ソユーズMS-05とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ソユーズMS-05の意味・解説 

ソユーズMS-05

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/14 07:35 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
ソユーズMS-05
ソユーズMS-05の打ち上げ
任務種別ISS乗員輸送
運用者ロスコスモス
COSPAR ID2017-043A
SATCAT №42898
任務期間139日4時間57分16秒
特性
宇宙機ソユーズMS
宇宙機種別ソユーズMS 11F747
製造者RKKエネルギア
打ち上げ時重量7,080 kg
乗員
乗員数3
乗員セルゲイ・リャザンスキー英語版
パオロ・ネスポリ
ランディ・ブレスニク英語版
コールサインBorei (Boreas)
任務開始
打ち上げ日2017年7月28日 15:41 UTC[1]
ロケットソユーズFG
打上げ場所バイコヌール宇宙基地 LC 1/5
任務終了
着陸日2017年12月14日 08:38 UTC[2]
着陸地点カザフステップ
軌道特性
参照座標地球周回軌道
体制低軌道
傾斜角51.66
ISSのドッキング(捕捉)
ドッキング ラスヴェット天底側
ドッキング(捕捉)日 2017年7月28日 21:54 UTC[1]
分離日 2017年12月14日 05:14 UTC[3]
dock時間 138日7時間20分

ソユーズMS-05のミッションパッチ

左からネスポリ、リャザンスキー、ブレスニク
ソユーズ計画
(有人宇宙飛行)

ソユーズMS-05国際宇宙ステーションに第52次長期滞在クルーを送り届けるために2017年7月28日に打ち上げられたソユーズ宇宙船である[1]。134機目のソユーズ宇宙船で、ロシア人のコマンダーとアメリカ人およびイタリア人のフライトエンジニアの計3名が搭乗した。軌道上に139日留まった後、2017年12月14日に帰還した。

宇宙船

第52次長期滞在英語版の乗組員は6人に増員された。前列左から新しい乗組員のパオロ・ネスポリ、セルゲイ・リャザンスキーおよびランディ・ブレスニク。後列はペギー・ウィットソン、フョードル・ユールチキンおよびジャック・フィッシャー

ソユーズMSには以下の更新が施された:より効率的なソーラー・パネル、以前のシステムから質量が半分になった新しいクルスNA接近結合システム、追加の微小隕石デブリシールド、ドッキング時および軌道離脱噴射時に冗長性を付与する、改善されたドッキングおよび姿勢制御エンジン、従前のArgon-16メインコンピューターと比べて質量が1/8になり、外形寸法も小さくなったTsVM-101メインコンピューター、宇宙船が地上追跡ステーションの観測領域外にいても、ルーチ中継衛星を経由してテレメトリーを送信し、宇宙船を制御したり、クルーに測位データを提供できる統合されたディジタル・コマンド/テレメトリー・システムおよび着陸後の捜索/救助活動中により正確な位置情報サービスを提供するためにアップグレードされたGLONASS / GPS衛星システム[4]

飛行中、宇宙船は次のタスクを実行する:最大3名までの訪問クルーと、小さな付随貨物の輸送、クルーが飛行中にステーションに連結した宇宙船が常時利用可能であること、スタンバイモードでは、ステーションの危険な状況、宇宙飛行士の病気や怪我などの場合に、メインクルーが緊急に地上に降下する準備ができていること(乗員帰還機の機能が保証されていること)、訪れたクルーの地表への計画された降下では、乗組員と一緒に地面に戻り、比較的質量・容積の小さいペイロードの場合は、ステーションからの廃棄物を居住区で処理し、降下中に大気中で燃焼させる[4]

クルー

地位[5] メンバー
コマンダー セルゲイ・リャザンスキー英語版, RSA
第52次長期滞在英語版
最後かつ2回目の宇宙飛行
フライトエンジニア 1 ランディ・ブレスニク英語版, NASA
第52次長期滞在
2回目の宇宙飛行
フライトエンジニア 2 パオロ・ネスポリ, ESA
第52次長期滞在
3回目の宇宙飛行

バックアップクルー

地位[6] メンバー
コマンダー アレクサンドル・ミシュルキン英語版, RSA
フライトエンジニア 1 マーク・T・ヴァンデ・ハイ英語版, NASA
フライトエンジニア 2 金井宣茂, JAXA
ISS滞在中のクルーと、ソユーズMS-05で到着したクルーの集合写真

参考文献

  1. ^ a b c Richardson, Derek (2017年7月28日). “ISS crew size increases to 6 with Soyuz MS-05 docking”. Spaceflight Insider. http://www.spaceflightinsider.com/missions/iss/iss-crew-size-increases-6-soyuz-ms-05-docking/ 2017年7月29日閲覧。 
  2. ^ Soyuz MS-05 returns crew back to Earth” (2017年12月14日). 2017年12月14日閲覧。
  3. ^ Soyuz MS-05 begins journey back to Earth
  4. ^ a b Display: Soyuz MS-05 2017-043A”. NASA (2020年5月14日). 2020年12月1日閲覧。  この記述には、アメリカ合衆国内でパブリックドメインとなっている記述を含む。
  5. ^ NASA Updates 2017 International Space Station Crew Assignments”. NASA (2016年11月15日). 2016年11月22日閲覧。
  6. ^ Manned Spaceflight Launch and Landing Schedule”. spacefacts. 2016年11月22日閲覧。
  • ウィキメディア・コモンズには、ソユーズMS-05に関するカテゴリがあります。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

','','','','','','','','','','','','','','','','','',''];function getDictCodeItems(a){return dictCodeList[a]};

すべての辞書の索引

「ソユーズMS-05」の関連用語











ソユーズMS-05のお隣キーワード
検索ランキング
';function getSideRankTable(){return sideRankTable};

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ソユーズMS-05のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのソユーズMS-05 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS