コードギアス~反逆のルルーシュR2~TURN21「ラグナレクの接続」感想
これは…1期からずーっと引っ張ってきたネタのほとんどが解決されたんだな、というのはわかるけど…
…
誰か前半を分かりやすく解説してく…
人類補完計画を中断して、現世で平和な世界を作る道を選んだ、という事なのか?
「コードとはそもそも何か? 由来は? コード継承者は? OPのあの映像は? 継承や力の根源やギアス能力の差は何に依るのか? 遺跡は誰がいつ作ったのか? C.C.は継承者の中でも何か特別な存在なのか?」などなどはアニメ本編では言わずに終わるかも。というより、ここまでついてきた視聴者の大半は、コードみたいな異世界の謎解き明かしよりも、ルルーシュたちの行動に興味があるだろうし。
やっぱり、味方も敵も、
- 当面は、非常に分かりやすい目標に向って動いている
- しかし、より先に別の目標があり、それに向けてこそこそ動いてる事がわかる
というバランスが大事か。皇帝とか、R2の序盤はまだ世界征服が最終目的でオカルトじみた超兵器を探っているようにも見えていて、非常にわかりやすい仮想敵・ラスボスだった。
しかし、2話ほど前はルルーシュ絶体絶命で今まで積み上げたものをほとんど失ってたのに、今度は逆にルルーシュが超強力になって黒の騎士団がいらない子になった感じ。玉城生き残れるかなぁ。
前半のまとめ
大分前から「皇帝は実はルルーシュを大事にしてるんじゃ?」と思ってたけど、やはりそれなりの意味を持って大事にはしていたようです。ルルーシュの感情とはえらく行き違いがありましたが。
これは、ラグナレク接続は失敗し、皇帝とマリアンヌは永遠に消えたと見てよいんでしょうね、たぶん。いや、マリアンヌが「体さえ残っていれば私はまたそこに戻れる可能性がある」とか言ってたし、実はまだ何かあるんだろうか。皇帝とルルーシュの禅問答的部分は、「要は意見が一致しなくて皇帝とマリアンヌを倒したんだな」程度の認識で実はよいのかも。
…いや、それじゃ何となくすっきりしないんで、提示された内容と自分なりの解釈を。
(流れ)
- ルルーシュ「誰もが嘘を使い分ける。皆その場に応じて違う顔をしている。それは罪じゃない」
- 皇帝「違う。理解さえし合えば争いはなくなる」
- Cの世界は、集合無意識。すなわち神。ナリタでスザクが見たのは個人の意識との混在
- (ここでマリアンヌ暗殺の真相)
- ラグナレク接続
- ルルーシュは、自分が守りたいもののために戦ってきた(R2第7話など?)。結果を求めるには何かをなさねばならない
- 人が嘘をつくのは争うためだけでなく、何かを求めるから。ありのままでいい世界は変化がない、生きるとは言わない
- マリアンヌは、「死んだ人とも一つになれる」と説得
- ルルーシュは「それは押し付けた善意」と反発
- マリアンヌと皇帝は、未来はラグナレクの接続にあると主張
- ルルーシュは、それはマリアンヌと皇帝にとって優しい世界であると反発。ナナリーが望んだのは「他人に優しくなれる世界」だった…
- ルルーシュの両目がギアスに。集合無意識にギアスをかけ、時の流れを止めないよう願う
…見直してみたんだけど、どうにも会話の細かいつながりが…。これ、完全に理解出来た人はどのくらいいるんだろう?
ただ、簡単に言えば、皇帝とマリアンヌは集合無意識を全てとけあわせて嘘のない世界を作ろうとしていた、と。考えようによっては、「創造主が目指したかもしれない完成された世界」と言えます。
ルルーシュは「それは変化のない死んだ世界」と反発し、最終的にルルーシュが勝った、という事です。
…シャルル皇帝とマリアンヌ的には「計画が完成すれば死んだ人とも会えるから、ルルーシュやナナリーが今どうなろうと実はあまり関係ない」という事ではあったんでしょうね。だから、ルルーシュとナナリーを残したまま日本に侵攻した。そういう事を思えば、ルルーシュが皇帝に賛同など出来なかった、という事か…。
…
ナナリー、もう出てこないのかな…。
マリアンヌ暗殺の真実と、C.C.おびき出し
マリアンヌさん、まるでカーラですな。
- 皇帝とV.V.は嘘のない世界を作ろうと誓った。マリアンヌとC.C.も同意した
- しかし、皇帝はマリアンヌと理解しあうのが楽しくなってきた
- V.V.は、契約を続けるべくマリアンヌを殺した(※ただ、以前のC.C.の指摘からすると、V.V.も実はマリアンヌが好きだった?)
- 「目撃者はナナリー、犯人はテロリスト」と偽装
- マリアンヌは心を渡るギアスで、意識をアーニャに移す
- 事実を知ったC.C.はキョウダンから去った
- 皇帝は、嘘のない世界を作ろうと誓ったはずのV.V.がマリアンヌ殺害の真相を話さなかった(嘘をついた)事に怒る
- C.C.は全てを知りつつルルーシュを利用していた。それは、C.C.が自らを死なせるために必要だった(ギアス能力者を育てればコードを移せる:第15話)
- V.V.から隠すためにルルーシュとナナリーを日本へ
- アーニャとナナリーの記憶をいじった(さらに、ナナリーの目を見えなくし歩けなくした?)
- 元々、ラグナレク接続に必要な不老不死のコードは1つでよかったが、研究が進むにつれC.C.がいないと100%の保証がないとわかった
- マリアンヌによるC.C.の説得がうまくいかなかったため、ルルーシュを利用してC.C.をおびき寄せる必要があった
確かに流れを見てみると、ルルーシュとナナリーは道具としてそれなりに大事にされていた、という形。マリアンヌのイメージがこの回でとんでもなく変化したわぁ。
本当に皇帝もマリアンヌももう二度と出てこないんだろうか? 最終回あたりでひょっこり出てきたりするんじゃ?
ルルーシュが第99代皇帝に
皇帝になるとは聞いてたけど、権限委譲とかじゃなく「1ヶ月後」で一気に成り上がったよ。オデュッセウスはボケたふりしてるだけで実は切れ者かと思ったけど、本当にただのよい人っぽく見える。シャルル皇帝が子供の頃に比べて、ブリタニア皇室は和気あいあいとしてる?
ここまで来て見ると、「黒の騎士団とか合衆国日本とか中華とか超合集国とか実は全て回り道で、ギアス能力を得た時点で一直線にここに向っていればユフィもシャーリーもナナリーも死なずに済んだんじゃ?」と思えてしまう。いや、結果論か。物語的にもそれじゃ成り立たないし。水戸黄門が印籠を出すのは最期であって…。
ただ、1期からこの展開の場合、スザクがルルーシュ側につく事はまずあり得なかったですね。
となると、ラスボスはシュナイゼル??? 失礼ながら、皇帝に比べるとラスボスらしさがいまいち感じられない。何か隠しだまがあるんだろうか。
普通に戦うとまた泥仕合が続きそうだけど、もうあと4話しか残ってないし。それに、皇帝やマリアンヌが消えた今、ルルーシュは一体どこを目指すんだろ? あの宇宙のアレは?
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