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最低の法律

完全に某動画サイトから影響受けましたが、まあそれはどうでもいいです。とにかく大変なんです。

皆さんは、『人権擁護法』という法律案をご存知ですか?

一見、なんだか良さそうな法案だなと思いますが、これは最低の法律です。
今、その法案が一度否決されたにも関わらず、また案として出され採択するかどうか審議しています。
そんなの知らないよ、って人のために簡単にご説明しましょう(軽くまとめただけなので間違っているところもあるかもしれません)。

もしこの法案が可決されれば、例えば――当たり前の日常会話ですら、「今の発言は不快(差別)だ」と思われ専門の機関に通報されると、礼状なしで家宅捜査、最悪の場合物品押収(ネットにカキコした発言が見つかればPCなど)されてしまいます。プライバシーなんて関係ありません。しかも、拒否した場合は即刻罰金です。
さらに、その差別発言を認められてしまうと、公に本名を公開。社会的立場からの脱落は免れません。

しかし、それ以上に厳しい規制が以下です。

○銃器を扱う
○暴力・乱闘
○生物の死(人間・動物限らず)
○性的発言・行為
○同姓愛
……エトセトラ。

これらを取り扱う、ネットサイト・マンガ・アニメ・小説・ゲーム・同人・音楽は全て『教育上よくない』ということで規制、禁止です。
上の5つだけで、もうほとんどのアニメやマンガやゲームはNG。人気作やその続編等も打ち切り必至。
例えば、1つ目だとメタルギアやバイオハザード。アニメだとフルメタやブラクラ。3つ目に該当する、DQ・FF・ロマサガ・ポケモンみたいにモンスターを倒すような名作RPGもNG。4つ目に該当するギャルゲやエロゲなんてもっての他。
漫画家、小説家、プログラマー、クリエイター、アーティストなどの職業も夢もほとんど潰されます。
さらに、それらに携わった関連企業の経営不振、最悪の場合は倒産。日本の経済的打撃も確実です。

では、こんなに大変な法律なのに、何故知名度が低いのか。
それはマスコミが全く取り扱わず、マスコミはこの法案によって規制されないからです。
それどころか、ネット社会が発展し、テレビ離れする人が多くなったために、この法案はマスコミは天敵であるネット媒介を都合よく潰してくれる、という極めて利己的な考え方をしています。


こんな法案が可決された日本を想像してみてください。終了です。まさしくオワタです。治安が中国より悪くなります。
誰かが『平成の治安維持法』とかいってましたけど、良い例えです。
これは人権擁護と奇麗事を並べておきながら、「表現の自由」「発想の自由」「言論の自由」などの個人の権利を侵しまくってる矛盾だらけの法律なんです。
この法律ができて良い点は私は詳しく知らないんですが、どんなに良い点でもこれで良いと思いますか?
政治家は教育上良かれと思ってやってそうですが、自分の首を絞めることを理解していないんでしょうか。
もし、この法律に少しでも嫌悪を感じたら、署名フォームに署名してみてください。
もちろん、私もしました。とても他人事とは思えませんから。
皆さんもどうか、まだ知らない人たちに教えてあげてください。友人でも家族でも。ネットの繋がりでも。

署名フォーム:http://www.easyurl.jp/77f
法案についてもっと詳しく知りたい方:http://wiki.livedoor.jp/pinhu365/d/FrontPage

私は以下の動画を参考にしました。射命丸さんが詳しく説明してくれます。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm2467880
2008-03-03 : 徒然 : コメント : 2 : トラックバック : 0 :
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非公開コメント

あー。
だから、総理はローゼン麻生氏がやるべきだったんすよ。
首相がオタクなら、こんな法案は絶対に通させないですし。

さておき、さほど気にすることないですよ。
該当するものは、広く知られるものだけでも膨大になり、全て取り合うと莫大な時間・人手・予算を必要としています。
もしここで、対応できる範囲だけなどとなると、それこそ差別などといわれかねません。
よって、実行するには一斉取締りが必須。
しかし、そもそもこれで取り締まれば多数の失業者や倒産が出るため、社会の混乱は必至。
国家予算を使って失業者と倒産企業を生むなど、クーデターなどを引き起こすばかりで利点はありません。
現実的には、まず不可能。
そして、完全な取り締まりができないのに実行すれば、確実に訴訟や民間団体との衝突が起きます。
そうなったとき、同じよう奈々威容で取り締まられていないものが少しでも存在すれば、裁判で勝つことはむずかしい。
現実的には、利点が全くありません。

