普通旅客用とは? わかりやすく解説

普通旅客用

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 18:48 UTC 版)

南満洲鉄道の車両」の記事における「普通旅客用」の解説

アメイ形 2B飽和テンダー機関車 1906年 アメリカンロコモーティブ社ロジャース工場称号変遷 第2期 : A形 50 - 53 第3期 : アメ50 - 53 第4期 : アメイ形 1 - 4 諸元 動輪直径 : 1,727mm シリンダ直径×行程) : 457mm×660mm 缶圧 : 12.7kg/cm2 火格子面積 : 2.42m2 機関車重量(運整) : 58.30t 動輪上重量(同) : 40.30t 概要 標準軌への改軌後の満鉄機関車として、最初に発注されグループ属する。アメリカンロコモーティブ社の資料によると、米国シカゴ・サザン鉄道(後にミルウォーキー鉄道一部)の注文流れ品である。本線安奉線主として普通列車使用された。1927年には全4両が四洮鉄路貸出された。満洲事変後は本線戻り営口線や、ダブサとともに連京線の軽旅客列車の牽引使用された。 第二次世界大戦後の動向 全機奉天鉄道局管内 (4) に存在し中華民国引渡された。 F形 2C飽和テンダー機関車 1906年 アメリカンロコモーティブ社ロジャース工場称号変遷 第1期 : 100, 101 第2期 : F形 600, 601 吉長譲渡 : 吉長200形 200, 201 第3期 : 吉長200形 200, 201 国線編入 : テホニ形 5621, 5622 第4期 : テホニ形 501, 502 諸元 動輪直径 : 1,473mm シリンダ直径×行程) : 483mm×660mm 缶圧 : 13.4kg/cm2 火格子面積 : 3.58m2 機関車重量(運整) : 65.80t 動輪上重量(同) : 52.60t 概要 標準軌への改軌後の満鉄機関車として、最初に発注されグループ属する。H形とともに大連港最初に揚陸された。満鉄社史によればアメリカンロコモーティブ社スケネクタディー工場製で、米国ボストン・アンド・メイン鉄道注文品とされているが、アメリカンロコモーティブ社の資料によると、アメイ形と同じく同社ロジャース工場製で、米国シカゴ・サザン鉄道(後にミルウォーキー鉄道一部)の注文流れ品である。本線使用後安奉線混合列車貨物列車使用された。両数少ないため運用上不便であり、1918年吉長鉄路譲渡され200形となった。同鉄路満洲国鉄編入されてからはテホニ形となった第二次世界大戦後の動向 終戦時動向不明中華人民共和国成立後は「TH10」形となった。 テホイ形 2C飽和テンダー機関車 1908年 アメリカンロコモーティブ社リッチモンド工場称号変遷 第2期 : F1形 602 - 619 第3期 : テホイ形 602 - 619 国線譲渡 : テホサ形 5650, 5651 第4期 : テホイ形 1 - 15, 501, 502 諸元新製時動輪直径 : 1,753mm シリンダ直径×行程) : 483mm×610mm 缶圧 : 14.0kg/cm2 火格子面積 : 3.01m2 機関車重量(運整) : 72.00t 動輪上重量(同) : 55.10t 諸元過熱化動輪直径 : 1,750mm シリンダ直径×行程) : 483mm×610mm 缶圧 : 14.1kg/cm2 火格子面積 : 2.94m2 機関車重量(運整) : 72.84t 動輪上重量(同) : 56.23t 概要 標準軌への改軌後の満鉄機関車として、最初に発注されグループ属する。本線急行普通列車牽引し安奉線1911年から)や旅順線の急行列車にも使用されるなど、旅客列車牽引主力であったその後1920年 - 1926年の間には過熱式に改造されている。1927年には1両が四洮鉄路貸出された。同年に4両が撫順炭鉱転属したが、1931年にはソリイ形の代わりに3両が返還された。一部1931年金福鉄路使用された。また、1933年には満洲国鉄線の新線建設用に2両が譲渡されテホサ形となった1938年車両称号改正では満鉄線テホイ形、テホニ形、満洲国鉄線テホサ形の旧F1形が全てテホイ形に統一された。 第二次世界大戦後の動向 旧テホイ形、旧テホニ形を合わせて大連埠頭管内 (9) 、奉天 (5) 、錦州 (5) 、斉斉哈爾 (3) の各鉄道局管内22両が存在し中華民国引渡された。中華人民共和国成立後は「TH1」形となった。 