意外にアヤシイ野田人事(閣僚編)
党人事では輿石東参議院議員会長の幹事長就任を実現し、いちおう挙党一致の体裁を整えた野田新代表。
この人事は小沢信者(?)のみならず政争に飽き飽きした一般有権者も好意をもって受け止めているようです(^_^)
なんとなく癒し系ムードで始まった新総理は上々の滑り出しですが、閣僚人事が公表され出したのを見ると…うわ、これはイカン。どうも、そう上手く事は運ばないようですなぁ。
あまりにヒドイ人事なので半信半疑。時事通信だからアテにはならないのかも。ま、それならそれで万々歳ですが(^_^;)
(引用はじめ)
官房長官、川端氏で調整=財務相に岡田氏有力―閣僚人事・民主新執行部が始動(時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110831-00000040-jij-pol
野田佳彦新首相(民主党代表)は31日午前、党の主要人事が内定したのを受け、新内閣の閣僚の人選を進めた。要となる官房長官に中間派で旧民社党出身の川端達夫元幹事長(66)を軸に調整しており、重要閣僚での処遇が固まっている岡田克也幹事長(58)は財務相が有力だ。野田氏側近の藤村修幹事長代理(61)は、文部科学相か厚生労働相での起用が検討されている。
川端氏は民主党の野党時代に幹事長や国対委員長を務めるなど経験豊富で、野党とのパイプもある。岡田氏は幹事長として、子ども手当など主要政策の見直しに関する民主、自民、公明の3党合意の取りまとめを主導しており、政策全般に詳しい。
また、野田氏は、代表選を争った鹿野道彦農林水産相(69)について、横滑りも含め閣内にとどめることで調整。枝野幸男官房長官(47)の閣内残留も検討している。このほか、自身のグループの長浜博行党財務委員長(52)は環境相に名前が挙がり、外相には外交・安全保障に詳しい若手の長島昭久元防衛政務官(49)を抜てきする案も浮上している。一方で、海江田万里経済産業相は閣外に去る見通しだ。
平野達男復興担当相(57)、細野豪志原発事故担当相(40)は、東日本大震災からの復興策や福島第1原発事故対策の継続性を重視して再任する方向だ。
野田氏は31日午前、閣僚人事について財務省で記者団に「なるべく早く決める。適材適所でいく」と語った。
(引用ここまで)
うひゃあ、これはヒドイ。閣僚にハト派(鳩山派ではない)が一人もいないではないですか。
特に要警戒なのは川端達夫氏の官房長官就任でしょう。電事連に深い結びつきを持つ旧民社党系の出身。経産族にして文教族でもあります。
この人が官房長官になったら、官邸に原発再稼働シフトが敷かれることになります。もっとも警戒すべき人事(-_-メ)
そもそも川端達夫官房長官だと大物すぎて、野田新首相とはそりが合わないような気もします。首相の補佐役がふさわしいかどうか…。
次に恐ろしいのは長島昭久氏の外相就任。民主党内最右派…というか自民党でもここまでタカ派的な人物はそうおりません。
鳩山内閣の頃、外務政務官が内定していたのにタカ派姿勢を嫌気され、急きょ防衛政務官に差し替えられた前歴があります。
今のところ外相就任は話だけですが、こういう話が出るところに野田新内閣の性格が見え隠れします(@_@;)
あまりよく知らない野田新総理の側近二人。まず環境相候補の長浜博行氏。松下政経塾出身(またかよ)でサッチャー英首相とニュージーランド行革についての著書があります。
ニュージーランド行革といえば郵政民営化の際に手本となった行革です。いきなりダメな感じ。あ、そういえば環境省って原発監視の新しい組織が出来るんじゃなかったっけ!?
もう一人は藤村修氏。あまり猛々しい感じはなさそうな人です。リベラルな雰囲気を持ちつつも…あれ、憲法調査推進議員連盟のメンバーですか。
あ、代表候補だった鹿野道彦氏も憲法調査推進議員連盟のメンバーなんですね(@_@;)
枝野幸男氏の閣僚残留については「恥を知れ」の一言です。岡田克也財務相も国民にとって歓迎できない人選でしょう。
前原政調会長の就任も含めれば野田新政権の政策はタカ派偏重と言ってよさそうです。
ただ、あんまりにも滅茶苦茶なメンバーだから、この通りにはならないかも。警戒しておくってことでよろしくお願いしますm(_ _)m
民社に野心見(ミンシヤニヤシンミ)
こんな人事はNOだ!
お粗末さまでした(^o^)