芸能人の脱原発発言はお遊びじゃないよ
どこかに脱原発発言をしている芸能人はいねが~…と、ナマハゲになった気分でネット上を徘徊していたら藤波心のインタビューが載っていて考えさせられてしまいました(^_^;)
脱原発を訴えンのもラグじゃねえなあ…と、改めて思い知るとともに、勇気を持って発言した人に心から感謝をしたいと思います。
一般人には想像もつかないほど大きなリスクを背負って発言してくれているのだなぁ(*_*)
(引用はじめ)
原発批判アイドル 匿名の批判に落ち込むのは「アホらしい」(NEWSポストセブン)
http://www.news-postseven.com/archives/20110820_28343.html
原発事故から12日後の3月23日、自身のブログに「批難覚悟で…」と題した脱原発の考えをアップした現役中学3年生アイドル・藤波心(14)。それまでファンとの交流の場であったブログは、賛否両論のコメントが殺到し、凄まじい勢いでアクセスされた。その数は、3日間で300万PVという異例のものだった。その彼女に、当時の心境を聞いた。
――ブログの反響に気づいたのはいつのことでしたか?
藤波:ブログにあの原稿をアップしてから2日後でした。気がついたら承認待ちのコメントが700件もあって、初めは何かの間違いかと思いました。ブログの管理人さんから事務所に電話がかかってきて「大丈夫ですか?」って。通常、タレントのブログへのコメントは、誹謗中傷などが含まれていることがあるので管理人さんがすべてチェックしてから載せているんです。でも、私はありのままを知りたくて、管理人さんにお願いして、その作業も自分でやるようにしています。
――それって精神的にすごくツラい作業なのでは?
藤波:7割くらいは私への応援や賛同のコメントなんですが、残りは批判のコメントですからね、正直、読むのがキツいものもあります。「芸能界引退しろ」とか「原稿を消して謝罪しろ」とか、中には「ブサイク」だとか(笑い)。でも、そういったコメントも消さずにそのまま載せるようにしました。賛同してくれてるコメントだけだと、自分にとってきれいなものになっちゃうなと。それと、一個人のブログではあるけど、いまの日本の姿をそのまま残しておきたくて。
――いちばんツラかったコメントは?
藤波:私が小学校のころからイベントに来てくれていたファンの方からの「心ちゃんが、そんなこという人だとは思わなかった」「アイドルなんだから水着を着て笑っていればいいのに」といったコメントを見たときはかなりヘコみましたね。そういうこともあって、4月の中旬くらいまでは、取材も全部断っていて、ひきこもり状態になっていました。
――ブログのコメント以外に、批判する人たちから反応は?
藤波:事務所に、たくさんのクレームがきました。毎日のように、電話がかかってきて、ファックスもくるし、直接、訪問される方もいたそうで、担当者は「ノイローゼになりそうだった」といっていました。先ほど、ブログのコメントはすべて載せるといいましたけど、どこで調べたのかわかりませんが、私の個人情報などが書かれたコメントなどもあって…そういったものは削除しているんです。
――怖くないんですか?
藤波:すごく怖いです。今回のことと関係あるかどうかはわからないんですが、1度、自宅の敷地内に夜、不審者が侵入してきたことがありました。それがきっかけで、お母さんが庭に監視カメラをつけました。
――そんな怖い思いまでして、脱原発の主張を続けるのはなぜ?
藤波:それは、私が頑固だから(笑い)…。というのもあると思いますが、やっぱり、私の意見に賛同してくれる方たちの存在が大きいです。その中には、ソフトバンクの孫正義さんや、ラサール石井さんなど著名な方たちがいらっしゃいます。批判してる方たちはどこの誰だかわからない匿名の人が多い。そう考えると、落ち込んでるのもアホらしく思えてきて。
それに、批判コメントの中にも、原発はなぜ必要なのかと明確に意見を述べている方もいて、勉強になったりするんですよ。何より、原発の問題は、日本国民みんなが考えていかないといけない問題なので、自分の意見を抑える必要はないと思ってます。
(引用ここまで)
ブログが炎上(?)したことは知っていましたが、まさかストーカーまがいの尾行者や、担当者がノイローゼになるほど数多くの嫌がらせ電話・FAXが送られてきていたとは…。
よくぞ持ち堪えてくれたものです。彼女を支えた芸能事務所の存在も大きいでしょう。ここまで騒ぎが大きくなれば事務所がブレーキをかけてもおかしくありませんでした。
思い起こせば原発事故直後、先の見通しがつかないまま、脱原発するのか、このまま原発推進するのか、それさえも判断つかなくて、世論が真空状態になった時期がありました。
放射能は無害であるという主張がまだまだ通用した最初の頃の話です。硬直した空気を一気に揺り動かしたのは…思い出しますなぁ、斉藤和義の歌でした(^o^)
誰もが知っている人が、誰もが知っている歌で原発批判をした。それ以降、脱原発が誰でも参加できる運動になり得たのです。
芸能人の活動とか言ってバカにしてはいけない。文化を味方につけなければ政治運動なんて成功するわけがない。
芸能人が政治的な発言をすることはポピュリズムを助長させるものだと言って毛嫌いする人もいますが、それは正しい認識ではないのです(-_-メ)
あらためて藤波心さんの勇気に感謝したいと思います。で、とつぜん民主党代表選の話題を振りますが、候補者連中の勇気の無さと比べたら彼女に総理をさせたいくらいです。
前回の記事にこんな秀逸なコメントが載っていましたよ(^^♪
↓↓↓
http://seturibaika.blog72.fc2.com/blog-entry-602.html#comment1130
候補者7人を順に並べます。(敬称略)
馬淵澄夫
鹿野道彦
樽床伸二
野田佳彦
小沢鋭仁
前原誠司
海江田万里
私には、「馬鹿たれのお前かい!」としか読めません。
失礼しました。
2011-08-19 13:54 | 隠居老人
枝野官房長官が立候補しても、やっぱり「馬鹿たれのおまえかい!」。
海江田さんの代わりに細野原発相が立候補したら「馬鹿たれのお前モナ!」。
監視カメラならメカ進化(カンシカメラナラメカシンカ)
するとラサール石井も脱原発なのかね。
お粗末さまでした(^o^)
テーマ : 「原発」は本当に必要なのか - ジャンル : 政治・経済
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