日本代表経歴
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高校時代は、2013年9月イランで行われたアジアU-16選手権に出場、チームの大黒柱として活躍し3位に入り、1998年の田臥勇太世代以来、日本のジュニア代表を15年振りに世界選手権出場に導いた。2014年8月ドバイで行われたU-17世界選手権では、アメリカの代表と対戦した。122対38の大敗を喫した中で、八村はチームの38点のうち25得点を奪う孤軍奮闘を見せ、試合後のインタビューで八村は「すごく楽しかったです。苦しくないです。楽しくて苦しいんです。」と語っている。八村はこの世界選手権で大会得点王(平均22.6点)を獲得した。2015年に日本代表候補に高校生選手としては唯一選ばれている。日本代表の長谷川健志ヘッドコーチは「高校生離れしている」と語り、4年ぶりに代表候補に復帰した田臥も「能力がある。うらやましい」と語っている。 ゴンザガ大学在学中の2018年6月、韓国との強化試合で日本代表デビューした。アメリカがバスケシーズンとなるまでの間、FIBAワールドカップのアジア・オセアニア予選4試合に出場して勝利に貢献し、予選突破に貢献した。公式戦のデビューとなったFIBAランク10位のオーストラリア戦はスターターで出場して24得点7リバウンドを記録している。 ワシントン・ウィザーズからドラフト指名された直後の2019年7月、FIBAワールドカップ中国大会の日本代表に選出。大会直前の強化試合でFIBAランク22位のドイツに86-83で逆転勝利し、自身はチーム最多の31得点を記録した。W杯では対戦相手に徹底マークされ、初戦のトルコ戦ではトリプルチームを仕掛けられるなど15得点。チェコ戦は21得点だった。1次リーグ最終戦のアメリカ戦ではハリソン・バーンズのマークに苦しみ4得点に封じられたが、NBAブロック王のマイルス・ターナーのブロックをかわして決めたダンクは大会6日目のトップ3プレーに選出された。成績は1試合平均29.9分出場で、13.3得点、5.7リバウンド2.3アシスト。1次リーグ終了後、八村は膝の不安と疲労のため日本チームを離脱した。 2021年7月、東京オリンピックの日本代表に選出された。五輪直前の強化試合埼玉大会前にチームに合流。強化試合はベルギーとフランスとの2試合に出場して連勝。FIBAランク7位のフランス戦では29分の出場で19得点7リバウンドを記録した。オリンピック開会式では旗手を務めた。オリンピックは予選リーグ3試合で、1試合平均37.6分の出場で22.3得点、6.7リバウンド、2アシストを記録した。対戦相手のマークが厳しく、スペイン戦は20得点、第3戦アルゼンチン戦は13得点だったが、第2戦スロベニア戦は両チーム最多の34得点を記録した。
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