宇治市植物公園の八重桜
昨日、宇治市植物公園に行って、八重桜を見てきた。
昨日16日と今日17日、そして来週の23、24日は、『2016花とみどりのキャンペーン 八重桜無料公開』というイベントが行われていて、その名称通り、無料で入園できる。
この公園は10年ぶりぐらいで、前はどの季節に行ったか忘れてしまったが、桜の季節でなかったことはたしか。
桜がどこにあるかわからなかったので、順路っぽい方向へ行って、まずは温室を一回り。大温室というわけではないが、しっかり手入れされて、いろんな植物がみられる。
写真右はカカオの木。言わずと知れたチョコレートの原料。実がなっている。カカオ以外にも、いろんな植物の実がなっていて、それぞれ「実がなってます」の札がかけられていた。
温室の中には、キソウテンガイ(奇想天外、ウェルウィッチア)も育てられていた(写真左)。
キソウテンガイは、サボテンなどの多肉植物を収集していた父の持っていた図鑑で紹介されていて、その紹介文があまりにもおもしろくて抜き書きしたことがある。いつかは見たいと思っていたものだが、1990年の「国際花と緑の博覧会」でも展示されて、多くの人の注目を浴びていたと記憶する。
ここのキソウテンガイは葉は未だそんなに長くない。まだ年数が経っていないのだろう。
温室を出てしばらくは、緑がちのところ、「モミジの林」や「見晴台」を回って、いったいどこに桜があるのかと思って、この公園の名物の花のタペストリーの上から公園を一望すると、見えた。
そしてようやく桜。
多くはサトザクラの仲間である。
このあたりには、関山(カンザン)、麒麟(キリン)、一葉(イチヨウ)、鬱金(ウコン)など。
ソメイヨシノと違って花が長いと思うのだけれど、それにしても、いずれも見事に満開(って難しいけど)と見える状態である。
おもしろいことに、ヤドリギもしっかり案内板が設置されている。
普通の桜の名所なら、ヤドリギが付いたものをほっておくはずはない。ここは花見の場ではなく、植物園であることをこういう形で思い出させる。
また、ヤドリギの下の看板は、源氏物語の薫中納言の歌の紹介。
「やどり木と思ひいでずば木のもとの 旅寝もいかに寂しからまし」
「宿木」は、宇治十帖のなかでも有名な帖で、この歌も代表的なものだと思うので、この場所にぴったりだけれど、これ以外にも園内には源氏物語からの歌があちこちに紹介されている。
先日終了した造幣局にもあったとおもうが、緑色の花弁の「鬱金」(写真左)。
上の桜並木と池をはさんで反対側の桜(写真右)。
そしてこの公園の名物の「花のタペストリー」を最後に公園を出る。
昨日16日と今日17日、そして来週の23、24日は、『2016花とみどりのキャンペーン 八重桜無料公開』というイベントが行われていて、その名称通り、無料で入園できる。
この公園は10年ぶりぐらいで、前はどの季節に行ったか忘れてしまったが、桜の季節でなかったことはたしか。
桜がどこにあるかわからなかったので、順路っぽい方向へ行って、まずは温室を一回り。大温室というわけではないが、しっかり手入れされて、いろんな植物がみられる。
写真右はカカオの木。言わずと知れたチョコレートの原料。実がなっている。カカオ以外にも、いろんな植物の実がなっていて、それぞれ「実がなってます」の札がかけられていた。
温室の中には、キソウテンガイ(奇想天外、ウェルウィッチア)も育てられていた(写真左)。
キソウテンガイは、サボテンなどの多肉植物を収集していた父の持っていた図鑑で紹介されていて、その紹介文があまりにもおもしろくて抜き書きしたことがある。いつかは見たいと思っていたものだが、1990年の「国際花と緑の博覧会」でも展示されて、多くの人の注目を浴びていたと記憶する。
ここのキソウテンガイは葉は未だそんなに長くない。まだ年数が経っていないのだろう。
花博のときも思ったのだけれど、キソウテンガイはナミブ砂漠の植物で、まっすぐ数十メートル地下の岩盤まで根を伸ばし、岩盤上にたまっている水を吸収すると、前述の図鑑に書いてあったのだけれど、日本ではどうなってるんだろう。
温室を出てしばらくは、緑がちのところ、「モミジの林」や「見晴台」を回って、いったいどこに桜があるのかと思って、この公園の名物の花のタペストリーの上から公園を一望すると、見えた。
写真には少ししか写っていないが、右手の方に桜のピンクがにぎやかだった。私は写真の左手側を通ってこの場所に来たから、桜に出会わなかったわけだ。
そしてようやく桜。
多くはサトザクラの仲間である。
このあたりには、関山(カンザン)、麒麟(キリン)、一葉(イチヨウ)、鬱金(ウコン)など。
ソメイヨシノと違って花が長いと思うのだけれど、それにしても、いずれも見事に満開(って難しいけど)と見える状態である。
ヤマザクラも違う場所にあったのだけれど、既に散ってしまっていた。
おもしろいことに、ヤドリギもしっかり案内板が設置されている。
普通の桜の名所なら、ヤドリギが付いたものをほっておくはずはない。ここは花見の場ではなく、植物園であることをこういう形で思い出させる。
また、ヤドリギの下の看板は、源氏物語の薫中納言の歌の紹介。
「やどり木と思ひいでずば木のもとの 旅寝もいかに寂しからまし」
宇治は源氏物語のまちということをアピールしていて、源氏物語ミュージアムも設置されている。ただ、宇治は源氏物語のなかでも、宇治十帖の部分の舞台なわけで、まとまった量があるとはいうものの、他のまち、たとえば須磨・明石だって源氏物語の里を名乗る資格はありそうだ。
「宿木」は、宇治十帖のなかでも有名な帖で、この歌も代表的なものだと思うので、この場所にぴったりだけれど、これ以外にも園内には源氏物語からの歌があちこちに紹介されている。
先日終了した造幣局にもあったとおもうが、緑色の花弁の「鬱金」(写真左)。
上の桜並木と池をはさんで反対側の桜(写真右)。
そしてこの公園の名物の「花のタペストリー」を最後に公園を出る。