

GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンⅢ<中> [★★]
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仏蘭西(フランス)領のIZUMOにて動き出す各国と個人の複雑な関係。その中で武蔵が取る選択とは? そして彼らが向かう先に、それぞれ待っているものとは?
中世の日本と世界各国が同居する学園ファンタジー世界“極東”を舞台に繰り広げるGENESISシリーズ6巻目!
ミトツダイラのカーチャン、および人狼女王がパねえ!
いやなんかもう仏蘭西の副長とかやってるし、一児の母のくせに妙に若々しく振舞う少しイタイ人だったりするのですが、「人狼女王」の称号は伊達じゃないんだなあと思いました。人狼女王とその夫によるミトツダイラが生まれるまでの馴れ初めシーンは18禁だったけどね。というか! ミトツダイラとその母親である人狼女王のおっぱいのサイズが親娘だと思えないほど違いすぎて……。ミトツダイラはいつまでもタイラなのね……。
この人狼女王により武蔵の総長であるトーリが誘拐され、ミトツダイラ・点蔵・ナイト、そしてメアリの4人がその救出に向かうところから始まります。中なのに800ページもあるってどういうことなの。
その他マクデブルク暫定市長とシロジロの土下座バトルだったり、M.H.R.R.とK.P.A.Italiaが戦争をおっぱじめたりも。正直あの土下座バトルはとてもアホとしか思えないんだけど、当人たちは至ってマジメなのがシュールすぎる。いやこれは読んだ人しかわからないんだけど、というかなんでそんな流儀があったりするんだw とかいうつっこみが絶えない。
それから総長不在で副王であるホライゾンがその任を一時請け負っているのですが、ホライゾンのゴリ押し理論がすごすぎる。言ってることは分からなくもないんだけど、でもむちゃくちゃだw
あとメアリの箱入りっぷりがすごい。武蔵の汚れた連中なんて物ともしないあの言動。さすがや、さすがメアリさんは格が違うぜ……! こんなデキた奥さんをもうゲットしてる点蔵マジもげろ。
まああとはいつものごとく登場人物も増え続け、物語としてのひとつの節目も見えてきた感じですが、下ではどうなるかまだお楽しみってことで。
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