true tears第3話「どうなった?こないだの話」感想
突然ですが、OPのCD発売日は1月23日(水)です。それと、専用カテゴリ作りました。
さて、いつものように静々と進行。でも、あちこちに気を引くしかけがたくさんあり、さらに最後に「あれ? そんな展開になるの? いいの?」というひねりが。…これは…アニメ設定でゲームが出るぐらい、ヒットしてほしいなぁ。
キャラ紹介が少し謎
「誰だっけ?」レベルの級友に名前がつけられてる一方、眞一郎の両親や酒蔵の少年に名前がない。血縁などで何か深い意味があるのか、単に名前を呼び合う事がないからなのか。
石動純のバイクはマジェスティ
このサイト的に、バイクについて少し。
石動純(乃絵の兄)が乗ってるバイクは、多分
ヤマハMAJESTY(マジェスティ)の、ダークパープリッシュブルーメタリックL(ブルー)です。
細かいところが微妙に違ってるけど、ほぼ同じ形。高校生でバスケ部で普通二輪免許取って雪国でビッグスクーターとか…やるな。
それとこの作品、本当に細部にこだわって作られています。乃絵を乗せた後「バイクをわずかに右に傾け、左足を少し動かして『カシャン』と音を立てる」シーンがありますが、あれはサイドスタンドを左足で外す動作です。バイクだとよくやる(教習では原則禁止。でも、車重が150kg以上ぐらいになると、ああしないと乗る時に転倒しやすい)。テキトーに作るなら、「ウィンカー点滅を大写し→発進を遠景から描写」でいいわけで。エンジン音もちゃんと単気筒。
ちなみに、公式サイトのストーリー解説では乃絵は赤いおわん形ヘルメットだけど、本放送では黄色いヘルメットになってます。理由はおそらく、青いバイクに赤いヘルメットは合わないから。
高1なの?
公式ブログのQandAに、驚きの新事実が。
眞一郎・乃絵・比呂美たちは高校1年生。という事は、愛子は高2。石動純もたぶん高2。去年の夏に比呂美が仲上家に来た時のセーラー服は、中学の制服って事ですね。
前半
キャプ画像。仲上眞一郎を餌付けする石動乃絵。下駄箱、机の中、ロッカーにニワトリのエサが入れられていた。
文句を言いに行った眞一郎は、乃絵が男のバイクに乗って走り去るのを見かけてしまう。
(08/01/26追記)乃絵が赤い木の実を紙に包んでますが、あれは紙を適当に折ったものではなく、薬を包装する際の標準的な折り方だそうです。
乃絵のくれたものを捨てるなんて…眞一郎ひどいな。
で、乃絵を追いかけた眞一郎が、乃絵の兄を彼氏と勘違い。ため息をつくというプギャーな展開です。…好きだとか付き合いたいとかいう気持ちはなくても、「彼氏がいたらがっかりする」程度には意識してたって事でしょう。
眞一郎の口にあーんする愛子。
愛子「どうなった?こないだの話」
公民館に差し入れを持っていく愛子と眞一郎。愛子は、「比呂美が乃絵と知り合いになりたい」という話について、眞一郎に問いただす。
「好きな人にもっと近寄りたい。だけどそれがかなわないなら、その人の近くにいる誰かに」という気持ちを語る愛子。
最初は何の事かわからなかったが、「比呂美は俺の事が好き。だから乃絵に近づこうとした」と思い至ってニヤける眞一郎。
愛子いいなぁ。三代吉にはもったいない。眞一郎にももったいないが。コーラ取り出す時の止め絵演出は「?」と思ったけど、セリフ的に愛子の心情を表してるかな?
愛子は比呂美の心情を解説してるうちに、自分が語ってる事を自分自身もやってるのに気づいたようです。予告では愛子がこけて眞一郎に抱きついたのかと思ったけど、単に勢いをつけて蹴りを入れただけでした。
夜、比呂美に届け物を頼む母親。眞一郎が比呂美についていく。海岸沿いの道は、祭りの時の思い出の道だった。比呂美は祭りの事を「覚えてない」と嘘をつく。眞一郎が昨日の「見抜かれちゃった」の意味を聞こうとすると、比呂美はさりげなく話をそらした。
眞一郎ママの比呂美への態度や、「私の子じゃない」発言は何だか裏がありそうにも思えるけど、実はそう思わせてるだけなのかも。腹違いの兄妹とかだったらきついなぁ。
- 比呂美が嘘をつく時、視線をそらす
- 気まずい事を聞かれたら、さりげなく話をそらす
など、細部も作りこんでます。
後半
幼い頃、祭りの日の思い出。眞一郎の家で暮らす事が決まった時、比呂美は全部『封印』した。
どう見ても幼い頃にフラグ立ちまくりです。眞一郎が下駄を脱いだのは、多分比呂美と同じ条件に、と考えたんでしょう。片靴でひょこひょこと歩く感じもちゃんと出てます。何で比呂美が眞一郎への思いを封印したかは、今後明らかになっていくと思われます。
「木の実のような赤い雪」が降る情景を想う眞一郎。
今日の眞一郎ポエムは、
- 比呂美に手を差し出そうとする
- 赤い木の実(赤い雪)が降ってくる
- 地べたが空を飛ぶ
比呂美を意識しつつ、心は少しずつ乃絵に傾いている感じ。
朝、一層打ち解けた眞一郎と比呂美。比呂美は男バスの試合(麦端と螢川の対抗戦)の準備のため先に出かける。
クラスから校庭の木まで転々とまかれていた赤い木の実。眞一郎は乃絵のいる木に誘い込まれ、乃絵に「俺に関わらない方がいいんじゃないか? 彼氏がいるんだろ?」と話す。
眞一郎は、木から飛び降りて足をくじいた(?)乃絵をおんぶする。
乃絵の指示で体育館の男子バスケ部試合へ。比呂美や朋与に目撃される。
乃絵の彼氏だと思っていたのは、実は乃絵の兄だった。安心する眞一郎。
アブラムシの歌に新バージョンが出来ました。
「す~ぐそこ~に アブラムシ~」
「す~ぐそこ~の 眞一郎の頭にアブラムシ~」
「眞一郎~の 背中の裏にも アブラムシ~」
乃絵は「一緒にいたのは、彼氏じゃなくてお兄ちゃん」と誤解を解く程度には、眞一郎の事が気に入ってるっぽい。乃絵って案外計算高いんでは…。
黒部朋与に好きな人を聞かれた比呂美は、「螢川の4番が好き」と話す。それを眞一郎が立ち聞きしてしまう。
乃絵の兄が関わってくるだろうなぁとは思ってたけど、これは意外な急展開。
デコビッチ朋与が、微妙にうっとおしいポジションにいますね。どう見ても、「眞一郎との仲を勘ぐられるのを嫌がった比呂美が、朋与が納得しそうな嘘をついた」という感じだけど。
眞一郎的には天国から叩き落されたような展開。比呂美が乃絵に近づこうとした事から「乃絵と親しくしてるのは俺だけ→比呂美が好きなのは俺?」と甘い妄想をしてたのに、「比呂美は螢川の四番(乃絵の兄)が好き。だから乃絵と友だちになろうとした」になったわけで。
次回予告「はい、ぱちぱちってして」
…また思わせぶりな。海岸で、乃絵の後ろに愛子(?)がいるし、乃絵の背中に翼生えてるし。いや、いつもの眞一郎の絵本世界か。「天使≒乃絵」と、イメージがはっきりするんでしょうか。
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