増備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 09:06 UTC 版)
まず量産先行車として0番台10両編成1本(1982年8月27日に川崎重工業兵庫工場で落成・出場したクハ203-1以下10両編成、マト51)が製造され、営団・国鉄双方の乗務員などによる各種訓練を実施したのち、11月14日の我孫子 - 取手間複々線完成記念の出発式に記念列車として使用され、複々線化完成日の翌11月15日から一般営業運転を開始した。なお、この増備は先述の区間が開業したことに伴って国鉄車の運用が増加したことによるものであり、在来車の置き換えを目的としたものではなかった。 続いて、103系1000番台を置き換えるため、1984年(昭和59年)2月から3月にかけて0番台量産車7本が製造され、翌1985年(昭和60年)3月製造分からは台車を同年1月末に落成した205系と同一のボルスタレス台車に改めて建造費縮減および軽量化を図った100番台が9本投入された。これにより従来の103系1000番台は56両が1984年に105系500番台に改造されて転配されたほか、104両が1986年(昭和61年)までに常磐快速線・成田線(我孫子 - 成田間)へ転用された。これら一連の増備によって、1986年には常磐緩行線の国鉄車は冷房化率100 %を達成した。
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