ゆったりした休み―その4 薪神社

P_20160430_105710.jpg 一休寺から200mほど坂(一休坂という)を上がったところに薪神社がある。

薪はこのあたりの地名だが、京田辺市には薪ではじまる地名は50もある。
その中には「薪狼谷」とか「薪狐谷」、「薪泥々」という地名もあって、以前、狼谷の住民が、地名変更を求めていると聞いたことがあった(今でもこの地名があるということは、地名変更は認められていないのだろう)。
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さて、薪神社だが、なんともこぢんまりしたところなのだけれど、ここで異彩を放っているのが、「能楽発祥の地」という石碑。
こんなところが発祥の地?

ネットで調べると、能楽発祥の地というのは、奈良県もそういっている。より狭くは、田原本町や川西町あたりが、古くからの猿楽の座があったところで、そうしたところから能楽発祥の地ということのようだ。
奈良県には他にも、流派ごとの発祥の地があって、田原本町は金春流、川西町は観世流、桜井市は宝生流、斑鳩町は金剛流のそれぞれの発祥の地という。
前に紹介した「月読神社」も宝生流発祥の地となっているが)
奈良県は各派の発祥の地というわけだし、奈良市には能楽堂も整備され、行政が能の振興に力をいれている。薪能もやはり有名なのは奈良の興福寺のもの。
発祥の地だというだけでは、「それがどうした」となってしまう。
なお、京都の新熊野も能楽発祥の地と言っているが、京都は何でも、ええとこ取りできる土地柄だし、それでみんなが納得してしまう。

P_20160430_105723.jpg さて薪神社だけど、金春禅竹が、一休さんに能を見せた場所だとかで、あろうことか薪能というのは、この薪という地名から来ているという説もあるという。
(私は薪能は、奈良のものを一度見たのが最初で最後。)

そういえば、かぐや姫の伝承地としても、京田辺市と、奈良の広陵町とか、他にもいくつかの市町が争っている。

他にも、継体天皇の筒城宮が同志社大学のキャンパスの中にあったり、京田辺市には由緒のあるところが多い。
(訪れる人は少ないけれど。)


薪赤池 たきぎあかいけ
薪赤坂 たきぎあかさか
薪薊 たきぎあざみ
薪石ノ前 たきぎいしのまえ
薪井手 たきぎいで
薪狼谷 たきぎおおかみだに
薪大欠 たきぎおおがき
薪大崩 たきぎおおくずれ
薪大塚 たきぎおおつか
薪小欠 たきぎおがき
薪斧窪 たきぎおのくぼ
薪貝元 たきぎかいもと
薪加賀ノ辻 たきぎかがのつじ
薪甘南備山 たきぎかんなびやま
薪岸ノ下 たきぎきしのした
薪北町田 たきぎきたまちだ
薪狐谷 たきぎきつねだに
薪桑ノ木 たきぎくわのき
薪小山 たきぎこやま
薪里ノ内 たきぎさとのうち
薪四反田 たきぎしたんだ
薪城ケ前 たきぎしろがまえ
薪城ノ内 たきぎしろのうち
薪狭道 たきぎせばみち
薪高木 たきぎたかぎ
薪巽 たきぎたつみ
薪溜池 たきぎためいけ
薪大仏谷 たきぎだいぶつだに
薪茶屋前 たきぎちゃやまえ
薪天神堂 たきぎてんじんどう
薪外島 たきぎとじま
薪堂ノ後 たきぎどうのあと
薪泥々 たきぎどろどろ
薪中垣外 たきぎなかがいと
薪長尾谷 たきぎながおだに
薪名松 たきぎなまつ
薪西窪 たきぎにしくぼ
薪西沢 たきぎにしさわ
薪西浜 たきぎにしはま
薪西山 たきぎにしやま
薪畠 たきぎはた
薪東沢 たきぎひがしさわ
薪東浜 たきぎひがしはま
薪東向 たきぎひがしむかい
薪平田谷 たきぎひらただに
薪堀切谷 たきぎほりきりだに
薪舞ケ辻 たきぎまいがつじ
薪水取 たきぎみずとり
薪百々坂 たきぎももさか
薪山垣外 たきぎやまがいと
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P_20160430_105927-crop-crop.jpg 由緒だけの廃墟ではなくて、ちゃんと地元に重点をおいた営業活動もしっかりされている。








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