テホニ形 2C飽和テンダー機関車 1912年 アメリカンロコモーティブ社スケネクタディ工場称号変遷 第2期 : F1形 620 - 624 第3期 : テホニ形 620 - 624 第4期 : テホイ形 16 - 20 諸元新製時動輪直径 : 1,753mm シリンダ直径×行程) : 483mm×610mm 缶圧 : 14.0kg/cm2 火格子面積 : 3.01m2 機関車重量(運整) : 72.00t 動輪上重量(同) : 55.10t 諸元過熱化動輪直径 : 1,750mm シリンダ直径×行程) : 483mm×610mm 缶圧 : 14.1kg/cm2 火格子面積 : 2.95m2 機関車重量(運整) : 71.53t 動輪上重量(同) : 54.87t 概要 1911年安奉線改築後、奉天駅 - 京城駅間の国際急行列車が週3回運転されるのにあわせて、F1形(後のテホイ形)の増備分として輸入された。当初はF1形に含まれていたが、1923年にテホニ形となる。1920年 - 1926年の間には過熱式に改造されている。本線急行および普通列車牽引し一部1931年金福鉄路使用された。1938年車両称号改正では満鉄線テホイ形、テホニ形、満洲国鉄線テホサ形の旧F1形が全てテホイ形に統一された。 第二次世界大戦後の動向 第二次世界大戦後の動向はテホイ形の項目を参照 テホサ形 2C飽和テンダー機関車 1912年 ベイヤー・ピーコック社製 称号変遷 第2期 : F2形 700 - 704 第3期 : テホサ形 700 - 704 国線譲渡 : テホコ形 5700 - 5704 第4期 : テホサ形 501 - 505 諸元新製時動輪直径 : 1,753mm シリンダ直径×行程) : 483mm×610mm 缶圧 : 14.06kg/cm2 火格子面積 : 2.93m2 機関車重量(運整) : 71.88t 動輪上重量(同) : 55.42t 諸元過熱化動輪直径 : 1,750mm シリンダ直径×行程) : 483mm×610mm 缶圧 : 14.1kg/cm2 火格子面積 : 2.96m2 機関車重量(運整) : 71.92t 動輪上重量(同) : 55.89t 概要 満鉄英貨による社債募集のため、ソリサ形とともに初めイギリス発注され機関車である。1920年 - 1926年の間には過熱式に改造されている。本線安奉線使用後1927年には4両が四洮鉄路貸出された。その後本線普通列車使用されていたが、満洲事変後は奉山線貸出され、1933年には全機満洲国鉄線の営業用に譲渡されて、テホコ形となった1938年車両称号改正ではテホサ形に戻されている。 第二次世界大戦後の動向 奉天 (3)斉斉哈爾 (2) の各鉄道局管内に5両が存在し中華民国引渡された。 ダブサ形 2B2形過熱タンク機関車 1936年 川崎車輛称号変遷 第3期 : ダブサ形 500 - 501 第4期 : ダブサ形 1 - 2 諸元 動輪直径 : 2,000mm シリンダ直径×行程) : 470mm×660mm 缶圧 : 15.5kg/cm2 火格子面積 : 2.28m2 機関車重量(運整) : 99.89t 動輪上重量(同) : 40.44t 概要 重油動車ジテ故障検査場合の代機とするために製造され流線形タンク機関車。2,000mmの大動輪持ち高速単位列車での使用考慮した点では、1934年ドイツ帝国鉄道61機関車(2C2形タンク機関車)や1936年の独リューベック・ビューヘン鉄道の1B1形タンク機関車などと同様のコンセプトであり、形態類似している。当初は2B3形タンク機関車とすることが計画されていた。流線形形状パシナ形最終号機の設計の際に川西航空機実施した風洞実験結果基づいて決定された。機関車の各軸受SKF社のローラーベアリング装備しシュミットE形過熱器重油燃焼装置採用実現しなかったが弁装置へのポペット弁検討など試作機要素強かった重油燃焼装置は、撫順炭鉱生産される頁岩重油用いた場合火室温度上昇しすぎて故障発生し実用的ではなかった。実際の運用では活躍の場少なく連京線での軽旅客列車の牽引とどまった流線型カバーには流れるような曲線模様描かれており、正面からやや上部までがクリーム色、他がぶどう色ツートンであった第二次世界大戦後の動向 大連埠頭管内 (1) 、奉天鉄道局管内 (1) に2両が存在し中華民国引渡された。中華人民共和国成立後は「LD1」形となった

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