水溶性
水溶性
水溶性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/28 08:21 UTC 版)
リン酸ビタミンC (AP)リン酸ビタミンC (AP) を治療に使ってきた池野宏の定義では、リン酸-L-アスコルビン酸ナトリウムや、リン酸-L-アスコルビン酸マグネシウムを指すが、主にナトリウムの方を指してリン酸ビタミンC (AP) と使う場合がある。アスコルビン酸リン酸ナトリウム (APS, SAP、リン酸アスコルビルナトリウム) アスコルビン酸リン酸マグネシウム(APM, MAP、L-アスコルビン酸-2-リン酸マグネシウム、リン酸アスコルビルマグネシウム) これらアスコルビルリン酸塩(アスコルビル-2-リン酸塩)は、アスコルビン酸が安定するpKa4.2よりも高い、pH7 まで物質として安定しているが、この物質自体は抗酸化物質ではなく、おそらく生体内ではアルカリホスファターゼによってアスコルビン酸に変換される。物質としての安定性が向上した一方、電化密度が上昇し皮膚からの浸透性は不十分となる。 アスコルビン酸リン酸マグネシウムが1961年に合成され、その後より沈殿結晶化しにくく溶解しやすいアスコルビン酸リン酸ナトリウムが登場して広く使われている。 アスコルビン酸2-グルコシド(L-アスコルビン酸2-グルコシド、AA−2G)(アスコルビン酸グルコシド) アスコルビン酸2-グルコシド (AA-2G) は、光や熱に対し安定しているが代謝によってビタミンCとして作用を発揮するプロビタミンで、日本では医薬部外品の美白有効成分、食品添加物として認可されている。 ほかの誘導体に比較してビタミンCへの変換が長時間持続する。 3-O-エチルアスコルビン酸 (アスコルビルエチル、ビタミンCエチル、VCエチル) 接触性皮膚炎の複数の症例報告がある。
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水溶性
「水溶性」の例文・使い方・用例・文例
- チアミンは水溶性です。
- 通常緑色っぽい蛍光水溶性色素を生むバクテリア
- シュードモナスに似たバクテリア属だが、水溶性でない黄色い色素を生む
- 黄色の非水溶性色素を生産しているバクテリア
- 水溶性の蛋白質色素で、紅藻とシアノバクテリアに存在する
- 水に溶ける、水溶性の
- 殺菌石鹸と歯磨き粉に使用される水溶性の粉である抗菌物質
- ペイントボールのゲームを際に発射体として使用される水溶性染料で満たされたカプセル
- 例えばサイズと卵黄のような水溶性粘着性の材料と混じり合った絵の具
- 水性塗料(水溶性色素を含んだ)
- 水溶性の薬物を煮出すこと
- 酸味を持っていて、リトマスを赤くし、塩を形成するために塩基と反応することができる水溶性化合物の総称
- リトマス試験紙を青に変え、酸と反応して塩と水を作る水溶性の化合物
- タンパク質がアミノ酸に消化されていく過程における加水分解で生成される水溶性混合物の総称
- 水溶性でない接着剤
- 酢酸と香水と薬の製造において主に使われる無色の揮発性の水溶性の液体アルデヒド
- 骨や皮膚などの動物の組織から入手された無色の水溶性膠質のタンパク質
- 多くの動物組織と体液で見られる単純な水溶性たんぱく質
- 有毒で白色、水溶性で、結晶性の、ベンゼンの酸誘導体
- 多くの果(特に柑橘類)に存在する水溶性の弱酸
水溶性と同じ種類の言葉
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