現政権を熱烈に応援します…ただし
年末、世間はもう仕事納めのようですが、雪どけ水は31日まで仕事です。しかも追い込みで大忙し。年賀状とか大掃除とか間に合わないかも…(>_<)
気がつけば百日のハネムーンを終えた鳩山政権ですが、その中には良いこともあり、また悪いこともあり。しかもちょっと気になる情報もありました。
(引用はじめ)
マガジン9条「ほっとけないアフガニスタン」。日本がやれることは? 伊勢崎賢治
http://www.magazine9.jp/other/isezaki/index2.php
──最後に、2009年も終わりということで、アフガン問題のほかに、最近のニュースなどで気になっていることがあれば教えていただけますか。
いくつかありますが、一つは現在、海上保安庁が進めている、巡視船「しきしま」の同型船建設計画についてですね。
今年3月、ソマリア沖に海上自衛隊が派遣された際にも、当初はこの「しきしま」を派遣すべきだという話があったのですが、保安庁にある巡視船はこの一隻だけ。それを送るわけにはいかないということで、結局は自衛艦派遣ということになったんですね。そこで、巡視船の数を増やして、今後はそっちを送れるようにしようというわけです。
ところが、ソマリアへの自衛隊派遣に反対していたはずの与党社民党までが、この巡視船建設計画を後押ししているんだそうです。派遣されるのが海上保安庁の巡視船であれば、「自衛隊派遣」ではないから自分たちの顔が立つから、ということなんでしょうか。
でも、そんなのソマリアの「海賊」たちにとってはどちらでも同じですよ。同じような装備を持った同じような船で、どちらが自衛隊でどちらが海上保安庁かなんて関係ない。問題なのは「武力行使かどうか」なんですから。「自衛隊じゃなければいい」。武力行使という究極の外交選択が、単にメンツの問題に成り下がっている。
ソマリア自衛隊派遣に反対キャンペーンを張った「ピースボート」が、ソマリア沖にさしかかった時、(航路を変更すればいいのに)その自衛隊に護衛された。その「ピースボート」の立ち上げメンバーの一人辻元さんが国交省副大臣で「しきしま」同型船建造…。辻元さんは好きな政治家ですが、これ、シャレにならんでしょう?
(引用ここまで)
巡視船といっても、2001年に北朝鮮の不審船(工作船と思われる)を撃沈したあの船も「巡視船」です。北朝鮮の武装船を撃沈できる船なんて確かに軍と変わりません。
海上保安庁というと遭難者を助けたり災害救助に尽力したりと、平和的なイメージがありますが本質的には武官と見るべきでしょう。
海外では海上警備隊なんて呼ばれて、陸・海・空に次いで事実上の第四軍です。
日本じゃ平和のイメージです…なんて通じる話じゃありませんよね。実際に不審船を撃沈しているのですから。
そんな物騒な船をもう一隻作って、本当に海外に出す気なのでしょうか…。まずこれが一点(+_+)
次に名古屋市長の河村たかし氏。市民税の一律10%減税を実現して市民の反応も上々だとか…(>_<)
税が高くて嬉しいなんていう人がいるはずもなく、減税は結構なことには違いありません。しかし富めるものも貧しきものも皆一律に10%とは乱暴なやり方です。
公共サービスもその分だけ削減されるのでしょうから、貧困層にとっては事実上の負担増。しかもその過程で廃止が検討されている公共サービスを膿に譬えたとか…(_ _)
膿に譬えるのも失敬千万ですが、膿なら膿で、全体を損ねることがないよう切るべきと切らざるべきを慎重に討議する必要があります。
ところが議会での審議も随分乱暴に済ませたようです。公益意識に欠けたやり方と批判せざるを得ません。
雪どけ水は以前、河村たかし氏を評価していました。「麻生邸リアリティツアー」において警備担当者が不当逮捕(による弾圧)に手を染めたことへの抗議を評価していたのです。
しかしその評価は間違いだったのかな…というのが今や偽らざる感想(-_-メ)
河村氏の抗議は「小さな政府」志向による単なる官僚嫌い。不当逮捕の根本にあった貧困問題にはむしろ無関心なのでしょう。
それでは本末転倒というべき。支持者は猛省するべきでしょう…あ、自分か(@_@;)
海上保安庁の問題には前原大臣の影が見え隠れします。もともと前原大臣の国交相就任には海上保安庁対策があったと思われますので、鳩山政権の進路と絡んで要警戒です。
世は無常 御縁御縁の 除夜の鐘
二〇〇九年の更新はこれで終了です。まだ顔も名前も分かりませんが、確かに心をつないだブログ読者の皆さんに謹んでご挨拶申し上げます。
良いお年を!!(^o^)