『200Q』には別の総選挙があったりして
二大政党による政権交代が喧伝されたせいか、今年の夏は蝉の声までが民、民、民、民、自~と聞こえてくるような気がしました(^^ゞ
もう何年かすると、今回の総選挙はまるで革命のような重きをもって語られるのかもしれません。
あるいはほんの数年のうちに、小泉改革がわずかの間に色あせてしまったように、歴史の小さなエピソードとして人々の記憶から忘れられてしまうのかもしれません。
いずれにせよ明日には大勢が判明する第45回総選挙です。皆さん忘れずに投票に行ってください。
そして一人でも多くの人を幸せにできる、心から民主主義の勝利を寿げる、たとえ一夜の夢ででも、そんな結果が出ることを祈ります(^_^)
今日みたいな日は、かえってそんなに多くのことは書けないものです。読書の秋ももうすぐですから村上春樹さんのスピーチでもお読みください。
2009年2月15日イスラエルのエルサレム市で行われたエルサレム賞受章スピーチです。抜粋ですが、心の耳を澄ませれば、きっと肉声も聞こえるでしょう(^^)
(引用ここから)
(前略)今日、私が皆さんにお伝えしたいのは、たった一つだけ。私たちはみな、国籍や人種、宗教を超えてひとりの人間であり、体制(The System 引用者注)という名の堅牢な壁と向き合う壊れやすい卵だということです。どう転んでも、私たちに勝ち目はありません。壁はあまりにも高く、あまりにも強く、そしてあまりにも冷酷です。もし我々に勝つ希望がわずかでもあるならば、私たち自身の魂も他の人の魂も、それぞれが唯一無二のものであり、掛け替えのないものなのだと信じること、そして魂が触れ合うことで得られるぬくもりによって以外にはないでしょう。
ちょっと考えてみてください。私たちは一人ひとり、はっきりと生きた魂を持っています。体制にはそんなものはありません。我々は体制に搾取されるのを許してはなりません。体制に命を持たせてはなりません。体制が我々を作ったのではありません。我々が体制を作ったのですから。以上が私の言いたいことのすべてです。(以下略)
(ゴマブックス刊『心をゆさぶる平和へのメッセージ』より 引用ここまで)
魂と 壁向かい合い 虫時雨
発売と同時に買った『1Q84』をまだ読んでいません。今日もお粗末さまでした(^o^)
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