1.商売とは、
「『差』のあるところに、ネタがあるもの」です。その『差』(価格差、時間差、品質差)を発見し、機を見て敏に行動した人が成功するものです
2.商売とは、
「『客のニーズがあって』『競争相手がなかった』とき、大儲けできるもの」です
3.商売とは、
「市場規模の割に、競争の少ないときが一番儲かるもの」です。伸びそうな産業を見つけ、みんなが参入をためらう間にさっさと稼ぐことです
4.商売とは、
「上りのエスカレーターに乗って、ゆっくり歩くのがいいもの」です。下りのエスカレーターに乗ってしまえば、必死に走り続ける必要があるからです
5.商売とは、
「不安を発見し、それを煽って、その解消する方法を提案して、儲けるもの」です
6.商売とは、
「欲を煽って、客から毟り取るもの」です。ただし、笑顔を忘れてはいけないものです
7.商売とは、
「他人に差をつけたいという欲望をエサにして、釣り上げるもの」です
8.商売とは、
「怠ける人を安心させ、よく働く人を不安にさせて、カネを奪うゲームのようなもの」です
9.商売とは、
「錯覚が利益の源になるもの」です。錯覚すると、客はだまされたと感じないからです
10.商売とは、
「『夢』で客のニーズを掘り起こし、『美』で客を集め、『知』で客を納得させて 、『心』で客をファンにするもの」です
11.商売とは、
「祭りのようなもの」です。祭りは、参加者と見学者がいて成立するものです。主催者がバカ騒ぎし、客が物見遊山で集まることで、繁盛するのです
12.商売とは、
「遠くの人が相手のときは大袈裟に自己主張し、近くの人が相手のときは控え目にするのがいいもの」です
13.商売とは、
「客が愚かなままでいてくれるか、客より賢くならなければ、儲からないもの」です
14.商売とは、
「大衆の心理を読んで稼ぐか、政治動向を読んで稼ぐかのどちらかのもの」です。手堅いのは、大衆相手のものです
15.商売とは、
「単価の高いものか、すぐなくなるものを売り買いすれば、成功しやすいもの」です
16.商売とは、
「販売予測力と売り切る力があれば儲かるもの」です。とくに、季節モノ(ファッション等)やナマモノ(食べ物等)には、不可欠な力です
17.商売とは、
「まずは、繁盛させて、次に、最低限の利益を出しながら、繁盛と最低限の利益を長年続けていけば、成功するもの」です
18.商売とは、
「損しない程度に、続けていくもの」です。そうすれば、いつか大きな儲けになるときがくるものです。儲けは狙うものではなく、待つものです
19.商売とは、
「儲けることよりも、損しないことを考えていたら、長続きするもの」です
20.商売とは、
「薄利多売で高回転が基本のもの」です。でも、薄利多売は楽しくないし、体がきついものです
21.商売とは、
「やるべき範囲と適正マージンを守っていれば、長続きするもの」です
22.商売とは、
「両者納得の上で取引が成立するもの」です。片方しか納得していなければ、それは搾取です
23.商売とは、
「毎日が開店日、毎日が一月一日の気持ちで、行わないといけないもの」です
24.商売とは、
「客に思いを寄せるもの」です。趣味とは、「自分の思いにとらわれるもの」です。趣味を商売にするのは、難しいものです
25.商売とは、
「自信を持って売れる人が儲けるもの」です。自信は人を圧倒するからです
26.商売とは、
「侮辱に耐えて、それを笑顔で返せる人が、儲けられるもの」です。怒ったらお終いです
27.商売とは、
「才覚や技量よりも、金銭へのハングリーさが、最後にものを言うもの」です
28.商売とは、
「『カネ儲け』と割り切って、始める人が成功するもの」です。『こういう客に来てほしい』といった思いで、初期投資し過ぎると、成功しないものです
29.商売とは、
「求められることを、何でも断らずに引き受けていれば、細々ですが生き残れるもの」です
30.商売とは、
「『人柄』『志』『技』のある人が、客に『よさ』『らしさ』をうまく伝えられたら、成功間違いなしのもの」です
31.商売とは、
「客にいいところ悪いところを、包み隠さず、正直に説明したほうが成功しやすいもの」です
32.商売とは、
「理屈に酔うと儲からなくなるもの」です。「客を酔わせると儲かるもの」です
33.商売とは、
「新しいものを高くても買ってくれる客と、古くていいので安く買いたい客の両方がいることで、儲かるもの」です。両方大事にすることです
34.商売とは、
「『金持ち』『マニア』『大衆』の誰を相手にするか決めるもの」です。でも、自分が金持ちでないと、金持ち相手の商売はやりにくいものです
35.商売とは、「きれいごとを言う金持ちを相手にしていれば、儲かるもの」です。そういう人を狙うことです
36.商売とは、
「一見客ではなく、質にうるさいリピーターの厳しい声を聞くことで、長く続けていくことができるもの」です。しかし、疲れるものです
37.商売とは、
「無知な客を相手にしなければ、利益は上がらないもの」です。しかし、「本物がわかる客を相手にしなければ、技量は上がらないもの」です
38.商売とは、
「業者売りには、マーケティング戦略やイメージ戦略など必要ないもの」です。質を高めて値を下げる『高品質低価格戦略』だけでいいものです
39.商売とは、
「客数を増やすのが基本のもの」です。客数が減れば、利益アップ、買上点数アップ、単価アップの技を使えなくなるからです
40.商売とは、
「買い手と売り手が対等のもの」です。嫌な客が相手ならば、売らなくてもいいし、高く売ってもいいものです
41.商売とは、
「初めは、一般大衆を相手にして拡げ、最終的には、常連客に絞り込んでいくのがいいもの」です
42.商売とは、
「人間通でないと、成功できないもの」です。成功する商売人は、みんな心理学の先生になれるものです
43.商売とは、
「笑顔で接するか、バカな話をするか、アホなフリをするかして、客の緊張を解くことが成功する秘訣」です
44.商売とは、
「客の警戒心を解くのが基本のもの」です。その警戒心を解くのは正直さが基本になるものです
45.商売とは、
「客に頭を下げないといけないもの」です。もし、気に入らない客であれば、その客が持つお金に頭を下げておけばいいものです
46.商売とは、
「断られることが多いと、心が荒んでくるもの」です。厳しさだけでは、その荒んだ心を癒せないものです。せめて、職場は明るくしておくものです
47.商売とは、
「親が商売をやっている連中が向いているもの」です。サラリーマンや公務員の家で育った人に商売の教育を一から教えるのは大変なことです