というか、極端な話、学校の教科書などもNGですから。
あれらも、根本的には「出版物」。
生物なら、わかりやすく生物実験が扱われているので、動物の死に該当。それも、明確な意思を持っておこなっているのだから、見方によっては動物の殺傷描写ともいえます。
歴史などでも、人死にや差別は多数扱うので、ある意味該当。
国語や英語は、該当する文章を採用しているものは確実に不可。書籍としての販売は禁止されている作品を載せるなどなれば、該当しない方がおかしいでしょう。
保険体育の性教育も、性表現といえば性表現。
そんなもんを規制したら話になりません。
が、現在いわれているとおり実行されれば、誰かが声を上げれば規制されることになる。
つまりは、教育が崩壊します。

あと、書籍などでの表現以外でも。
格闘家なんて、言い方を変えれば「暴力がお仕事」。
野球選手も、乱闘はあります。ある意味、過激な応援などで知られる阪神ファンもあぶない。

また、自衛隊などにも影響が出ます。
国家予算だけでは補いきれない部分の補填や、装備などを外部に示す目的、広報など。
そういった目的のために、戦争映画への出演や、戦争を扱う作品への取材や体験入隊での協力をおこなっていますので。
それらが潰れれば、広報が難しくなることで入隊希望者がさらに減り、内情や装備をアピールする機会が減るために国民の理解を得にくくなるなど、その維持そのものが困難になります。
とくに、近年は自衛隊-「日本軍」の存在に対し不要とする見方もおおいため、映画や漫画で国民のために戦う姿を描かせることは、重要な生命線の一つになっている現状があります。

ついでに、これで通報したとして、通報された側が通報した側に「犯罪者呼ばわりされた」とかイチャモンつければ、双方が訴えられるようないたちごっこになるわけで。

とまぁ、やや極端な話ではあるものの、一切のメリットは存在しません。
では、何故に政府はそんな法案を通したいのでしょう?
正確なところは不明とはいえ、現状、国民に利益がないのだから-
政府にとっての利益が、目的ということになります。

書店で政治関連の雑誌や書籍を見れば、わかりやすいでしょう。
世間には、政治家や政府にとっては都合のわるい内容のものが多数存在します。
しかし、それを罰するのは、明確な理由がないとむずかしい。
かといって、今の時代に「反国家的」なんて理由は許されません。
どうとでも理由がつけられ、好きなように罰することができる基準がほしい。
そこで、もっとも曖昧でありながら尊重される「人権」を利用しよう、というのがもっとも有力なところでしょう。

……といっても、安心はできません。
露骨に反国家的な内用ばかりを検挙すれば、国民を敵に回すことになるので、ごまかす必要はあります。
現在、騒がれているネット上の映像などは、わかりやすい部分なので、「見せしめ」や「フェイク」として潰される可能性は大きいと思われます。

というのが、私の見解です。
たしかに阻止すべき法案ではあるものの、政治的な面でのほうが問題かと思いますね。
政府に都合のわるい発言は無理矢理に規制する、という戦前の体制が復活する危険性が高まりますので。
ご指摘のとおり、「治安維持法」そのもの。
大規模規制にはデメリットが大きいばかりでも、この用途に限定すれば、ほぼ一方的に政府の利益のみで済みます。

もっとも、仮に可決されたとしても、すぐに効力を発揮することは困難。
この法案に関する機関を独立させたところで、「法案」そのものは政府の管轄下。
民間団体などを結成し、その内容について大規模なデモや訴訟を起こせば、政府による取り消しや司法による圧力を加えることは、十分に可能です。
というか、どうあがいても司法権による圧力から逃れられほどの超法規的な独立は不可能なのですが。

我々がなすべきことは、騒ぎ立てることではありません。
特定の側面ばかりを一方的に騒ぎ立てれば、考えの傾倒や誤解を招き、更なる混乱や誤解を生んでしまいかねません。
本当に起こすべきは、調べ、考えること。
どれほどの人が集まろうと、知らず、考えない人の力など、役に立ちません。
一人々々が意識し、自分の手で調べ、考え、実行する。
そして、集まり、団結し、すぐに反旗を翻せるだけの勢力と意見を整える。

いたずらに騒ぎ立てるばかりでは、何の解決にもなりません。
それどころか、漫画やネットにばかり注目される現在のネット上の流れでは、逆に主張や根拠を弱めている傾向さえあります。
2008-03-03 22:44 : 混沌の騎士†能美TOM URL : 編集
>TOMさん
そう考えると規制すべき対象は多かったんですね。やはりメリットは政府側の人間のみでしたか……。

>本当に起こすべきは、調べ、考えること
確かにそうですね。ちょっと知ったぐらいで、取り乱したかもしれません。他人事ではないというのは本心ですけど。
長文での説明感謝です。
2008-03-04 04:43 : 絵空那智@管理人 URL : 編集
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