方 |
---|---|
等 | ひとし |
その他
その他(そのた、そのほか)は、特定の事柄以外のものを一つにまとめて指す語。
統計の際、どの分類項目にも属さない事項をまとめて「その他」とすることがあり、この項目はバスケット項目と呼ばれる[1]。
多くのヨーロッパの言語やその影響を受けた言語では、ラテン語の et cetera(エト・ケーテラ)の略字である etc. や &c. が使われることが多い。日本語では「エトセトラ」と読む。ラテン語で et は「および」、cetera は「残り」を意味する。
日本の法令
法令用語では「その他の」の後には前に列挙されたものを包括する概念を述べ、「その他」の後には単に列挙に並列する概念を述べるとされる。ただし、「の」の重複を避けるために「その他の」を使わないこともある[2]。
接尾辞として、「など」または「等(とう)」を用いることもある。法令以外の公用文では平仮名の「など」を用い、「等」は用いない。
- 例:「米、大麦、小麦など」
- 例:「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」
解釈
歴史上の事典や目録で「その他」(英: miscellaneous)というカテゴリーに分類されたものを吟味することによって、編纂当時の体系に収まらなかったものが何かが分かるので、知識体系の歴史を知る手がかりになるとピーター・バークは示唆した[3]。
関連項目
脚注
等
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 19:07 UTC 版)
「ムーンライト・シャドウ (吉本ばなな)」の記事における「等」の解説
さつきの恋人。
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等
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等 |
「等」の例文・使い方・用例・文例
- すべての人は平等につくられている
- ジャンは今まで常に優等生だった
- 彼は1等賞を取ろうとしたがだめだった
- 審査員たちは彼女の絵に1等賞を与えた
- その少年は一番上等な服を着て教会に行った
- 私は当事者の双方を平等に扱った
- 特等席
- 卵は大きさで各等級に分けられる
- 等位接続詞
- 等位節
- 人は皆平等に作られている
- 優等で卒業する
- 死んでしまえばみんな平等
- 一親等の血族
- 彼はその大きなガラスのボウルから一等の当選番号を引いた
- 豚は下ごしらえがされ四等分になっていた
- 高等教育を受ける
- 初等教育
- 彼らは能力が等しい
- 彼はそのメロンを6等分した
品詞の分類
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