やっぱり止めようかな~(^_^;)
早いもので明日から9月なんですね~。一年も残り三分の一です(ーー)
民主党鳩山政権が確実視されて、ぽつぽつ話題に上がるのが「アニメの殿堂」。ここまで来たら凍結は動かないところでしょうが、BLOG主も改めて反対を申し述べます(_ _)
そもそも「アニメの殿堂」はマンガ・アニメだけを展示するものではなくグラフィックデザインなど現代美術の粋を集めて展示される予定でした。
そのあたりですでに目的があやふやな気がしますけれども、大事なのはサブカルチャーも含めて現代美術とは何かということ…いやBLOG主も良く知りませんが…(^_^;)
そもそも芸術とは途方もない大金がかかるものです。だから近代以前では王侯貴族やら大商人やらが、見栄を張るために大檀那としてお金を出して創らせたわけです( ^^) _$
見返りに芸術家は大檀那を讃えるための作品を提供する。別に媚びてばかりいたわけじゃないけど、まあ持ちつ持たれつ。そこでは批判精神なんてものは二の次でした。
でも現代美術はちょっと違います。現代美術家は特定のスポンサーを持つことを排除します(全員が全員じゃないけど…)。
代わりにメディアを利用して、広く大衆に作品を提供します。自らの作品を商品として位置付けて多くの人に行き渡らせる。代償として広く薄く資金を調達するわけです。
だから現代美術には大檀那がいません。王侯貴族だろうが大商人だろうが媚びる必要は無くなりました。そこから現代美術は「批判精神」に目覚めました(^_^)
LOVE&PEACEで有名なオノヨーコさんなんかが典型です。
まあ、大衆という新たな支配層に媚びているという見方もありますけどね…(+_+)
マンガだって現代美術の一種です。国営で豪奢な美術館を造られたって嬉しくも何ともありません。それより自由を寄こせってなもんです。
漫画家の石坂啓さんが「批判精神を失って国営の建物に収められるなんて恥ずかしい」という趣旨の発言を続けるのも、その上に立ってです。
麻生(元?)首相はマンガが分かっていない…ということになりそうですが、しかしここ数年の自民党のマスコミ戦略、麻生首相のアキバ戦略は実はなかなかのものでした。
案外サブカルチャーの持つ意味をしっかり理解した上で、サブカルチャーの大衆への波及力を大いに利用しようと思っていた節もあります。
少し前なら刺客騒動によるワイドショー独占劇とか、近い話では「え~アキハバラのオタクの諸君」なんて演説、その時分は結構話題になりましたよね(^_^;)
サブカルチャーを通じて新たな階層の創出を図った、そこまでいうと少し大袈裟。まあ、政権の延命を図った位のものですか…(ーー゛)
でもそれは現代美術本来の目的から言って邪道。石坂啓さんが指摘したように「マンガが権力に媚びるようになったら、もうおしまい」なのです。
マンガは市井に生きる人々の潤いになってこそ本願。「アニメの殿堂」なんて御免です。
お金がかかるから…ではなく、マンガは詰まらないものだから…でもなく、人間の自由と文化の尊厳を守るために、断固として、積極的に反対するべきだと思います(ーー゛)
マンガとか 殿堂入りは 勘弁してね
人に愛でられ 華は咲く
さ、今からTSUTAYA行こ~(^^♪
今日もお粗末さまでした(^o^)