ARIA The ORIGINATION第4話「その 明日を目指すものたちは…」感想
ARIA4話がすごく良かったし灯里の誕生日なので、簡単に感想。「アリシアさんの役に立ちたい」という灯里が、トラゲット(ゴンドラを使った渡し舟)をやる事になって他のウンディーネたちと交流するお話。
キャプ画像。灯里が顔をごろごろ。
オレンジプラネットの杏とアトラ。
杏と、姫屋のあゆみ。
ものすごく絵が綺麗。単に描き込みが細かいだけじゃなくて、髪質とか肌の柔らかさとか重量感や内在感が感じられるというか。
……
目から汗が…。何で? 夕暮れのゴンドラの情景なのに。何でこのシーンで?
プリマになれなくてガチガチになっているアトラ。
杏「でも、それじゃだめ。ガチガチに固くなっちゃったら、今の自分の形を変えられないし、何も吸収できなくなってしまう。人を変える事は出来なくても、自分を変える事は出来るもん。今のあたしが未熟で足りないのなら、足せばいい」
杏「だから、あたしは、うんとやわっこくなりたい。やわらかければ、どんな形にだってなる事ができるし、どんなものだって吸収する事が出来るんだから。そうしたらきっと、あたしは何にだってなれる」
…泣いてる?
理性的に考えたら「かたくなった気持ちをゆるめて、いつもと違う事をやってみましょう」というアリシアさんの考えから始まった「ちょっといい話」にも思えるんだけど。あの夕暮れの大運河と、杏が自分の気持ちを語るシーンで感動。
作画って言葉はあんまり使いたくないけど、作画がすごくいいのでキャラが生き生きして見える。
- 灯里がテーブルで顔をごろごろやってぷしゅーと縮む。
- しゃべり方によって、口のあけ方が違う。
- アゴの形や髪の変化、歯まで細かく描写しているシーンも。
- 安全確認や感情表現などで、瞳が細かく動く。
- ゴンドラの重みとか布のふわっとした感じとかが出てる。
で、音楽と光、街の人々のちょっとした日常風景。「この異世界で人々が暮らしており、日々を過ごしている」と感じられる。
原画、作画監督、演出を井上英紀さんが一人でやっている事から見て、勝負回として制作した感じです。
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