欧州宇宙機関
ヨーロッパが共同でつくるESAは、プロジェクトごとに各国が開発費を拠出
ESA(欧州宇宙機関)は、欧州宇宙研究機構(ESRO)と欧州ロケット開発機構(ELDO)を合併し、1975年に設立されました。本部はパリにおかれています。ヨーロッパが共同でつくったESAでは、プロジェクトごとに各国が開発費を拠出するシステムがとられています。独自の有人飛行はまだおこなわれていませんが、アメリカのスペースシャトルを利用して宇宙実験をおこなったり、国際宇宙ステーションに取りつける軌道上研究室を開発しています。
ヨーロッパ各地の研究センターなどで活発な活動をおこなう
ESAの主なセンターには、欧州宇宙技術研究センター(オランダ)、欧州宇宙運用センター(ドイツ)、欧州宇宙研究所(イタリア)、欧州宇宙飛行士センター(ドイツ)などがあります。ロケットは、アリアンIV型・アリアンV型などのアリアンシリーズ、衛星・探査機としては、ハレー彗星探査機「ジオット」をはじめ、ヒッパルコス、メテオサット、オリンパス、ERS-1などが打ち上げられています。
欧州宇宙機関
欧州宇宙機関
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/19 05:01 UTC 版)
マーズ・エクスプレス - 2003年6月2日打ち上げ、12月25日に火星周回軌道に入る。同日に着陸機「ビーグル2」を投入したが通信途絶した。母船のマーズ・エクスプレス・オービタの方は2011年現在も観測中。 ロゼッタ - 2004年3月2日打ち上げ、2007年2月25日に火星から 250 kmを通過。探査目標は小惑星シュテインス、ルテティアとチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星。 計画中 エクソマーズ (ExoMars)- 2016年にオービタとランダーを打上げ予定。2018年にローバーを打上げ予定。当初はNASAとの共同ミッションであったがNASAが撤退したため、ロシア宇宙庁と協定を結んだ。プロトンでの打ち上げを予定している。
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