最近、自分の部屋で、冷房をほとんど使ったことがありません。
2年前、猛暑の最中、エアコンが故障しました。修理を頼みましたが、お盆前でもあったので、修理に来られるのは、1週間後とのこと。
そこで考えました。エアコンの原理でもある、
気化熱冷却を応用できる何かいい方法がないかと。
当初は、水で
濡らしたタオルを扇風機に掛けて、冷風をからだに送っていました。少しは涼しくなりましたが、物足りません。
さらに、いい方法はないかと、部屋を眺めていますと、そこに、趣味の自転車用に、買ったばかりの
吸汗Tシャツがありました。
これを水に濡らし、身に着けて、扇風機に当たるとどうなるのかと考えました。そして、すぐに、実行しました。
すると、ゾクゾクっとするくらいの寒さを感じました。まさに
エアコン不要でした。それどころか、濡らしたばかりのときは、扇風機も不要なくらいでした。
昨年も、この「
吸汗Tシャツ・気化熱冷却法」で猛暑を乗り切りました。今年も十分に乗り切れると思います。去年の感じでは、部屋の温度が32℃くらいまで平気で耐えられます。
吸汗Tシャツは、昨年、ポリエステル100%のものを買いましたが、肌触わりが悪く、
チクチクする感じがしたので、今は着ていません。体質に個人差はあると思いますが、できるだけ綿比率が高いもの(
最低でも綿40%以上)がおすすめです。
また1000円程度の価格だと、水に何回も濡らし、絞り、痛んでも、もったいないと思いません。
できたら、インナー用の吸汗Tシャツではなく、外にも着ていけるものを選ぶと、さらにお得です(私の場合、夏、自転車に乗るとき、濡らした吸汗Tシャツを着て、しばらく走り、乾いてきたら、公園を見つけ、水道で濡らし、また走ります。本当に、ずっと涼しくて気持ちよく快適です)
また、水に濡らし、絞るときですが、下3分の1はギュッときつめに絞り、上は軽く絞るのがいいと思います。そうしないと、すぐに下に水分が落ちて溜まってくるので、ズボンやパンツがビショビショに濡れ、気持ち悪くなります。
吸汗Tシャツを水に濡らし、絞る頻度は、扇風機に当たる場合は、乾きが早いので1時間に1回。扇風機に当たらなければ、2時間に1回くらいです。
このエコ対策を妻にもすすめたのですが、「みっともない!宅急便のお兄さんが来たら誰が出て行くの?」と、一蹴されましたが、自分の部屋では、これからもやり続けていきます。
冷房代は、部屋の大小、外の暑さによっても変わりますが、目安として、
1部屋1時間15円かかります。
「
みっともない」より「
もったいない」の方が大事と思う方は、是非チャレンジされてみてはいかがでしょうか。
吸汗Tシャツ・気化熱冷却法のまとめ 1.用意するもの 吸汗Tシャツ。吸汗速乾、ドライメッシュ等の名でも売られています。
2.費用 Tシャツ1枚1000円程度。洗濯の替え用として2枚はほしい
3.Tシャツの生地 綿40%以上で、メッシュ加工で、薄い生地がおすすめ
4.Tシャツの濡らし方 全体をよく濡らし、上は軽めに絞り、下3分の1はギュッときつめに絞る
5.濡らす頻度 1時間~2時間に1回。扇風機の風の当たり方による